こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

深いさとりに入るための入り口・・・玄関

2014年05月18日 | 仏教

<えごのき> 

 「玄関(げんかん)」という言葉。

西洋の言葉だと、エントランス(the main entrance)とかドア(front door)とかいうらしいけれど、

漢字の表現している意味、考えるほどよく分からない。で、調べてみると、これ、仏教語だ。 「深遠な

悟り(=玄)に入るための関門」ということらしい。特に、禅門のお寺では、悟りを開くための道場という

意味合いで、そういうことから、お寺の入口を指すようになったとか。それが武士社会に取り入れられ

るようになり、次第に、一般化していったようだ。

そういえば、昔(中世)の日本の一般住宅では、縁側のようなところから出入りするのが一般的だった

と聞いたことがある。今の玄関に当たる進入口は存在していなかった。だからわれわれ僧侶の習慣にも、

一般在家の自宅へ赴く場合、縁側から進入して仏壇に座る、という習慣が残っていた
のかも知れない。

(これは、キリスト教伝来の歴史的背景を持つ地域に限定されるかも知れないが)実際、私も十数年前

までは、縁側からにじり上がっていた。もっとも、現在では、縁側の存在が希薄になってしまったけれど。

いまやったら、・・・怪しまれるに違いない。

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花まつりの行事アルバム、できました。

2014年05月18日 | 仏教

潮音院ホームページの

「行事,花まつり,花まつりアルバム」 を

更新&追加しました。

 

どうぞWEBでご覧下さい。

http://www.h7.dion.ne.jp/~chouon1/gyouji/index.html

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潮音院ホームページの <潮音院のこと> → <宝物> に、八祖大師の仏画を追加しました。

2014年05月10日 | 仏教

 

潮音院ホームページの<潮音院のこと> → <宝物> に、

最近奉納されました仏画「真言八祖大師像」を新しく追加しました。

インド、中国、日本と、真言密教の神髄を継承した中心的存在が絵画によって描かれています。

独りひとりのお坊さんについても説明を施していますので、どうぞご覧下さい。合掌

 

 

 

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自力ということ、他力ということ

2014年05月10日 | 仏教

少しでもよりよい人生にという願いは、概ねだれでも持っている願いです。
しかし、それは私たち一人ひとりの心のあり方に帰結します。
この時代、私たち一人ひとりのものの見方考え方を、じっくりと見つめ直していく時ではないでしょうか。
換言すれば、魂を磨く、魂を養う、ということができると思います。
魂を豊かにするためには、三つの力が必要になる、といいます。

1.自分自身が、がんばる力。努力すること。 (功徳力)

2.努力したことで自然と降り注いでくる力。私の努力を受け入れてくれる仏の力。常に降り注いでいる力。(加持力)

3.そして私を包みこみ、生かしてくれている様々のもの、こと、人。
  自然環境や社会環境のエネルギー、私の周囲で支えてくれるたくさんのお陰様です。(法界力)

これら三つの力がそれぞれに発揮されたとき、色んなことが成就(ジョウジュ)したり、
繁栄したり、豊かな人生になったりするというのです。
  ”天は自ら助くる者を助く”・・・っていう格言もありますよね。
 かつて、五木寛之さんがさかんに言ってた「他力の風」もそう。
大海原に船出したヨット。突然、何日も何日も無風の状態が続く。
生還するためには、いつか吹いてくれるであろう海風をきっと信じて、
ひたすら祈るしかない。
しかしだからといって、祈るだけではいけなくて、
いざ風が吹き出してきたときに、それに対応できる帆柱やセイルでなければならない。
すなわち、常に手入れを怠らないという自らの努力が不可欠なのだ。

自力他力の力を信じ実行していく生活こそ、豊かな魂を磨いていくことに他ならない。

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5月26日は平戸市田浦で顕彰法要です。

2014年05月09日 | 仏教

 

今月26日に開催されます「渡唐大師顕彰・解纜法要」の準備打合せのため、
真言宗智山派九州教区長はじめ、役員の方々が平戸市に集われました。

 


地元、平戸田浦地区のみなさんと準備の分担や当日の役割確認を行います。
毎年のこととはいえ、ひとつひとつの再確認がなければ、やはりうまくいかないものです。
「地元の方々には、たいへんなご苦労をおかけしますけれども、よろしくお願い申し上げます。」
教区長様のお願いに、みなさんとてもすてきな笑顔で応えて下さいました。
打合せが一段落しますと、地元のおばちゃんたちが用意して下さった
かから団子をごちそうになりました。旬の和風スイート。とってもおいしゅうございました。
この心づくしが、たまらなくうれしいですね。

田浦地区での打合せが終わると、一行は平戸市役所へ出むき、
平戸市長様はじめ関係部署へ出むいて、当日の開催協力を仰ぎました。

とまあ、そんなこんなで、

5月26日、お天気が良いといいですね。
団体参拝の申込みや、祈願回向の申込みは、おはやめに~。合掌


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