◆甲府商科専門学校での学びの一幕◆
地元企業への就職率、7年連続100%で知られる市立の専門学校。
今回は、その甲府商科専門学校生による成果発表会の様子をお伝えします
2月22日(月)、市総合市民会館にて開催されたこの発表会。
発表者は、当校で「山梨地域経済概論」を学ぶ学生たちです。これは、社会人として求められる「情報を分析し課題を解決する力」を身につけるため、平成29年度から行われている授業の一環であり、1年間の集大成の場となっています。
初年度は、県内6市町村の現状と課題を分析し提案を、2年目は、地域を甲府市に限定、昨年度は、地域を全県に拡大して、それぞれ3テーマで課題研究。
そして今年度は、「観光」「宝飾」「ワイン」に「機械電子」を加えた4テーマによる実施です
はじめに、奥田校長先生から趣旨説明がありました
「社会人基礎力として大切な3つの力、アクション・シンキング・チームワークを育成するために始まったこの授業。”有為な地域人材を輩出する”という本校の設立理念にも通じるものです」
そして、いよいよスタート
校内選考を経て選出された4グループの代表者による発表です
発表❶ ワイングループ「果実の雫」
絶妙な間の取り方、声のトーン、聴講者を引きつける問いかけなど、
大人顔負けのプレゼン能力の高さにしょっぱなから驚かされました
発表❷ ジュエリーグループ「コロナ禍で輝くジュエリー」
リスクをリスクと捉えない発想の豊かさや頭の柔らかさ、
チャレンジ精神に圧倒されました
発表❸ 機械工業グループ「『半導体製造装置』産業の可能性について~山梨の強みを極大化するために~」
山梨県を日本一テレワークのしやすい場所に!日本のシリコンバレーに!
という提案には、夢が広がります
発表❹ 観光グループ「ウィズコロナでも山梨どう?」
ゲーム機能を追加させた観光アプリやSNSでの発信提案は、
とても説得力がありました
最後に講座開講期からお世話になっている山梨学院大学の今井先生から
「自身で課題を見つけ解決策を考えることやプロセスの大切さ、プレゼンによってさらに
他分野へも理解が深まること」などのお話と学生たちへの労いの言葉がありました
発表には、先生から教えていただいたRESAS(地域経済分析システム)のデータ分析も活用されていたようです。
また、山梨中銀経営コンサルティング株式会社の岡本部長からは「山梨はこれからリニアも通じ重要な時期を迎える。デジタルネイティブの皆さんにはぜひ、自信と誇りを持ってその柔軟なアイデアをこれからの社会に役立ててほしい」との激励が寄せられました
見守り、育て、導く側の大人とその期待に応えようと自らの力で前進していく学生たち。
社会へ羽ばたいていく前の、温かい学び舎のワンシーンがありました
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市立甲府商科専門学校 HPはこちら http://www.kcc.ac.jp/