・先日、九州の真言宗智山派の有志僧侶が結集し
・法要指南と実修が行われました
・指南に当たって頂いたのは京都東山総本山の先生
・修行僧の指導者として長年教鞭を執り続けておられる先生です
・「私たちは伝授に命を懸けています」
・修行僧時代、先生が仰っていた言葉です
・大変印象的で、今でもしばしば脳裏によぎります
・伝授とは、お経の唱え方や修行におけるお作法などを習うことです
・お経の繊細で複雑な音の変化
・法要における支度や所作
・修行の際の作法、姿勢、心構え
・無数の形式が伝授されます
・そしてそれらは全て、真言宗の開祖弘法大師さまから直接伝えられたものです
・師から弟子へ
・真言宗の僧侶は、師匠を辿っていくと必ず弘法大師さまへ行き着きます
・作法や形式を通し、私たちはお大師さまの「心」を授かります
・お大師さまの願い、情熱、知識を継承します
・灌頂と呼ばれる僧侶としての継承儀式は、余すことなく全てを授かるからこそ「そそぐ」と言う言葉が用いられます
・だから、お大師さまの心、お大師さまの命が込められている伝授では、指導者の命が懸かっています
・一挙手一投足に神経を研ぎ澄ませながら過ごすこの時間は大変有意義なものでした
・いつかは弟子へとこの命を託さなければならない時が来ます
・今回の先生のように、知識以上に立ち振る舞いや身口意の機微によって後進へ心を伝えるような
・そんな僧侶へなるべく、研鑽への想いをまたひとしおに高まらせた一日でした
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