2015年10月30日発売予定GLace最新作「天ノ空レトロスペクト」の体験版をプレイしました~。
Hシーン体験版は既にプレイ済ですが、本編の体験版は今回初公開になりますね。
Hシーン体験版のときにも話しましたが、GLaceさんの作品はデビュー作「Timepiece Ensemble」をプレイして以来ずっと遠ざかってました。
今回はヒロインが好みそうだったので、久しぶりにやってみようかなと思ったわけです。
天ノ空レトロスペクト 概要・世界観
「天ノ空レトロスペクト」は、天ヶ丘学園掃除部メンバーが彼らの住む天ノ空市を守護する神様・アマホシと出会い、彼女からの依頼で街の記憶を取り戻すために奇怪な事件を解決していくというお話です。
あとはシステム的にはオーソドックスなADV形式です。コンフィグは物足りない感じ。まぁタイトル画面すらなかった「Timepiece Ensemble」よりは分かりやすくなってますけどw
尚、この作品にはいくつか固有の単語が出てきます。
産土神(うぶすながみ)
その土地を守る神様。シキミ達の住む天ノ空市の産土神はアマホシ。現在、アマホシは神通力と呼ばれる力の大半を無くしている状態であり、記憶にも欠落が生じています。かつて、天ノ空市が天星町と空見町という2つの街に分かれていたときは、空見町の産土神としてソラミという神様もいたようです。
産子(うぶこ)
産土神が守護する土地に住む人間たちのこと。彼らの信仰心が高いほど産土神の神通力は高まります。
リメンブランス
人々の共通認識(過去や未来すべての人々の記憶)が保管されている精神的空間のこと。アマホシが住んでいる巨大な図書館はその概念を具現化したもので、天ヶ丘学園の灯台のエレベーターからとある順番でボタンを押すと行くことができます。アマホシはこのリメンブランスを守護する神様でもあります。
祇典(ぎてん)
リメンブランスに存在する2種類の本のうちの1つ。もう1つは平凡な書物なので特に問題はありませんが、この『祇典』は産土神が著した書物であり、自意識を持っている書物のことです。これには街の記憶・・・“揺らぐことのない真実”が記録されていますが、アマホシの神通力が弱まったことで図書館から出て行った祇典は、その記憶を元に色々な物や人に憑りつき様々な怪異を引き起こし、人々の『共通認識』を変えてしまいます。例えて言うなら噂でしかない都市伝説が事実として認識されてしまうという感じです。シキミたちの記憶が欠落しているのは、本来リメンブランスに保管されるべき祇典がリメンブランスの外に出てしまったために起こった現象です。そして、この本を回収することが掃除部の主な目的となります。尚、アマホシが現実世界で行動するには媒体が必要ですが、彼女はシキミの日記帳を媒体にしています。アマホシも現実世界では祇典と同じような存在になっている・・・というわけですね。
リファレンス
祇典をリメンブランスの元の書棚に戻すための鍵の事。祇典を回収方法するには、祇典の元となる情報が必要で(祇典に記録された街で実際に起こった出来事、又は人の記憶)、その情報がなければ書棚のどこに保管すれば良いか分からないため回収することが出来ません。その情報が分かればあとは祇典と本が憑りついた媒体を引き離せば良いのですが(ただし、引き離すには媒体となっている物や産子の抱える問題を解決する必要がある)、リファレンスはその引き離した祇典を書棚に戻すために必要な物となります。
栞
祇典を無力化するもの。祇典と言えども本には違いないので栞を挟まれるとそこで休眠状態になってしまうようです。これはリファレンスを使うために必要なものとなります。
つまり、流れとしては、先ず怪異を見つける→怪異の内容から推察して祇典の元になっている天ノ空市で過去に起こった事象の情報を探し出す→元ネタが分かったら祇典と媒体を引き離す(引き離す方法は媒体によって変化する)→栞で祇典を無力化する→リファレンスで元の書棚に戻す・・・という風になります。祇典が戻れば改ざんされた共通認識は元に戻り、その間の記憶は残りません。記憶については例外はありますが。
