木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

カリ肥料の作成

2024年12月22日 05時15分04秒 | 耕作放棄地

農作業を行っておられる方ならご存じだろうと思う。肥料の3要素は何ぞや・・・・・改めて問うことも無いかと思うのだが、解は窒素、リン酸、カリである。一度に確保しようと思えば化成肥料の採用となるが、意に反する方もおられるだろう。我々は左程拘ってはいないが、身近で手軽に入手出来ればベターかと。いわゆる現地調達という手段だ。今回はカリ肥料を取り上げてみようかなと。

我々が採用するカリ肥料は「草木の灰」、しかも野菜類の残骸等で行ってしまおうとの発想だ。残滓処理と肥料の作成・確保、まさに一粒で二度美味しい・・・・・・とかのコマーシャルどおりである。無論、いわゆる草刈りにも精出すので、雑草の類いも積み上がる。みんなひっくるめて燃やして仕舞え・・・・・のパターンだ。火遊びを兼ねた気分転換の一種かも知れない。

現状ではサツマイモの残滓が大量に残っている。10月の掘り出しだから2ヶ月からの乾燥期間となっている。水分の多いイモツルとはいえ、もう乾燥は十分だろう。試しに子狸のイモツルを燃やしてみた。古竹の助けもあって一気に燃え上がった。トップ画像が燃えた残りの灰等である。

燃え残りには純然たる灰のみならず、燃えカスや不燃物等が混じっていることもありうる。注意深く選り分けて、いわゆる灰のみを畝に散布する次第だ。ありがたいことに対価が発生しない、つまり無料で入手出来る貴重な資源なのだ、ありがたや。カリ肥料は基本線としてはカリ鉱石より作られる.しかもほとんどが輸入品で入手には外貨が必要だ。畑で自家生産が可能ならお国のためにも貢献できるかと。かくしてせっせと火遊びに邁進する次第、作業合間の中休みも兼ねられるので重宝しています。

 

 

 

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森と畑の焚き火

2024年12月21日 05時25分54秒 | 耕作放棄地

冷え込みが続いているが、昨日20日にはとうとう氷点下となってしまった。最低気温がマイナス1度なのだ。北国の方々には笑われるかも知れないが、暖地帯の人間にとっては耐えがたい寒さなのだ。ボヤキつつも作業は中断しない。畑に出動すると某かの作業が待っており、震えながらも進行する。ただどうしても欲しいのが焚き火の暖、何とか火の気にありつきたいものだ。畑には可燃物が少なく、燃焼できるのは野菜の残骸、古びたた竹材、刈り取った雑草類、位のもの。森のようにはいかないのだ。

さて「森の焚き火」と「畑の焚き火」、何処に差違があるのだろう。振り返ってみると多少の相違があるようだ。まずもって森の焚き火は、薪が主体、火力が強い、長時間の燃焼、火の管理に難、乾燥処理期間が長い、伐採作業が必要・・・・・といった特徴を持つ。相反するのが畑の焚き火だろう。草が主体、火力は弱い、短時間の燃焼、火の管理は容易、乾燥期間は短い、刈り取りの手間、といった特徴だろうか。

作業は畑が主体である。森と畑を勘案すると1:9以上ともなるのでは。従って畑で森の焚き火をと願うのが常だが、燃焼材の確保がままならぬ事はご想像頂けるかと。まさか、森から車で薪を運ぶといった作業は勘弁願いたいものです。かくして焚き火を熱望しながら、弱い焚き火で我慢するかそれとも着込むかの選択でしょうか。余り厚着をすると作業に支障を来すの工夫が必要です。

子狸の事例でご紹介すると、かなりの寒がり、着込むタイプですか。上述のように作業に支障を来すので、分厚い衣類は避けています。某クロさんの何とかテックを愛用し、上着はヤッケを着用。これでかなりの防寒となり、焚き火が無くとも作業は可能です。各位それぞれ工夫されてるようですが、焚き火があれば申し分無いのだが。

森の焚き火と畑の焚き火、それぞれ画像でご紹介しておきますが、畑の特徴は白煙ですか。森の焚き火のように赤い炎が舞い上がるケースはほぼありません。無論、暖房能力も段違い、森の焚き火を渇望する所以ですね。

 

 

 

 

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剪定から植樹の季節

2024年12月20日 05時09分01秒 | 森の果樹園

一般的に冬場は休眠期と言われている。樹木が生長を控え、ゆっくりとお休みする時間帯なのだ。この期を見計らって樹木の手入れをするのが世間の慣わし、慣習に従おうかと思う。ご承知のように森の果樹園の管理をも引き受けている。無論、専門家では無いので十分な管理とは言い難いが、微力を尽くしてるつもりだ。幸いにして農園作業とは繁忙期が被る事も無く、この時期は農閑期というラッキーな側面も。

タイミングとしては12月~2月位が休眠期、3月~4月位が目覚め期とでも表現しましょうか。つまり管理面で言うと、剪定・整理から植樹へとの流れになるかと。仲間達の動きもこの流れに従うが、農園作業との兼ね合いもあって十分とは言い難いかも・・・・・・ですね。

