お寺の役員研修会の帰り、
佐賀県伊万里市にある
「黒澤明記念館・サテライトスタジオ」に寄った。
あの世界の黒澤監督の遺品やゆかりの品物が展示してある。
特に目を惹き付けたのは、監督自身が描いた絵コンテ。
その絵を見るに付け、
「画家としてもやっていけるくらいすばらしい絵だねえ。」
と、皆で感心しきり。
そして、自ら綴る脚本。大きなのびのびとした字で、
ノートや原稿用紙にわかりやすく綴ってある。
小説家や脚本家でもある。
・・・天才黒澤は、何でもこなす。
でも、すべては
美しい映画作りのため。
様々なことに好奇心を抱き、
いろんな事を吸収し、
自分自身を豊かにしていく。
しかし、発露する先は、ただ一つ。
・・・
そう、美しい映画作り。
吸い口は多く、広く、
出力は一つに絞り込む。
・・・
自己を省みる、よい機会でした。
春休みには、
是非子どもたちにも見せたいミュージアム。