小浜逸郎・ことばの闘い

評論家をやっています。ジャンルは、思想・哲学・文学などが主ですが、時に応じて政治・社会・教育・音楽などを論じます。

厚労省よ、民衆の生の声を聞け!

2021年09月25日 11時07分05秒 | 社会評論


一年半にわたって、コロナ―ワクチン騒ぎに懐疑的な論考を書いてきました。
はじめはコロナ騒動が仕組まれたものだとは思っていませんでした。

ただでさえ凋落を続けている日本経済を、奈落の底に突き落とすような政府・自治体の措置に腹を立てていたのです。

しかし、マスコミの不自然きわまる煽りと隠蔽工作、厚労省のコロナ死の水増し通達、世界のコロナ死の頭打ち状態、PCR検査のインチキ性、武漢ウイルスの実在の不明瞭さなどを次々に知る事になりました。

事ここに及んで、コロナパンデミックなるもの自体が存在せず、情報操作によって仕組まれたものであると感づくようになりました。

やがて早々とワクチンが登場しましたが、この世界的拡散がコロナ収束に効果をもたらしているどころか、逆に感染者の増大や重篤な副作用の発生、死者・重症者の著しい増加などをもたらしている事実が明らかとなりました。

この事実は、世界中の良心的な医師や研究者によって証明されています。

ここでは特に、ワクチン推進の世界的組織GAVIのメンバーであるベルギーのボッシュ博士、ファイザー元副社長のイードン氏、ワクチンの研究に自らかかわったカナダのブライドル博士、日本では、井上正康博士、高橋徳博士、大橋眞博士、岡田正彦博士らの名を挙げておきましょう。

各国の推進当局は、それでも接種を半ば強制的に勧めてきました。
今では、少数の例外を除いて、ワクチン接種を若者や子どもにまで強制しようとし、さらにはワクチンパスポートによって行動規制を厳格化しようとしています。

今さら言うまでもありませんが、新型コロナは子どもにはかかりませんし、若者の患者もごくわずかです。

そしてほとんどの場合、軽症で治ってしまいます。
新型コロナなるものは、普通の風邪と変わらないちょっとした流行病に過ぎません。

いったい何の根拠があって、毒性の高いワクチンを、未来のある子どもや若者にまで打たせようとするのか。
何のためにワクチンパスポートなどを発行して、民衆の行動を制限するのか。

ここまで推移をたどってみた時、コロナパンデミックからワクチンパスポートにいたるまでの一連の過程が、すべて国際的な有力勢力(DS)によって、世界を支配するためにあらかじめ計画されたものだったという結論に達します。

ほかに考えようがないのです。
このことは、つぎのような事実によって裏付けられます。

・2010年におけるビル・ゲイツ氏の人口削減発言とその後のワクチン推進行動

・2019年にニューヨーク州ホテルピエールで行なわれた、capsと呼ばれるウイルスによるパンデミックのシミュレーション「event201」

・米アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長アンソニー・ファウチ氏の機能獲得実験の推進と武漢ウイルス研究所への譲り渡し

・NIAIDの資金提供による、コウモリのコロナウイルスに遺伝子編集を施して、ヒトの細胞に感染させる実験の成功例(崎谷博征『ウイルスは存在しない!』上巻p.80以下)

・巨大製薬会社の検証不十分で拙速なワクチン製造と、それによる莫大な利益獲得

・新型コロナの治療に有効とされる薬(イベルメクチンなど)の承認不許可

・各国政府が先を争うようにワクチン接種率の向上を目指して動いてきた事実

・にもかかわらず、かえってコロナ感染の増大や死亡者の増加を招いたために、感染予防には効果がないと弁解した事実

・ワクチンの2回接種では効果がないために、3回目の接種を実行に移している政府が存在する事実

・接種後に重篤な副作用や死者が頻発している事例の一部を、公式発表しているにもかかわらず、因果関係をけっして認めないこと(米CDC発表の死者13000人、厚労省発表の死者1155人。実際はこの数十倍はあるというのが定説)