冬場のシーズンなのに早々と植樹に励む者も。3月~4月の目覚め期に植え込むのが一般的だが、諸般の事情もありまして、やれる時にやっておこうとの発想に。まあ、お咎め無しにしましょうや。

森の果樹園は、過去の経過もあってか樹木は相対に大きめだ。従って剪定作業を行おうと思えば木登りせざるを得ない。そこそこ年齢を重ねてくるとこれが苦手で、剪定作業が遅れ気味・・・・・ある意味やむを得ないのかも。脚立に乗っかって作業中、転落して骨折をと言った事例も見受けられます。事故の無いような範囲内での作業となるのは致し方無し・・・・・ですね。

場合によっては樹上でチェーンソーの使用と言った特別な事例も存在します。事故に繋がりやすいケースですので、体調管理と気象条件等を見計らって万全の注意が必要でしょう。幸い、仲間達には猪突猛進型のタイプは少ないようなので、大きな不安は無いのですが。

 

 

 

 

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梨の木の剪定-1

2024年12月19日 05時14分14秒 | 耕作放棄地

子狸の耕地付近に梨の樹が存在することはご存じかと思う。屈折したいきさつがあって、地主の婆様が植樹されたのが4~5年前、以来放置状態で樹木だけ大きくなっていた。昨年、小さな実が数個出来ており、間違いなく梨の実だった。但し発育不全なのか直径7~8センチ、食べれるような代物では無かった。偶然遭遇した婆様にも報告、管理をどうぞと提言したが、あんたに任せるとの回答だった。つまり肥培管理にも収穫にも関心は無さそうな雰囲気。こちとらは野菜の栽培の方に集中したいのだが・・・・・・・。

長年、森の果樹園で管理にも携わってきたが専門家では無い。知識も経験も不足状態だ。さてどうやって婆様の期待に応えられるか、思案のしどころだ。今年の秋は昨年よりも出来が悪く、2~3個の実りだけだった。無論、サイズは昨年並みで収穫出来るような状況では無かった。

とりあえず現時点で判明してることは樹形の整理、ご存じのように梨の栽培は2メートル高位で横に広がるような枝振りだ。まずもってこの樹形の確立を・・・・・・と考えた、剪定だ。幸いにして冬場の季節、休眠期は剪定のグットタイミングなのだ。

此処での難点、剪定は良いのだが樹木が棘だらけ。そのままでは作業に支障が出そうだ。そこで最初のポイントは「棘外し」と定めた。木登りせざるを得ないのだが、動く範囲内だけ棘をカットすることに。

本日から作業に着手する。樹木の位置が法面で足下が不安定、雑木の枝を利用して足場とする。ノコギリだが刃の荒いのと緻密なのとを準備し、緻密な方を使って棘をカットしていく。棘が無くなると動きやすく体勢の確保も楽なようだ。しばらくは棘外しに終始しそうだが、此処で手抜きすると作業時に負傷する可能性が無きにしも非ず。何事も最初が肝心な模様でして、まあボチボチと参りましょうか。

 

 

 

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ジャガイモの準備は

2024年12月18日 05時26分14秒 | 耕作放棄地

ジャガイモは二期作が可能で、一般に「春ジャガ」と「秋ジャガ」と呼ばれている。直近では春ジャガが近いのだが、準備の方はどうだろうか。まずもって栽培期だが、早ければ2月の中旬位、遅ければ3月の下旬位が種芋の植栽時期であろう。未だ準備に着手は早すぎるかと思うが、想定は必要だろう。種芋の芽出し作業は1月の中旬位から始まるのだから。そこで子狸の事例だが、例年決まった場所で栽培している。ジャガイモはナス科の所属、基本連作は不可の野菜だ。

子狸が同一場所で栽培を続けるのは物理的な理由。つまり他に適当な栽培可能な畝が存在しないのだ。但し、ジャガイモとサツマイモを続けて栽培しており、1回他の品種が挟まれるのが多少の救いであろうか。タイミングとしては2月~3月ジャガイモの植え付け、6月収穫。6月にサツマイモの植え付け、10月頃収穫。10月以降は待機といったスケジュールだ。問題は6月、ジャガイモの収穫とサツマイモの植え付けとが被ってくる。場合によっては収穫後折り返しで植え付けといった際どい農作業とも成りかねない。

さて問題の栽培地だが、画像の場所がそれである。10月にサツマイモを掘り出し、畝の形状を保っていたが、イノシシの襲撃に遭い画像のようなボコボコの状態に。襲撃が無かったら畝の跡地利用で省力化出来ていたのに。現状ではミニ耕耘機を走らせて新たな畝作りに邁進しなければならないだろう。

さてさてこうした事情を斟酌すると、早めに畝作りに走った方が望ましいのかも。早すぎても何だが、時間的な余裕は確保しておきたい。畝作りだから、早すぎても支障は無いだろうと見込んでいるが。ジャガイモは保存が効きやすい栽培物である。叉、主食の代用にもなり得る優れもの。食糧危機の可能性が無いことも無いでしょう。備蓄用として多少多めに栽培しておくのもアリでしょうね。

 

 

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