「異性の間でも、 同性の間でも同じだと思いますが、 特に、 異性の間で二人の距離が近づくときには、 双方の持っている 『お母さんイメージ』 がものを言うようになりますね。
『母の愛』 というものに信頼を持てている人とそうでない人との間で、 不安の程度に差が出てくるんです。 『お母さんが私を愛しているのは当たり前だ』 と思える人の方が、 楽々と人を愛せるんですよ。
『あたしは愛されて当たり前』 と思っているから、 軽々と飛び回って、 くっつきたい人にくっついて、 仮にふられても、 『まあ』 なんて驚いて、 『あっそ、 ご迷惑ならほか行くわ』 なんて言って、 あんまり傷つかないんですね。
母の愛を信じられるような状態になかった人っていうのは、 どうしても 『証拠探し』 をする。 相手のそぶりの中に 『自分を迷惑に思っている』 証拠を探して、 否定的にものを考えていくんです。」
『家族パラドクス アディクション・家族問題症状に隠された真実』 斎藤学 より
母の愛 責任重大。
いつも楽しく読ませて頂いています。
ほとんどのお母さんは、もうそのままで十分お子さん達を愛し、愛されていると思います。
それでも時々「親の心子知らず」と言う場面も出てきますが。