さて、いくらこうした情報提供を行なっても、けっして説得されずにワクチンを受けてしまう人がたくさんいますね。

これは一種の宗教になってしまったからだと、前回説明しました。そしてこの世界新宗教に、私は「コロナ真理教」という名をつけました。

またたく間に何十億人もの信者を獲得してしまったこの恐るべき洗脳力には、ただただ感心します。

しかし私は、ブログでこの邪教の狂った様子を指摘し続ける一方、「本当のことを知ろう」をモットーにしている「あさまママの暮らしの中で」というブログを中心に多くの情報を得て、信憑性が高いと考えられる記事を毎日のようにFacebookにシェアしてきました。
https://www.facebook.com/i.kohama

その中に、「泣いて生まれてきたけれど」というブログがあります。

この管理人の方が、「報告は氷山の一角!コロナワクチン接種後の副反応、死亡のツイートが多すぎて戦慄!」というタイトルで、長い時間をかけて、ツイッターでやりとりされた一般庶民のワクチン接種体験や、身近な関係者からの接触体験の見聞を実に丹念に知らせ続けています。
https://ameblo.jp/sunamerio/entry-12694152400.html

これは前にもお知らせしたのですが、このブログが69回を数えた時点で、ここに出てくるワクチン接種後に死亡したヒトの数を、ある読者が数えたところ、3800人に上っていたそうです。

現在95回に達していますから、単純計算でも5300人以上になります。
でもこの期間にワクチン接種頻度は上がっていますから、実際にはもっと多いでしょう。

もちろんこれからも増え続けることは確実です。
ところで私は、公式発表や学者の警告や試算などよりも、こういう庶民の生の声が持つリアリティを信じる者です。

なぜなら、この人たちのツイッターによるやりとりには、身近な関係者どうしが地べたを這うようにして情報を伝え合っているので、そこには生活者の切実さがこもっているからです。

読んでいると、なんとも言えないやりきれなさと哀しみに襲われます。
みなさんも、ぜひ一度、接してみてください。

今回は、その中から、「えっ、どうして!?」と感じさせる例を2つ、原文のままにお伝えします。

1.《接種後の容態など、心配は尽きなくてワクチンが原因で赤ちゃんも私も死んでしまうこと覚悟しなくてはと不安で仕方ありません😢
先日お世話になった上司がワクチン接種後に脳出血で死んでしまったと連絡も入り本当に複雑な心境ですが接種しようと思います💦
》9月10日

2.《コロナワクチンを今日打ってきます。
友達の知り合いもコロナワクチンで亡くなっています。なのでもし今日『コロナワクチン終了!』とツイートされず、Twitter自体低浮上になったらそーゆー事だと思ってください。きっと生きて帰ります!! 
頑張るよ!!!


これに3として、知人から送られてきた情報も添えましょう。
タクシーの運転手さんから聞いた話だそうです。

3.いつも送迎していた隣町の老夫婦。1回目のワクチン接種で病院に送迎、2回目のワクチン接種の送迎をしたときは奥様だけだった。聞くところによると1回目の接種翌日に旦那さんが容態が急変してお亡くなりになったとのこと。

1は妊娠しているのでしょう? 赤ちゃんも死んでしまうことを覚悟しながら受けに行くという。合理的な思慮判断からは考えられない意思のあり方ですね。「だからこそ受けたほうがいいんだよ」などとアドバイスする人が周りにいるんだろうなあ。

2は特攻隊に出撃していく時の心境に近い。「そーゆー事」とは死を意味しますね。
「頑張るよ!!!」というカラ元気がむなしく響きますが、「頑張る問題じゃねえだろ」などと揶揄する気にはなれません。

3は、夫がワクチンで死んでしまったのに、さしたる疑いも持たずに自分も2回目を打ちに行く。
しかしこの疑うことを知らない不合理きわまる心境にも、「何考えてるんですか!」と叱咤する気にはなれません。たぶんそれは無駄でしょう。

