昨年の覇者スリープレスナイトが本番直前で屈腱炎を発症して引退という衝撃のニュース。春の時とは違って順調にきていただけに残念だった。
なんか今年の競馬界は残念なニュースが多いね・・・。
ドバイワールドカップを目指していた名牝ダイワスカーレットの引退、女王ウオッカのドバイでの惨敗、サンデーサイレンス後継種牡馬アグネスタキオンの急死、秋のG1戦線主役の一頭ディープスカイの引退、2冠牝馬ブエナビスタの凱旋門賞回避、そしてスプリント女王スリープレスナイトの引退・・・。
これで今秋のG1戦線の主役を飾る女王ウオッカやブエナビスタまで何かあったら今年はG1戦線が始まった途端に終わってしまうよ・・・。
主役だったはずのスプリント女王スリープレスナイトの突然の引退により、一気に混沌の様相を呈した今年のスプリンターズステークス。
1番人気は前走で女王スリープレスナイトを破ったアルティマトゥーレ、弟に皐月賞馬キャプテントゥーレがいる良血馬。2番人気は昨年のこのレースの3着馬ビービーガルダン。しかし、ころころ2頭の人気順が変わるほどにファンも迷っていたみたいだった。3番人気はオーストラリアより参戦のシーニックブラスト。
レースは、春の高松宮記念を制し春秋スプリント完全制覇を狙うローレルゲレイロが引っ張る形で展開。人気のアルティマトゥーレとビービーガルダンは好位につける。
直線でも脚の衰えないローレルゲレイロ。内から伸びるアルティマトゥーレ。しかし、内は馬場が悪かったせいか、アルティマトゥーレの脚色が良くなく、代わりに上がって行ったのがビービーガルダンだった。
逃げ込みをはかるローレルゲレイロと追い込むビービーガルダン。最後の叩き合いは壮絶だった。
ほぼ同時にゴール板を通過。テレビ画面ではローレルゲレイロが逃げ切ったように見える。しかし、ターフビジョンの映像では非常に際どかった。まるで昨年の天皇賞・秋のウオッカvsダイワスカーレットのようだった。
長い長い写真判定の末、ついに電光掲示板に着順が表示された。
勝ったのはローレルゲレイロ。これで春秋スプリントG1完全制覇の偉業を達成。ここ最近不調だったのが嘘のような激走だった。
最優秀短距離馬はこの馬で決まりか?
さて、来週はいよいよ女王ウオッカが始動する。
おそらく毎日王冠が行われる東京競馬場はG1並の入場者数を記録するのではないだろうか?それほどに彼女は人気があると思う。
今回は前哨戦なので勝ち負け云々よりレース勘を取り戻すことのほうが大事なのだろうが、日本現役最強馬として負けられない一戦であることに違いない。
非常に楽しみ。
それと、今日の日本時間の深夜、フランスで芝の世界最強を決定する凱旋門賞が行われる。
現役世界最強馬といわれるシーザスターズがどんな走りをするのか楽しみ。この馬はマジで強いよ。
硬い馬場が良いそうなので、ジャパンカップに来る可能性もあるかも?
もしも来日するようなら絶対に見に行くつもりだよ。