岡田正彦著 新潟大学医学部教授 日本評論社 P220より引用
ISBN978-4-535-98285-7 1600円+税
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ボケにならない食事とは
認知症の判定は、「短期の記憶力」
「長期の記憶力」「判断力」「理解
力」「話す力」など、数十項目にお
よぶテストによって行われた。前述
したアメリカ精神医学会が定める基
準にそったもので、最終的には、複
数の専門家が協議して決めた。同時
に、就学年数、喫煙歴、BMI、人種な
どのデータも収集された。食事の予防
効果を分析する際、これらの情報に
偏りがあると結果も間違ったものに
なる。調査にあたった研究者たちは
最新の統計分析法を駆使して、その
偏りを補正したのである。さて結果
だが、四年後、得点が六点以上とな
った人が明らかに認知症になりにく
く、三点以下の人たちにくらべて
40パーセントも少なくなっている
ことが判明した。食事の改善によっ
て認知症を予防できることが、見事
に照明されたのである。
・果物、野菜、豆類、パン、シリアル、
魚を多くとる。
・動物性脂肪より植物性脂肪を多くとる。
・毎日、ほどほどのアルコール飲料を飲む。
ということになる。これは心臓病、
脳卒中、がんなどの生活習慣病を予防
するための栄養バランスそのものだ。
認知症を予防するための食生活は、生
活習慣病のそれと同じでよかったので
ある。
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▼果物や野菜とパンそして植物性脂肪
をとる。適量のアルコールがいいとか?
これならそんなにお金をかけずに実行
できそうです。でもあまり肉類がない
のもちと寂しいですよね。今よりも果
物を多く取るよにすればいいわけです。
いってみれば生活習慣病の栄養バラン
スそのものらしい。プラス適度な運動
ですよね。毎日の生活習慣を改めれば
何とかクリア―できそうな気がしてき
ました?。
こめぞう