かといって、馬鹿な人だとあざ笑う気にもなれません。
とにかく、日本は(そして世界も)とんでもないところに来てしまいました。

それで、こうした庶民の声を聞いて、戦時下の民衆の心境とは、このようなものなんだということを思い知らされました。
迷いをせいいっぱい表出しながらも、「仕方なく」戦地に赴いてしまう。

「大日本帝国」は超大国アメリカと先端を開いてしまった。そうである以上、われら帝国臣民は運命共同体だから、死ぬことも覚悟で行ってきます! でも必ず生きて帰ってきます!・・・・・・。

かつても「神国日本」という宗教があった。今も「コロナ真理教」という宗教がある。
どちらも今、戦争をしている。

ただ二つの宗教で違うのは、次の二つの点です。

一つは、かつては国家という観念の共同体が人々の心の中にしっかりと住み着いていて、その「敵」がはっきりしていたが、今はグローバリズムが、その観念を培養する枠を取っ払ってしまったので、よほど目をこらさないと「敵」が見えなくなってしまったこと。

二つ目は、かつては曲がりなりにも有能な司令官がいたのに、今は誰もいないこと。だから「命令ではないけど命令みたいなもの」にしたがって進むほかない。

司令部らしきものが出している無残な情報を二つ紹介しておきましょう。
いずれも戦意を完全に喪失しています。
そもそも司令部に、戦争をしているという自覚がありません。

●厚労省2021年9月7日発表
  

●国立感染症研究所2021年7月28日発表


やはり、国に頼らず、空気に頼らず、同調圧力に負けず、私たち自身で闘っていきましょう。
最後に、厚労省が7月までの超過死亡数を発表しました。これをグラフにしたものをかかげます。昨年はコロナが流行したと言われたにもかかわらず、9000人減少しました。今年は現在までで累計45000人超です。理由は何でしょうね。皆さんのご想像にお任せいたします。





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訂正とお詫び

2021年09月16日 15時02分34秒 | お知らせ
前回のブログ「ワクチンによる世界制覇 その2」で、デンマークが国家ぐるみでワクチン接種を拒否したと書きましたが、
これは誤った表現でした。
正しくは、「デンマーク政府は、8月27日、『新型コロナウイルス感染症は、自国でこれ以上社会に重大な脅威ではない』と発表し、制限措置を9月10日に事実上すべて解除する。また、 ワクチン接種の有無や陰性証明記録などを含めた『コロナパス』についても、提示することがなくなると考えられる」です。
https://honichi.com/news/2021/09/01/denmarkreopen/
訂正して深くお詫びいたします。
ブログの文章も書き直します。
なお、デンマーク政府は、制限措置解除の理由を、ワクチン接種率が高いため解除が可能になったからだと説明していますが、この説明は、私見では欺瞞的です。
というのも、もともとデンマークは、ワクチンの強制的な接種やワクチンパスポートに対する反対が強く、激しいデモが繰り返されていました。
また、ワクチンが、死者、重症者などを含む多くの深刻な副作用を生み出しているばかりでなく、接種者がコロナ感染者数を増大させ、しかも非接種者に対しても伝染の危険を与えていることは、今日、世界的に知られているからです。

