
朝日新聞 2011年2月7日 8面より引用
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多くの家庭で料理に使われている200cc
の計量カップと、15ccの計量スプーン。
普及のきっかけとなった試作品が、女子
栄養大の板戸キャンパス(埼玉県板戸市)
にある。同大設立者の故・香川綾さんが、
尺貫法やメートル法が混在していた48
(昭和23)年に試作。NHKの料理番組で、
「カップ1、大さじ1」と表現してもら
うなどして、普及に努めた。
香川さんは医学を学び、昭和初期に東京
帝国大学(当時)の医師のもとで脚気を
研究した。脚気を防ぐビタミンB1が豊
富な胚芽米(はいがまい)のおいしい炊
き方や栄養価、摂取の効果などを調べ、
食と健康に関心を深めた。(略)
そこで、分量を数字化するため料理を
研究室に持ち帰り、調味料の割合などを
計算して記録。「誰もがおいしく、栄養
面でも優れた料理を作れるように」との
思いが、計量カップとスプーンの考案に
結びついたという。 (三島あずさ)
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▼誰が作ったのだろうと思っていました
が↑のように女子栄養大故香川綾さんが
苦心の末考案されたという。以外にも脚
気の研究をされていたようで、胚芽米の
研究をされていたようです。終戦後は私
たちは麦飯ばかりでした。ご飯を炊くと
あの麦の独特の香りがいまも記憶に残っ
ています。私の少年時代はご飯炊きは毎
日の仕事でした。残りの薪を炭壷へ入れ
て明日の準備をする。今では白米の中に
雑穀米を入れています。

ところで↑のスプーンは我が家のですが
娘は真ん中のスプーンが小さじだと長い
間思っていたらしく、それでは小さじの
半分だと教えた。計量カップも300ccが
1カップだと思っていたようで、200cc
が1カップとだと言ってやった。どうも
思い込みが激しいようだ。
