客:桜が見ごろだな。緊急事態宣言も解除されたし。今日あたりから花見客がどっと増えそうだな。
主:しかし呑み屋は1時間延びたとはいえ、相変わらず時間制限やってるから、夜桜見物としゃれて繰り出すのもなんだか興が乗らねえな。
客:まあな。でも9時までなら少しは飲める。どうだね、宵の口から一杯。
主:いいよ。
(二人、行きつけの店に出かける)
客:しかし、町内の桜まつりも今年は中止だとよ。まったくいつまで続くのかね。
主:まだ当分続くだろう。こりゃコロナそのものの脅威じゃなくて世界中のパンデミック信者たちがメディアに洗脳されちまった結果だからな。必要もないのにマスクが一向に取れねえのを見てもわかる。
客:多少はマスクも効果があったんじゃねえか。
主:いや、ふつうのマスクは無意味だよ。50万人も死者が出たアメリカでも、すでに16の州でマスクは解除になってる。特に子どもには有害無益だよ。あのエネルギーで駆け回るのに、呼吸が苦しくなるし、いろんなところ触った手でいじるから不潔だ。第一、子どもにはこの1年間、コロナは全く感染してない。重症者や死者は高齢者ばかりだ。
客:しかし感染してなくても検査陽性者だったらうつす可能性があるだろ。
主:それがさ、PCR検査ってやつがインチキだらけなんだよ。これは何度も書いてるんだけど、PCRの発見者のキャリー・マリス博士がコロナ感染の診断に使っちゃいけないって警告してたのに、その警告を無視して全世界に広がっちゃった。博士は謎の死を遂げたんだ。せめて彼が生きてればな。
客:発見者自身が診断に使うなって警告してるってどういうことだい?
主:PCRは新型コロナ遺伝子の存在を確かめるだけのもの。もし君の喉に一つでも二つでもコロナウイルスがついてるとするとCt値さえ上げればその存在を検知することが可能になる。つまり陽性者にされてしまう。でもそれで君がコロナ感染者だってことにはならんだろう? コロナ感染者になるためには、細胞の中に少なくとも数百個レベルでウイルスが侵入する必要がある。
客:Ct値って?
主:ウイルスのRNAを増幅させるために検体の温度を上げ下げするサイクル数のこと。35サイクルくらいが適切って言われてるのに、日本は何と40以上に設定しちゃった。35から40にするだけで32倍になる。45なんてところもあったな。これだと1000倍だ。こんなことをすると、感度が異様に鋭敏になって、擬陽性がやたら増えちまう。現に去年の10月にはすでに日本感染症学会が、「検査で陽性でも感染性が低い症例がかなりの頻度で存在する可能性がある」と言ってるんだ。日本疫学会でも、今年の3月時点で、「今回のコロナウイルス感染症については、実際に感染していることの把握が難しいことから、実際の感染者に対してPCR検査がどれほど正しく診断できているかについての正確性の計算がまだできていません」と公表している。
客:そうすると、要するに、PCRじゃ、陽性か陰性かの基準ができてないってことになるな。PCRで陽性とされても新型コロナに罹ってるとは言えないことになる。
主:その通り。英国の研究でさ、Ct値が25より小さい陽性者の85%以上は他人に感染力があるウイルスが培養できたけど、35を超えると8.3%しか培養できなかったとの結果もあるそうだ。つまりこれはウイルスの死骸を用いてる可能性が高い。
客:インフルエンザウイルスもひっかけるのかな。
主:たぶんね。われわれの体の内外はウイルスだらけだからな。君が日本で感染者にされても、台湾で検査受けたら、あそこはCt値35だから陽性にもならない公算が大きいよ。しかも、PCRは、じつはウイルスだけじゃなくて、マイコプラズマやクラミジアなんかの細菌にも反応しちゃうらしい。でもメディアの発表は、ずっとPCRで陽性反応が出たことだけで、コロナ感染者何名、って発表し続けてきたんだ。検査人数との割合も言わない。この幼稚なトリックに世界中の国民がたちまち引っかかって、パニックはあっという間に広がっちまった。
客:しかし、現実に世界中ですごい数の死者が出てるじゃないか。
主:そりゃ世界中の死者を集めたら確かにちょっとした数字になるだろうな。(スマホを取り出す)3月24日現在で累積271万人か。でも世界人口は77億人だから、100万人当たり352人。1万人当たりだと3.5人だよ。人口1万人の村で、3人か4人しか死んでない。それもほとんど爺さん婆さん。これでパンデミックなんて言えるかね。
客:うーむ。絶対数だけで何か言っちゃだめだってことだな。
主:そう。しかも、この数字は水増しされてる可能性が大いにある。コロナに感染してた高齢者が他の病気で死ぬと、全部コロナ死にカウントされてるところがいくつもある。日本もその口だ。もっとも中国みたいにコロナを制圧したように見せかけたくてわざと少なく見せている国もあるけどな。
客:日本の統計数字も当てにならんのか。
主:ならん、ならん。去年の6月18日に厚労省が、ほかの死因で死んでもコロナに罹ってたらそれを公表しろって自治体に通達出したんだ。それからは「コロナ死亡者」が実際以上に増えちゃった。
客:それにしても日本の場合は、そんなに多くないんじゃないか。それはどうしてなんだ。
主:専門家のいろんな説があるけど、とにかく少ないね。山中伸弥教授が「ファクターX」って呼んだ奴な。たぶんアジア人種固有の疫学上の問題だろうな。逆に日本人が弱い病原体もあるからな。
客:それでも、パンデミック、パンデミックと大騒ぎだったな。
