女王ウオッカ始動。
春のマイルG1を2連勝し、牝馬として初めてG1を6勝したウオッカがついに登場。
この馬の人気は凄い。G2なのにG1並の観客動員数を記録。私もこの馬は好きだよ。
なんていうか、華があるんだよね。スター性ではこの馬に勝てる現役馬はいないね。人気はディープインパクト級だと思う。
そのウオッカが唯一の単勝1桁倍率で行われた毎日王冠。
レースはウオッカの好スタートで始まり、そのままハナ(先頭のこと)に立つ。
直線に入っても馬なりで走っていて楽勝かと思ったら、内からするする、そしてウオッカの外に持ち出して伸びてきた馬がいた。
8歳馬カンパニーだ。これまで数々の名馬と戦ってきた百戦錬磨のベテランホースが女王ウオッカに襲い掛かる。
そして、ウオッカを完全に抜き去ったところでゴール。完勝だった。
これがG1だったら驚くものだが、今回はあくまで前哨戦。昨年も似たような展開でスーパーホーネットに差されてしまっている。
そして、一杯に追っていたカンパニーと違い、ウオッカはそんなに強く追ってなかったし、馬体も少し余裕があったと思う。
斤量も本番になればカンパニーより2kg軽くなるから巻き返しは十分に考えられる(今回は1kg差)。G1のような定量戦では牝馬は牡馬より2kg少なくなるんだよね。
休養明けのレースとしては良い内容だったんではないだろうか。逃げて33秒台の脚を使ってたし、事実、ピッタリ後ろについてた4頭の先行馬は直線追いつくどころかウオッカの影すら踏めなかったわけだし。本当に衰えを知らない牝馬だよな・・・。
まぁウオッカの場合、宿命のライバルだったダイワスカーレットとは違って、マイペースで逃げるよりも、数頭の馬を前に置いて競馬するほうが向いているんじゃないかな。
ただ、勝った馬カンパニーも褒めなければならんでしょうな。上がり33秒ですよ。ウオッカよりコンマ8秒速い。
相手がウオッカ1頭だけ、更に東京競馬場開幕週で時計が出やすいとはいえ、8歳馬がたたき出す上がりタイムじゃないよ。
8歳馬っていうと・・・ハーツクライやキングカメハメハと同じ世代?この世代は強いよねぇ・・・本当に。G1に届きそうで届かない馬だけど、本番で頑張って欲しいね。
一方、西のメインレース京都大賞典では、昨年の菊花賞馬オウケンブルースリが復活優勝。引退した同期のダービー馬ディープスカイがいなくなった分、頑張ってほしいね。ウオッカ&ダイワスカーレットの登場以降、牡馬がだらしないからね。そろそろ男の意地を見せてほしいな。
タイムも優秀だったし、あの末脚が本番でも決まれば打倒ウオッカも夢じゃない。ただ、少々ズブいから(4コーナー手前から追われてたし)天皇賞・秋よりもジャパンカップの方が狙い目かもしれないが。
さて、来週はブエナビスタが牝馬3冠達成するかどうかに注目が集まる秋華賞。
ブエナビスタがこのまま優勝するのか、レッドディザイア達のレベンジなるか、この秋注目のレース!!
楽しみだ・・・。観に行こうかな。