つれづれのこと(みーたんの庭)

ローカリズム推進楽会、大好きな山野草・山菜・野草、日ごろの料理講座の案内などを綴っていきたいと思います。

1月の狂句

2013-02-03 | さつま狂句

 

(課題吟の部・天)

受験生(じゅけんせ)や ひっ落(ちゃ)えんかち 
心配(せわ)な蓋(ふた)

        茶畑(1月21日投稿分)(釜蓋神社)

(寸評)
かつて私も指宿市に勤務していたことがありますが、

恥ずかしながら釜蓋神社の存在は知りませんでした。

「家庭訪問」や「釣り」で結構頴娃方面にも何回も行っているのですが。

こんなパワースポットを知っていたら、

私の頭の毛ももう少し頑張っていてくれたかもしれませんが・・・。

ところで、この作品

、素材の生かし方が上手いと思いました。

受験生の神頼みは何処の神社でもよく見かける光景ですが、

この釜の蓋を受験生の不安な心理とからめたところに狂句的なセンスを感じました。
絶対に「落ちない」ように慎重に、

慎重に歩を進めている男の子の胸のうちが手に取るように分かります。



薩摩狂句に限らず、良い作品は、鑑賞者の心を刺激し、

それぞれの鑑賞者の力量に応じてイメージの世界を広げてくれるものではないでしょうか。

絵画や音楽の世界には無縁の私ですが、

それらにも通じるものがあるように思うのですが。 塚田黒柱

 

2月『「にがごい誌』の課題吟で「人」をもらう

諄で(くで) 諄ということ (金井一馬選)

 

放置(うっ)ちぇちょい 受話器きセールしゃ 諄(く)ど語(かた)っ

(唱)習(な)るた通(とお)いのマニュアルを言(ゆ)っ

と。。。嬉しい結果でした。

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4 コメント

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難しいけれど面白い (花ぐるま)
2013-02-04 08:45:21
薩摩狂句は言葉がとても難しいけれど中身は濃いって感じですね
頭の上の釜の蓋を載せてお参りするんですね
釜蓋神社と言う存在。
受験生頑張れ!!って思いますね
神様も色々なお願い事を聞いてあげなければいけないので大変だなあと思ったり~
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花ぐるまさん (みーたん)
2013-02-04 13:44:58
さつま狂句は方言ですから他県の人には難しいと思います。
鹿児島県人の私ですら、すでに死語に生っているものもいっぱいあります。
離れているとどんどん忘れてしまいます。
釜蓋神社、この前の朝、ジップで放送していました。
人気で観光バスまでやってきます。
コースになっているようです。
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相変わらずスゴイ (ナラキン)
2013-02-04 20:33:15
薩摩狂句の名人の域に入りましたね。

釜蓋神社は最近特に有名になったみたいですね。
関西地区からの九州旅行セットに釜蓋神社が入っているのをよく見るようになりましたよ。
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ナラキンさん (みーたん)
2013-02-06 07:06:01
そうですか、そちらでも旅行コースになっているんですね。
有名になってきましたね。
宮司さんも居ない小さな神社ですが大賑わいです。
狂句、始めませんか!?
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