ちなみに、共通認識を守護するアマホシに近しい掃除部メンバーは祇典による共通認識の改ざんがされにくい状態になっています。ただし、アマホシの神通力が弱っているためその守護は絶対的ではなく、状況によっては祇典の力がアマホシの神通力を上回りシキミ達も共通認識を改ざんされてしまう事があります。
天ノ空レトロスペクト 体験版 あらすじ
学園から街中の掃除その他なんでもやる天ヶ丘学園掃除部。副部長を務める主人公・藤堂シキミは、部長の大空ひまりや後輩の天宮しのん等と共にいつも通りの学園生活を送っていました。
そんなとき、シキミのクラスメイトで生徒会役員でもある難波総十郎から奇妙な噂を聞きます。『学園敷地内にある星見記念堂の灯台のエレベーターのボタンを、ある順番で押すと異世界への扉が開かれる』。
その真相を確かめるべく、掃除部は灯台の鍵を持っているシキミのクラスメイトで図書委員の石生楽深澄も連れて灯台に向かいます。初回は空振りだった一向ですが、帰宅後のふとした拍子にその謎を解いてしまいます。
翌朝、再び灯台に向かいシキミが順番通りにボタンを押すとエレベーターが勝手に動きだします。着いた先は巨大な図書館でした。そこで掃除部(+深澄)はアマホシという神様と出会います。
アマホシから街の記憶を探してほしいとシキミたちにお願いします。シキミたちも自分の記憶に欠落が生じているため、自分たちの思い出を取り戻すためにアマホシの依頼を受けることにします。
第1の怪異は動くアリストテレス像(シキミとひまりの出会いの記憶)、第2の怪異はシキミ達のクラスの担任である行定先生のオカマ化(共通認識の改ざん初体験)、第3の怪異はしのんの親友でレズビアンな篠宮絵里により学園中が同性愛者になる事件(シキミとしのんの出会いの記憶)。全て祇典による仕業であり、それらの事件を解決することでシキミ達は少しずつ記憶を取り戻していきます。
3つの怪異を立て続けに解決した後はしばらく何事もありませんでしたが、ある日の放課後、シキミはひまりの様子がおかしいことに気付きます。ひまりのことが気になったシキミはアマホシと共にひまりがいる空見神社に向かいます。そこで、ひまりの様子がおかしかった理由を聞きます。
空見神社では毎年お祭りをしていましたが、年々お祭りに来ている人が減ってきているため、露店を出してくれる人もいなくなり、来年からはお祭りがなくなるかもしれない・・・ということでした。ひまりは自分一人ではどうにもできないから諦めていましたが、シキミはひまりを励まし、掃除部でお祭りを盛り上げようという話になります。
掃除部で何が出来るかと考え、演劇をしようという話になります。本を読むのが好きな深澄が脚本を担当。他は、しのんと絵里がビラ配り、あとはひまりや総十郎が大人たちに声をかけて露店を復活してもらう・・・ということになり、シキミたちの頑張りに触発されて大人たちもやる気を出し、祭りの準備も盛り上がります。
一方、演劇をすることになったシキミたちは、学生時代は演劇部だったという行定先生の協力の元、毎日遅くまで練習を重ねます。練習の甲斐あってかどうにか見られる劇となり、シキミたちはホッと一安心。
劇の内容は天星町と空見町が合併したときの話。2つの町を2人の神様に例え、そこに合併に尽力したという天ヶ丘学園の創始者・井空円角が2人の仲を取り持つ・・・という物語でした。本番も順調に進みましたが、アマホシが途中でセリフをド忘れしてしまい劇が中断。しかし、観客の励ましによりシーンを最初からやり直すことで何とか成功に終わります。
劇が終わった後、片付けを手伝っていたシキミたち。しかし、そこにはアマホシと深澄がいませんでした。2人は神社の外れで話し合っていましたが、アマホシは深澄に対し、これまでずっと疑問に感じていたことを口にすると、深澄の様子が変わり・・・ここで体験版が終了します。
天ノ空レトロスペクト 体験版 感想
体験版ですが、数時間かかる内容だったので、共通ルートは結構長めのようです。これで共通ルート全てだったんでしょうかね?それともここから先があるんでしょうか。あるとしたら相当長いですw
最初こそ部活日常系でしたが、アマホシが登場してからはただの部活日常系ではなく、怪異を解決していくミステリーなお話になっていきます。まぁ怪異って言っても、オカマだったり同性愛だったり、内容は少々コミカルな感じになってますがw 最初の像は本当に最初だけ怪異っぽい感じでしたけどw
設定がキチンとあるので、シナリオは結構楽しめました。怪異が起こっても解決方法がアホっぽかったりするので(最後はちゃんと締めますが、オチはあるw)、明るい雰囲気のまま進みます。ただ、推理物・・・とまではいかないので、そんなに深い内容ではありません。あくまでファンタジー要素のある学園ラブコメって感じです。
ヒロインに関しては・・・まずは大空ひまり。シキミのクラスメイト。シキミのことを「しっくん」と呼んでいます。幼馴染ではないけど、よくお互いの性格を理解しているので、幼馴染のように感じられます。掃除が大好きで行動力とリーダーシップがあり、常に皆を引っ張っていく存在。何故かシキミを女装することに興味があります。第3の怪異で絵里に同性愛者にされて深澄にベッタリだったときもシキミが女装するというときだけ正常になった程www 見た目は好みですが、自分が最初に持ったイメージとはかけ離れてた感じなので、体験版をプレイした後は少々微妙な印象になりました。恋人同士になってからは変わってくれると嬉しいなぁ。声が遠野そよぎさんなのは良いですしね。
続いて天宮しのん。体験版をプレイして1番気に入ったヒロインですね。シキミの後輩で、シキミのことを「センパイ」と呼び慕っています。本を読むのが苦手で頭で考えるより先に身体が動くタイプ。要するにアホの子w 愛すべきバカな上に懐いてくるので、非常に可愛いですねw 掃除が苦手だけど、料理上手ってのは非常にポイントが高い。おっぱいも大きいし!秋野花さんは本当に年下ヒロインが似合いますよねぇ~。お蔭で最近好きになりましたw
石生楽深澄はシキミのクラスメイトで図書委員。本を読むのが何より好き。クールな美少女のため男子の憧れの的。しかし、そういったものには興味がない感じ。普段は周りのことに無関心ですが、自分が興味を持ったものに対しては夢中になるタイプで、面白そうだからと掃除部の活動に協力し、最終的には掃除部に入部することになります。何をやってもすぐ人並み以上に出来る天才肌。普段は無表情なことが多いですが、虫が大の苦手でそのときだけは子どもっぽくなって可愛いですねw 過去が一切不明であり、名前や虫が苦手ということからある神様との共通項が見えてきます。おっぱいは1番大きいのでHシーンに期待したいw
最後はアマホシ。神様。本作のロリっ子枠w おっぱいはまったくないわけではないのが良いかなw 見た目同様に中身も子どもっぽいので、皆からは可愛がられています。頑張り屋さんなので見ていてこう応援したくなる感じかな。父親の気分になりますねw
サブキャラはシキミの姉の榊としのんの親友の絵里がいますが・・・特に好みではないので、ヒロインにならんでも特に気にしないかな(爆)
そんなわけで、デビュー作「Timepiece Ensemble」が結構面白くて最後は少し感動できましたし、今回も体験版をやってみて後半面白くなりそうだなって感じたので、製品版が楽しみです。・・・とりあえず、しのん特典のげっちゅ屋で予約しときましょうか(爆)
「天ノ空レトロスペクト」の公式サイトはコチラから↓
![天ノ空レトロスペクト](http://dl.glace.me/GLace/amanosora/bnr/19.jpg)
しのんちゃんが可愛いですね(*´Д`*)b