木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

野鳥たちの楽園は

2024年12月17日 05時17分22秒 | 耕作放棄地

我々の農園だが、かっては引っ切りなしに野鳥が来訪していた。と言うよりも中には住み着き、子育てに励む者も。画像がその一例だが、キジがタマゴを暖め孵化に到った事例である。現場は長老の畑の中で、子狸の畑からも目視出来る場所であった。画像はコンデジのズーム機能を使って撮影した物である。キジには警戒も不安も無かったのだろうか。すぐお隣では長老が日夜農作業を継続してるというのに。

住み着くのはともかくとしても飛来は常であった。子狸の畑の法面の雑木林の中には、時折に彼らの巣が発見された。子育ての現場事例である。叉、冬場になると渡り鳥が羽を休める姿も。とりわけジョウビダキは常連さんであった。小さな体でシベリア方面からの長距離飛行である。

そんな環境と現時点の環境とは大きくは変わっていない。にもかかわらず、キジの子育ては見られず野鳥の飛来も少ない。ましてや巣を掛ける事例などほぼ無くなった。何が原因なのだろうか。そういえばツバメの姿もスズメの姿も皆目見なくなった。聞き及んだ話だが、某国ではスズメが農産物を食い荒らすので捕殺せよとの独裁者の命令に従った結果、食糧の確保に失敗し大量の餓死者が発生したとか。

我が国では野鳥を捕殺せよ・・・・と言ったアホな命令は出ていないのだが。むしろ鳥獣保護法なるものが制定され、自然界の生命体に対し保護育成に努めてるというのに。害獣・害鳥の存在があっても対策は緩やかだ。ムクドリへの対応などいい事例だろう。糞公害・騒音公害があっても鷹で追い払うか、スピーカーで天敵の声を流す程度だ。

ともあれ、我々の農園が野鳥の楽園であったのは過去形のようだ。野鳥を妨害したのでは無い、むしろ歓迎のスタイルだったのに。根本的な原因が存在するのだろうが、何でだろう。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エンドウの整理を

2024年12月16日 05時14分53秒 | 耕作放棄地

寒空の中、エンドウの栽培に取組中だが、チョット複雑な形態と成っているので整理整頓を。まずもって11月14日に1回目の種蒔きを行った(準備した畝)+補植用としてポットに種蒔きをも。2週間ほど待ったが発芽せず、死滅と判断。2回目の種蒔きを11月28日に行った(ポット)。整理すると下記のように。

 1回目  11月14日 ①準備した畝に種蒔き

             ②補植用としてポットに5ポットずつ種蒔きを

 2回目  11月28日 ポットに種蒔きを、8ポットずつ。

 確認   12月01日 1回目分が発芽してるのを確認

 結果論  1回目分は成長中。畝の分はそのまま、ポットの分は本日移植。

      2回目分は発芽中(8ポット)。予定は百姓候補生氏に5ポット提供、3ポットは追加移植。

上記のような状況で現在、5ポットの補植用苗が待機中なので移植を。昨日までに畝作りや支柱立てを行っていたので、本日はネット張りと移植作業を行う事に。まずもってネット張りだが、本日はかなりの冷え込みで西風もきつい。寒さに怯えながらの作業だが、少しずつ進捗する。

ネットを張り終えたのが11時半頃、後は上述の移植と水撒きだ。ポット苗を取り出すと白い根がグルグル巻きとなっていた。ポットでの発育は限界状況だったのだろう。幸いにして昨日の雨で土壌は柔らかめだ、移植も負担には成らないだろう、と思う。

移植作業が終わった頃、役場からの昼の時報が鳴り出した。半日などアッという間の作業時間、本日は畑はジュクジュク状態で土壌への取り組みは困難だ。収穫を行って引き上げる事にしようかと。 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

竹の活用を

2024年12月15日 05時06分47秒 | 耕作放棄地

農作業を行っているが、基本線として現地の資材を極力活用するように努めている。一言で表現すると、資材の現地調達だ。無論、全てに置いて可能というわけでは無く、出来る範囲での・・・・・との注釈付きなんだが。主な用材は周囲の竹林や天水或いは焼却した草木灰などだ。何れも半径何メートルかの範囲内で無償で入手可能な品々だ。

とりわけ重宝するのが竹である。ご存じのように農作業に於いて竹の活用範囲は広い。主な用途は支柱用だが、程よく切断し・加工して利用している。周辺に竹林があり地主殿の了解の下で時折頂戴しているのだ。もう少し頻繁に竹林に入り、管理面を強化したいとも願うが時間的な制約が大きいのが現実だろう。

