こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

2006年03月15日 | 仏教
後輩の結婚披露宴に参席してきました。
お二人の結婚生活が末永く、幸せでありますことを、
心より祈念申します。

さっきテレビ見てたら、
面白い高校の先生がいて、
生徒達に恋愛論を説いていました。

「恋と愛には、大きな違いがある。
 恋する二人は多言。
 愛には多くの言葉は必要としない。
 二人は無口。
 好きな人と手をつないで、
 無言で歩けるようなら、それは愛。」

な~んて話をされてまして、
それを聴講している生徒達は皆真剣そのもの。
おもしろいですねえ。
と同時に、学校の先生達の子どもたちに与える影響力の大きいことに、
今更ながら期待と不安を五分五分で抱きました。(笑



写真は、私の座ったテーブルに飾られたお花です。
幻想的な美しさです。
幻想的なものって、美しいですね。
ところが、私と同じテーブルに座った面々は、
とても現実的な悪友ばかりでした。
右となりの悪友が突然つぶやくには、

「結婚って幻想だよな。
 かりそめの愛で結ばれるんだから。
 大きな誤解なんだよ。」

「んじゃ、今、雛壇の二人に教えてあげなよ!なよなよぉ!」

・・・ったく、この中年層は、ろくな話題がない。(笑
目の前で幸せそうな初々しい若い二人が羨ましくてしょうがないんですな。
私も含めて。

「ま、かりそめの愛であったとしても、
 二人で価値観を共有しながら、
 山あり谷あり・・・を
 じっくりと紡ぎながら生きる愛であれば、
 それこそ、真実の愛、仏の慈愛、永遠の愛っていうんじゃないか?」


   な~んてこと、誰も云うような輩はおりませなんだ。





コメント
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