ワクチンによる世界制覇 その2

2021年09月10日 15時30分00秒 | 社会評論


機会があって、星新一のショート・ショートをいくつか読みました。
そのなかに、「ネチラタ事件」というのがあります。
ある研究所に勤めている青年が、朝起きてテレビをつけてみると、コマーシャルからニュース、気象通報まで、ヤクザや不良がしゃべるようなひどく下品な言葉遣いに変わってしまっている。
女の声で百科事典のコマーシャル。
〈うすのろのガキを持てあましている、そのへんのおっかあどもよ。こいつのひとそろいを、買ってみやがれってんだ。そうすりゃあ、手のつけようのないうすのろも、半馬鹿ぐらいにゃあうかびあがらあ〉
出勤途中でも、隣の奥さん、交番で道を尋ねる老紳士と教える警官、駅の放送までが万事この調子である。
研究所にたどり着いた青年は、上司の博士にビクビクしながら遅刻をわびると、博士だけは普通の言葉遣いなので、ひとまず安心。
とんでもない異変の理由を尋ねると、原因はこの研究所で、きのううっかりしてネチラタ菌というのが外部に流れ出してしまったのだという。伝染性が強くあっというまにひろがる。人畜無害だが言葉つきがぞんざいになるだけだという。
「しかし、先生とわたしだけが、なんともないというのは・・・・・・」
「前から菌をいじっているので、免疫になっているのだろう」
「そうかもしれませんね。で、このありさま、どうなさるおつもりです。もとに戻らず、このままなんですか」
「・・・・・・これと逆の症状を示す、タラチネ菌というのをばらまけばいいのだ。言葉つかいが上品になり、すなわち以前の状態に戻るわけだ」
青年がその処置を急ぐように勧めると、博士は、急ぐ必要はないからそれは明日にして、今日はいい機会だからネチラタ症状のデータを集めておきたいので、青年に街へ出て観察し、調べてくるように命ずる。
お葬式での弔辞、デパートのエレベーター嬢の案内、紳士用品売り場での店員と客のやりとり、すべてがひどい調子である。やがてレストランに入って、丁寧な言葉でライスカレーを注文すると、ウェイトレスは案に相違して丁寧な言葉で答えるので、ほっとするが、その表情を見てびっくり。
目をつり上げ、歯をむき出し、からだをふるわせて怒りをあらわに示している。
他の客もいっせいに非難の視線を青年に集中している。
やがて青年は気づく。ネチラタ症状の人に向かって丁寧な口をきくのは、このうえなく失礼なことなのだと・・・・・・。

さて前回、コロナ騒動とワクチン接種半強制のデタラメさをいろいろ列挙してきました。
最近では、接種者も非接種者と変わりなく感染をばらまくことがほぼ立証されてきましたので、3回目のワクチン接種(ブースターショット)が必要との声が世上に出回り、政府はさらに緊急事態宣言を延長する模様です。

接種率が世界に先駆けて高いイスラエルでは、接種者の入院者、重症者が激増しています。このことは、すでに、7月19日付拙ブログでグラフを示しておきましたが、現在はもっと歴然としていることでしょう。
https://blog.goo.ne.jp/kohamaitsuo/e/02f6a9a525101ce5f6b203c115d6def0?fbclid=IwAR1FdkTbN6sGnQiDPAAiH2EwVIshfmGMxvCc7jWTSrTlhK1NttcwydIMXi4
ところで、そうであればあるほど、ブースターショットなるものの必要性が強調されています。
我が国でも尾身茂会長がそれを示唆し、厚労省はすでに2022年用のワクチンを1億5000万本用意しているそうです。
要するに、ワクチン推進勢力は、これを永遠に続けるつもりのようです。あな恐ろしや。

前回、4月、5月、6月の死亡者数が例年より異常に高くなっているデータを示しましたが、ここで、それをさらに補強する緻密なデータを掲げておきましょう。
これは、「新型コロナ騒動の情報サイト」という、ある医療関係者が報告しているものです。
https://note.com/info_shinkoro/n/nc9b6eed433de?fbclid=IwAR04JHL3MMJHqdhURapIqBk2OWnxqG1WwpQ8DSz9VK1Rqqdt3VSY_vjeL00


これは、2012年から2021年までの各年の、4月と5月の死亡数のグラフです。
右上の赤い点を見てください。
2021年の4月と5月(特に5月)は、例年より飛び抜けて高いことがわかります。
これはワクチンによるものとしか考えられません。

