こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

市町合併

2009年01月19日 | つれづれ
住民の意志を行政に反映させる、
という言葉は、幻想だ。

先ほど、長崎県東彼杵町において
合併協議会設置の是非を住民投票に問う
投開票が実施され、
近隣三町の協議会がスタートすることになった。
住民意識の高さに敬服する。
実は、これからが本当の戦いなんだろうけれど、
残念ながら、
協議会の設置は、民意を吸い上げる機構になってはいない。
まちづくりに対する住民の関心が高ければ高いほど、
その裏切りは、比例してかえってくる。
無関心、もしくは無知であればあるほど、
議会や行政の都合のいいように、
うまくスムーズに推移していく。
民意を反映させようとすれば、
必ず圧力がかかるように仕組まれている。
で、その圧力を跳ね返そうとすれば、
合併が破綻する、そんな図柄。

東彼三町の民意が集結することを、
心より祈念申し上げます。
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