主:うん。メディアが大ぼら吹いて、それに小池都知事なんかがここぞと便乗して政治利用したのさ。都議会選も近いからな。しかし一応ここは厚労省発表を信用するとして、とりあえず数字をきちんとしておこう。累積陽性率(陽性者数÷検査件数)が4.6%、でもこれはだいたいが治っちゃってる。累積死亡率(死者数÷人口)は、0.007%。これは1万人に1人も死んでない計算だ。くどいようだけど、水増しでこれだぜ。どこにパンデミックがあるのかね。どうして経済をこれだけ犠牲にしてまで緊急事態宣言だの、時間短縮営業だの、イベント中止だのを打つ必要があったのかね。街頭の集会で中3の男の子が、大人たちの勝手によって修学旅行の想い出も得られなかった、僕たちの青春を返せって、力強く訴えていたぞ。それに、2度目の緊急事態宣言なんて、正月のピークアウトを過ぎてから出してるんだ。間抜けもいいとこだよ。しかも、ここのところコロナ死者数はずっと下がりっぱなし。
客:君の話を聞いてると、なんだかコロナなんて大したことなかったみたいな気がしてくるな。
主:まさにそう言ってるのさ。誰でも数字を調べればすぐわかるのに、行政も専門家もそれに沿った判断を下そうとしない。メディアの煽りときたらひどいもんだった。こういう資料もあるよ。2020年1~10月の日本の総死亡数は前年同期より1万4千人少ないそうだ。パンデミックというからには、超過死亡数が突出していなくてはならんだろう。
客:そう言えば、こないだから疑問に思ってたんだけど、今年の冬はインフルエンザがほとんどなかったな。あれはなぜなんだろう。
主:うん。その現象は、アメリカでも目立ったな。前年にはインフルエンザが猛威を振るったのに、今年はコロナになり変わっちゃったみたいだ。俺は素人だから推測になるけど、理由は二つあると思う。一つは疫学的な理由。つまり新型コロナがある程度流行ったために、新型コロナウイルスがインフルエンザウイルスに干渉した。ただしこの説は、新型コロナウイルスが新型コロナウイルス(covid-19)として確定的に分離されているとしての話だ。けれど、これも機会があったら話すけど、どうもこの点にも確実とは言えない疑念が残る。もう一つは、これはネットに出ていたある医師が言っているんだけど、2019年までは、風邪ぎみで医者にかかった時に、症状の軽重によって「健康」「風邪」「インフル」の三つに分類される診断がなされて、それに応じた処置を受けていた人たちが、2020年からはまずPCRが行なわれて、そこで陽性反応が出ると、すべてコロナと診断されてしまうようになったこと。もしCT値によってはPCRが旧コロナ、つまり普通の風邪のウイルスにも反応するんだとすると、この説はかなり説得力がある。まあしかし、ほんとのところはわからん。いずれにしても、大事なのは、この1年のコロナパンデミック騒ぎは、ほとんど根拠がなかったって事実をよく知ることだよ。日本にも少し出てきたけど、欧米では、すでに大勢の医師が名乗りを上げて「コロナパンデミックは存在しない」と主張してる。欧米の場合はロックダウンを繰り返して、日本よりも行政の縛りがきついところが多いからね。それだけコロナの存在自体を疑う専門家も多いし、反対運動も起きてるんだろうね。
客:欧米と言えば、スウェーデンは、他の国と違って隔離政策をとらずに集団免疫策をとったために大失敗したとかいう話を聞いたんだけど。
主:はは、それはフェイクニュースだよ。ヨーロッパ諸国じゃ厳しいロックダウンを実行したところと、スウェーデンのように比較的ゆるやかな規制で通してきたところと二つある。もっともスウェーデンは昨年の12月ごろからかなり規制を厳しくしたけど、ロックダウンは敷いてない。しかし大失敗なんてことはないさ。どちらでも同じなんだよ。隔離政策も集団免疫策も効果があったとは思えない。100万人当たりの死者数の推移を表したこの図を見てごらん。一応これを信用することにしよう。
小さくて見にくいけど、上のほうに欧米先進国が集まってる。このなかで、左側に黄緑の線で他と違ってちょっとガクガクってなってる線があるだろ。それがスウェーデンだ。でも他の欧米先進国と全体のカーブの仕方はほとんど同じ。特にスウェーデンが目立つということはない。そして肝心なことは、どの欧米先進国も、2020年4月に急激に登って、5月にはぐっと折れ曲がって水平になり、11,12月にちょっと上昇して、あとはまた水平に近い線をたどってるってことだ。これはつまり政策があまり関係なかったことを示してると同時に、寒くなって少しウイルスが活性化したが、今は全体として終息に向かってることを示している。
客:ははあ、Worldの線も上昇カーブだったけど、ほぼ水平に近づきつつあるな。でも諸国に比べていまでもやや上昇カーブがきついようだけど。
主:それは中南米、アフリカ、アラブ諸国などの発展途上国がグラフに書き込まれてないから。こうした国は遅れて上昇してきて、まだ上昇中のところもある。
客:うーん、もしこの通りなら、これからワクチンなどあわてて打たないで、もう少し様子を見た方がいいように思うけど。
主:俺もそう思う。ちなみに水平に近くなっているのは、ワクチンの効果が出たからじゃないからね。もしそうだとすると、昨年の5月から10月までの水平線が説明できない。それにイギリスで12月上旬から開始だから、まだそんな効果など顕著になってないはずだ。
客:ところでそのワクチンだけど、君は打つかい。
主:もちろん俺は打たないよ。だけどその話は重要なんで今度の機会にしよう。とにかく新型コロナがパンデミックだったというのは、世界を視野に入れても壮大な茶番だったというのが俺の一貫した考えだ。そのことを基本に据えてワクチンについても考えた方がいいよ。そろそろお開きにするか。
客:おっと、もうそんな時間か。今度話す時にゃ、桜も散ってるかもな。
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