しかし、欧米でも、ワクチン2回接種は多くて6割から7割止まりであり、残りの3割4割はこのワクチン禍に気づいており、これ以上は伸びないだろうと言われています。意識的に接種を拒否する人たちがかなりの割合でいるからです。
フランスやイタリアでは、ワクチンパスポートに対する激しいデモが繰り返されています。
またイギリスでは、ロックダウンや自粛要請をやめることにしました。効果がないことがわかったのと、経済をこれ以上縮小させるわけに行かないからです。
接種率の高い国々と、ほとんど接種していない国々(中央アジア諸国など)とでは、後者の感染率がきわめて低いことも知られています。
デンマーク政府は、8月27日、「新型コロナウイルス感染症は、自国でこれ以上社会に重大な脅威ではない」と発表し、制限措置を9月10日に事実上すべて解除しました。また、 ワクチン接種の有無や陰性証明記録などを含めた「コロナパス」についても、提示することがなくなると考えられます。
https://honichi.com/news/2021/09/01/denmarkreopen/
なおこれについて、デンマーク政府は、ワクチン接種率が高いため、解除が可能になったと説明していますが、この説明は、私見では欺瞞的です。
というのも、もともとデンマークは、ワクチンパスポートに対する反対が強く、激しいデモが繰り返されていました。
また、ワクチンが、死者、重症者などを含む多くの深刻な副作用を生み出しているばかりでなく、接種者がコロナ感染者数を増大させ、しかも非接種者に対しても伝染の危険を与えていることは、今日、世界的に明らかになっているからです。
ルーマニアでは、国家ぐるみでワクチン接種を拒否しました。
また、タンザニア、ブルンジ、ハイチでもワクチンを拒否しましたが、これら3国の大統領は、なぜかいずれも突然死しています。

なお、日本では、昨年12月に予防接種法および検疫法が改正され、限定された対象者は、コロナワクチン接種を受けなくてもよいことになっています。
ここに令和2年12月2日発表された官報号外の新型コロナにかかわる予防接種法改正部分の7条4項にその趣旨が書かれていますので、それを書き出しておきましょう。
《(前略)予防接種を行なう場合において(中略)新型コロナウイルスの感染症のまん延の状況並びに予防接種の有効性および安全性に関する情報その他の情報を踏まえ、政令で当該規定ごとに対象者を限定して適用しないこととすることができるものとする。
https://kokkai.ndl.go.jp/simple/dispPDF?minId=120315254X00720201202
「政令で当該規定ごとに対象者を限定して」となっていますが、この対象者が誰を指しているのかは、この条文からは特定できません。なお、この「政令」なるものは見つけることができませんでした。しかし、あらかじめこのように「対象者を限定し」と法律に書き込むということは、その対象者の中にこの法改正を行なった国会議員や官僚が含まれる疑いを抱かせます。
特に「予防接種の有効性および安全性に関する情報その他の情報を踏まえ」というところに注意してください。
情報しだいで接種対象から外されることが公式的に認められているのですから、これは、ワクチンが有効でも安全でもないことを国会議員や官僚が知っていることを意味します。
現に、2021年8月まで、ワクチンを接種した国会議員は皆無でした。
国民に半ば強要しておきながら、ふざけた話ですね。
それはまずいのではないかとの国民の批判を受けたせいか、今年7月、佐藤総務会長の提言で、国会議員700名超にも接種することになったのですが、実際に申し込んだのは100名程度でした。(日刊スポーツ8月16日付)
https://www.nikkansports.com/general/news/202108160000208.html
地元で打ってきたとか打つとか、見え透いたウソをついた議員が大勢いたらしい。

さてここまできて、なぜ世界各国はこれまで一般国民に、ワクチン接種を半強制的に勧めてきたのかという問題について考えざるをえません。
これについては、すでに触れてきたのですが、ビル・ゲイツが2010年という早い時期にTEDという組織での講演で、やがて90億に達する世界の人口を考えたら人口削減が必要で、そのためにワクチンを利用すれば10%から15%は減らすことができると明言しています。
動画のURLを掲載しておきましょう。
https://ux.nu/7QyRx
これは事実なのです。
ビル・ゲイツは、この後、ワクチン推進の世界的組織・GAVIなど多くの関係機関に巨額の寄付を行なっていますし、実際にワクチン普及に向けて積極的に活躍しています。
またこれもすでに拙ブログに掲載しておきましたが、「あなたはグレート・リセットを受け入れますか」という50分くらいのよくできた動画があります。
https://www.bitchute.com/video/iwJ6f6QYFMNF/
この動画の中に、2019年10月にニューヨーク州ピエールホテルで、capsと呼ばれる新しいコロナウイルスが発生して世界的なパンデミックを引き起こすことを想定した、「event201」というシミュレーション会議が行なわれた模様が出てきます(12分から18分くらいまで)。
つまり、「コロナパンデミック」(じつはそう呼べるほど大きな被害を引き起こさなかったことは、このブログで、繰り返し説いてきたとおりなのですが)は、初めから計画的に作られたものだったのです。

この試みは、半分は成功を収めました。
メディアの力によって、世界中の人たちが、その指導者も含めて、covid-19なるウイルス性による病の「大流行」という風説のために、恐るべきパニックになってしまったからです。感染力は強いが毒性はきわめて弱いにもかかわらず。
また、このパニックの定着が見定められたすぐあとに、救いの神のようにワクチンの提供が行なわれ、誰もがこれを接種しなければこの流行病から免れないという恐怖症の流行にこぎ着けることができたからです。
コロナ流行の情報を拡散した勢力、ワクチンの必要性の認識を広げることに貢献した勢力、それを製造した勢力、そしてその散布を実践した勢力とは、それぞれ利得があるので、結果的にスクラムを組むことになりました。

しかしこの見事なスクラムによるコロナ恐怖症の世界的な流行が、かえってボロを出す羽目になったのです。
世界の何十人、何百人もの真摯な研究者や医者が、「何かおかしい」と気づきはじめ、その疑問を率直に提出しました。
Covid-19のオリジナルが分離・同定されていない事実、PCR検査のインチキさ、メディアのひどい虚報と隠蔽、それだけではなく、ワクチンそのものにも、単なる副作用とはとても呼べない毒性が含まれていることが、次々に暴露されました。
ワクチン情報を管理する公的な機関も、因果関係は認めないものの、相当数の死者を含む有害事象が発生していることを公表しています。
やがてこれらの情報は、一般の人たちの間に拡散し、先述のように、もはやワクチン接種に応じない人々、ワクチンパスポートのような全体主義的行動規制に反対する人々を大量に生み出してしまったのです。

そういう意味でここには一つの戦争が出現しました。
コロナパンデミックを作り出し、ワクチンによって莫大な利益を得、またそれによって人口削減を実現し、さらにワクチンパスポートによって全体主義的な管理社会を完成させようとする一連の勢力(これらは、一つの勢力ではありません)と、弱い立場ではあっても真相を見抜き、彼らの企みに同調せず、あくまでこの流れに抵抗しようとする人々との間に。
これは、従来の国と国との間のヨコの戦争とはまったく違った、いわゆるDSつまりグローバル・エリートと、目覚めた一般民衆とのタテの戦争です。

それにしても、一つの問いが残ります。
なぜDSたち、グローバル・エリートたちは、そこまでして自分たちの民衆支配を成し遂げようとするのか。

この問いは、彼らの権力欲だと答えれば簡単ですが、そうした個人の欲望を表現するような言葉に還元しても、あまり答えになっていません。
先述の通り、これは一つの特定集団の陰謀ではありません。
さまざまな有力集団が、それぞれ違った動機をもちながら、共通の利害を見いだし、そこに一つの流れが生じたため、いっせいにそれに向かって邁進することになったのです。
ただ、人口削減という目的に関しては、ひとつの歴史的、文化論的なヒントを提出することができます。
これは、近代以降の西欧文化の特質を見れば、納得がいくことです。
18世紀の末にマルサスが「人口論」を著して、大ヒットしました。
この本は、食料生産が人口増加のスピードにけっして追いつかず、人口過剰で社会全体が貧困に陥ってしまうので、それを避けるためには、人口削減を考えることが急務だということを主張したものです。
初版では、貧困者、犯罪者、自分たちより劣った存在をまず削減の対象として指定すべきだと書かれていたそうです。
当時これを読んだ人たちは、もちろん、近代西欧のエリートたちだけです。
破竹の勢いで産業を興隆させ、文明の最先端を歩んでいた当時の西欧人は、自分たちだけがまともな人間だと思っていましたから、それ以外の人々を切り捨てることに本音の部分では違和感をもっていませんでした。
もちろんアフリカ人、アジア人、南北アメリカ人などは論外で、彼らはこの人たちを人間とは思っていませんでした。
こうした優生思想は、じつは西欧の伝統なのです。
その流れは20世紀の帝国主義時代になって、彼らの中に昔から潜在していたユダヤ人忌避の心理と結びつき、狭隘な民族主義として結晶し、ナチス・ドイツを生んだのです。
ドイツは一次大戦での手ひどい敗北で誇りを傷つけられていましたから、ヒトラーを熱狂的に支持しましたが、結局その極端な排外主義と侵略主義のためにふたたび敗北を喫しました。
そのために「民族浄化」の発想は潰え、戦勝国によってヒトラーは「悪魔」の烙印を押されました。
しかし戦勝国は、悪魔から本当に自由になったのでしょうか。
ヒトラー・ナチス・ドイツだけを「悪魔」と決めつけることで、自分たちの内なる悪魔をひそかに免罪したのではないでしょうか。
2017年に英国のウィリアム王子が口にした、「アフリカは人口が多すぎる」発言も、参考になるでしょう。
https://tocana.jp/2017/11/post_15008_entry.html
つまり、西欧人エリートたちの中の優生思想は、今にいたるまで連綿と残っているのです。
それが、彼らをして「人口削減」のためにワクチンと称する毒の散布を、さしたる抵抗もなく受容させる理由です。
これは、世界が闘争であることを実感できない、のほほんとした日本人の感覚には、ピンとこないことかもしれません。
しかし歴史を調べてみればわかるように、これに似たことを西欧人や中国人やモンゴル人やロシア人、要するにユーラシアの大陸文化を生きてきた国の覇者たちは、もっと露骨な形でやってきたのです。
その恐ろしさをよくかみしめることで、ノーテンキなお先棒担ぎだけは避けなくてはなりません。

それにしても、どうして世界中の人々が、いとも簡単にこんな安っぽい世界制覇の試みに洗脳されてしまったのでしょうね。
よく言われるように、インフルエンザが流行しても、これまでこんなに騒いだことはなかったのだし、ワクチンでこんなに死者が出ているのに、ほとんどの政府は、その事実を公式に認めず、ワクチン推進をやめようとはしていません。
ちなみに、かつてSarsが流行したとき開発されたワクチンは、死者が50名ほど出た時点で製造中止になったのです。健全さが生きていました。

これは、世界に共通した社会心理の問題のはずですが、特にいま、世界情勢が極端に不安定になったわけでもありません。
謎です。
はっきりしていることは、この現象が、一種の宗教現象だと言うことです。
近代知性は失われ、文化も資本主義経済も崩壊の憂き目に遭い、中世に逆戻り
世界新宗教――コロナ真理教
神はかつての全能神に代わって、いかがわしい「科学神」。
救世主はワクチン様
教会はWHOを教皇とした各国政府の保健機関
神父は製薬会社やメディアや御用専門家
そして、お守りはマスク

がっちりと構造化されてしまったこのとんでもない邪教を打ち破るには、論理は使えません。
ネチラタ症状のように人畜無害ではなく、ワクチン様によって、すでに多くの人々が天国に召されてしまいました。
大多数の信者を目覚めさせるタラチネ菌もありません。
なぜ現代社会でこんな狂ったことになったのか、その原因がしかとつかめないからです。
私たち自身が、たとえ少数者であっても、少しずつ抵抗力を蓄えていくほかはないのです。
今はなき星新一博士を天国から呼び戻して、教えを請うのも一方法かもしれません。

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