今回は竹を切り出し加工して支柱として利用する一端をご紹介。二番手のエンドウが、遅まきながら発芽を始めた模様だ。そこでネット環境を作らねばと下準備に。畝立て、支柱への加工、埋め込み・・・・・といった手順となる。出来上がったらネットを張ってエンドウの生育環境作りだ。

予めネットは必要量を入手したのだが、子狸はキュウリネットを流用している。資材が高騰しており、1本150円前後だったのが300円強となっていた。すごい上昇率である。農業用資材のハイパーインフレだろうか。便乗何とかの臭いがしない事も無いのだが・・・・・・・・・。

竹は経年劣化が激しく、加工した支柱等は持って数年の命である。無論、腐敗した竹もムダにはしない。燃焼剤として草木の灰作りに大きな貢献となる。周囲にある各種の品々が何度もの働きを見せてくれるのだ、ありがたや。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初冬の紅葉

2024年12月14日 05時21分00秒 | 耕作放棄地

当地は山間部の小村でありながら紅葉は遅い。例年、最盛期は11月の下旬から12月の初旬頃、今頃は終焉期にあたるだろうか。しかも針葉樹林が多く、紅葉・黄葉する樹木は少ない。山里でありながら、広葉樹林に囲まれた「里山」とは言い難いかも。そんな状況の村内だが、いわゆる紅葉が見れない訳では無い。小規模だが彼方此方にそれなりの樹木が。今回はイチョウの樹木をご紹介しようかと。

イチョウは好きな樹種の一つでもある。初夏の若葉と秋の黄葉がとりわけ素晴らしい。村中でも彼方此方に点在するが、今回は通勤路上にある1本のイチョウを。葉は全て黄葉しており、太陽に照らされて光り輝いている。日々、眺めながら農園へと通うのだが、それなりの通行量の為なかなか撮影のチャンスが無かった。今回は無理矢理に路肩に駐車し、ハザートで警告しつつ急いで撮影に。画像は少々荒っぽいがお気に入りの1本だ。

実はもう少し下った位置に後1本あるのだが、流石に撮影を続けるのは交通の邪魔だろう。次年度に回すことに。イチョウはオス樹とメス樹とがあるが、この樹は銀杏が見えないようだからオス樹なのかも。銀杏は食用として重宝されるが、茶碗蒸し等が代表的なようだ。ちなみに我が家は銀杏では無くクリの実で代用している。個人的には、茶碗蒸し=クリの実、との感覚だがイレギュラーだろうか。

近郊ではお隣の河内長野市の山奥、紀見峠近くに「流谷八幡神社」が鎮座されているが、此処にイチョウの大木があって一見の価値ありかと。イチョウがお好みなら是非にご参拝を。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

防獣対策の構築を

2024年12月13日 05時05分02秒 | 耕作放棄地

日々、イノシシとの対決で神経をすり減らしていることはご存じだろうと思う。常時襲撃される訳では無いが、年に何回か不定期に来訪するようだ。今頃はその周回期のようで、連日のように荒らし回っている。具体的な対抗手段が無く、地団駄踏むのが関の山なんだが、長老は違ったようだ。対策を考え、実行に移した。ある日出動してみたら、彼の畑の周囲にグリーンのネット柵が。どうやら防獣対策として構築した模様だ。

ザクッと眺めて見ると、支柱を設け、支柱間にネットを張り巡らした様子。高さが凡そ1メートル程度。イノシシのジャンプ能力を考慮するとギリギリセーフかなと推察できる。イノシシは助走無しでの垂直ジャンプが、1メートル~1.3メートル程度と言われている。ネットなので中の様子は丸見え、餌があると判断すれば場合によっては飛び越えるかも。

但し、抑止力としては十分に機能するかと思われる。上述のように目視か臭い等で餌の確認をしない限り、ジャンプには及ばないかと思われるのだ。それにしてもいつの間に考え準備をしたのだろう。無論、以前にもネットは活用していたが、どちらかというと防鳥用だった。侵入防止柵として活用するには地形に合わせて裁断する必要があるのだ。かなりの手間暇だったかと推察する。

ご承知だろうがイノシシは雑食性、時と場合により何でも食するが、好物はサツマイモとミミズだ。サツマイモは既に無い。ミミズはおかげさまで十分存在するようだ。彼らの目算もミミズだろう。野菜類が育ってる耕地は柔軟で掘り返しやすい。叉ミミズも肥料分のある栽培地を好むようだ。従ってイノシシは野菜類の栽培中である耕地を狙うような次第だろうか。

長老の耕地は冬野菜の栽培中だ。ネットが張り巡らされてるので、自由な徘徊は防止される(抑止力)。野菜畑のミミズを確認しない限り、ジャンプの発動にまでは到らないかと思いたい。それにしてもよくぞ思いついたもの、例え僅かでも能力を発揮してくれたら万々歳かなと。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする