◆GO!GO! 親子だるまくんが行く!!◆
日本で初めて国産ワインが醸造されたのが甲府だということをご存知ですか?
明治3~4年ごろ、現在の武田3丁目辺りで、山田宥教(ひろのり)と詫間憲久(のりひさ)の2人が、
全国で初めて甲州種や山葡萄でぶどう酒の醸造を行ったという記録が残っています。
現在でも、山梨のワインは生産量・味とも国産ワインのトップクラス!!
そんな、ワイン王国 山梨の中心“甲府市”にある
4つの個性豊かなワインセラーを親子だるまくんとご紹介します!!
★サドヤ
サドヤの歴史はと~っても古いんです
もともとは、江戸時代より続く油屋「佐渡屋」を明治42年に洋酒、ビールなどを扱う「サドヤ洋酒店」に転業。
大正6年(1917)に現在の場所で「サドヤ醸造場」が創業されました。
広い敷地の地下には約700坪もの地下セラーが広がっています(見学可・有料)
お薦めのワインは・・・
口当たりが優しく、日本食などの繊細な料理にも良く合うシャトーブリヤン。
敷地内にあるワインショップでは試飲も可能(無料、一部有料試飲あり)。
山梨発祥の一升瓶ワインもありますよ~
「ワインはブドウから」の考えのもと、ブドウの栽培はブドウ栽培コンサルタントと提携して、
ワイン造りに力を入れているというシャトー酒折。
スタッフの多くが日本ワイン検定資格を保有しているため、日本のワインについて知りたい方にはお薦め
ワイナリー見学には無料のものと、有料のものがあり、
有料のものは2時間程掛けてワインについてたっぷりお話が聞けるそうです
もちろん試飲(無料・有料)もありますよ
お薦めのワインは・・・
甲州ドライとマスカット・ベリーA
日頃の食事と一緒に楽しめるワイン造りを目指しているとのことで、
お気に入りのワインを見つけて毎日の晩酌にいかがですか
1984年から現在地にてワイン専門で醸造を始めた信玄ワイン。
「いいブドウをつくらないと、いいワインはできない」というモットーの基、
ブドウの栽培から醸造、瓶詰め、販売までを主に1人で行っていることに驚かされます
お薦めのワインは・・・
甲州種、甲斐ブラン、マスカット・ベリーA、甲斐ノワールの四品種ごとに醸造する葡萄蔓(えびかずら)
小さなお店ながらも、定休日なし、試飲(無料)、工場見学も可能です。
街中のワイナリーにぜひ足を運んでみてください
日本では栽培が難しいとされるピノ・ノワール(ロマネ・コンティの原料ブドウ品種)。
フランス ブルゴーニュ地方を中心に生産されているピノ・ノワールのワインは、
世界でもっとも高い評価を得ている品種で「ワインの王様」と呼ばれています
そのピノ・ノワールを日本最大級の自社農園で生産しているドメーヌQ。
お薦めのワインは・・・
もちろん自社農園で栽培したブドウで醸造した『ピノ・ノワール』
また、リンゴ酸のきりっとした切れ味と青リンゴのような風味が特徴の
日本で1番早い新酒『ヌーヌーボー』もお薦めとのことです
敷地内のワインブティック コルクでは、無料で試飲することができます。
お気に入りの1本を見つけてみてください
また、予約をすれば、ワインセラーや畑の見学も無料ですることができます
そうなんだよ、親子だるまくん
実は、今回ワイナリーをご紹介したのは、
山梨県外から甲府市のホームページを見る方の多くが
ワイナリーの情報を求めているということがわかったからなんです
甲府市民にとっては、
身近すぎてこの恵まれた環境になかなか気付くことができませんが・・・
国産ブドウを使った国産ワインを造っているワイナリーがこんなにも身近にあって、
レストランはもちろん、居酒屋や近所のスーパーでさえも
当たり前のように国産ワインを手に入れることができるというのは、
実はとっても贅沢なことなのかもしれません
身近すぎてワイナリーに行ったことがないという方も多いと思いますが、
ぜひ一度ワイナリーに足を運んでみてください
実際にブドウを栽培されている方やワインを造っている方にお会いしてお話を伺うと、
日々の努力やワイン造りへの情熱を知ることができ、より一層ワインに対する愛情が増す気がします
きっとお気に入りのワイン、お気に入りのワイナリーを見つけることができると思います。
そして、今回4つのワイナリーのみなさんにお話をお伺いしていると、
みなさん口を揃えて
「ワインをもっと気軽に飲んでもらいたい」
「どんな料理にも合うワイン造りをしたい」とおっしゃっていました
ワインというと高級で、記念日や特別な日に飲むイメージが強いですが、
甲府で作られているワインは、日常の食卓にマッチする味のものが多いとのこと。
「ワインを飲むから、チーズを買ってこよう」とか
「このワインには何の料理が合うかな?」とか考えずに、
普段の食卓で、ビールの変わりに、日本酒の変わりにワインを飲む・・・
それが甲府流のワインの楽しみ方なのかもしれませんね
今回紹介したワイナリーのワインは、
全てかいてらす(山梨県地場産業センター)でも購入することができます
これからワインの旬の時季を迎えます
秋も深まり、甲府市内の観光スポットももっとも賑わう時季。
11月2日には、県内の新酒が一斉に解禁します
2013年の新酒を楽しみにお待ちください。
甲府市民のみなさんも、観光にいらっしゃるみなさんも、
この秋は甲府のワインをぜひお楽しみください