鉄道模型工作記録帳

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鉄コレ究極?カプラー短縮工事

2008-02-07 23:52:20 | 模型工作雑ネタ日誌

17m級を中心に、広すぎる連結面間を短縮しないとどうにもトイ的なんで、比較的簡単かつ「金を掛けずに」短縮してみました。
鉄道コレクション連結器 短縮計画♪
前回実施したマイクロエース廃品利用法はこちら
http://blog.goo.ne.jp/komume1973/e/186468d20820405308d7285dcb41f3bd


鉄コレ第6弾!小田急1600系が本日のドナーです。
どーにもこーにも凄まじい連結面間です。


広!!!!!!!(;゜Д゜)

加工後はこれを・・・

ここまで縮めます!(*´σー`)

以前は

マイクロエースの廃品利用でこんな加工もしましたが・・・。
コレよりもっと短縮していくわけです。

まずは加工前です。

M車は短軸距離、T車は長軸距離ですがこの場合関係はありません。

標準カプラー柄は取り去ります。

いつか外したカプラー柄を活用したい・・・。

※注意
ここからは用途に応じて加工を変えていくので、最後まで見て加工箇所を変えてね。

今回の小田急1600系は、地方に出る前と言うことで連結面間は幹線クラスの連結面間を狭くしていくことがベストと考え、微調整掛けていきます。

まず、このケースは台形の部分を取り去ります。
この加工、しなくていい場合も多いです。

サクサック削ります。


綺麗に取り去ります。

ここまではマイクロエース廃品利用法と同じです。


0.4mmドリルを使いまして・・・・


大体このあたりにドリます..._φ(゜∀゜ )
この位置も結構重要なんですが、自分の固定位置を作るとやりやすいです。


カンツー!カンツー!

この車種の場合、

台車カプラを載せる部分をちょっと折れるところに穴を開けます。

で・・・

こっち側にも穴を開けます。
上気味でオッケイ。

但し向こう側に貫通すること。

このように2箇所穴を開けます。

0.3mm真鍮線を使います。

コレくらいの長さでいいかな。
長くても後で切ればいいのです。

挿して


ぐっと

折ります!(゜∀゜)

ここはちょっと力具合が掛かりますが

ちょっと変形覚悟ってのもあります。

このように2本、どっちも挿して半固定できます。

間違ってあけた穴は気にしないで(*´д`*)


プライヤでカシメます。

接着剤で固定します。

自分はセメダインPPXをプライマ無しで垂らしましたが、ガッチリくっつきます。
「止め」なんでプライマは要らないようです。

首が振れるようになります。

左に

右に


首をこんなに振らせる理由は・・・
連結面間のリアルサイズに設定してみたかったのと同時に・・・

あるレイアウトで擦動が結構すごいS字カーブがあるからです。(Bトレ用!?)
そこもクリアさせてみたかったんで。

ただーーーし!
ここまで首振ると、実は連結がしにくいんです。(/ω\)

ですから、冒頭の台形部分の削りをせずに

こうやって標準カプラーを接続する台形部分を活かす方法もあるんです。
但し、若干連結面間は強制的に伸びます。

近江鉄道モハ200型(元小田急1600系)は地方系ということでちょっと伸びてもいいと思い、この方式にしています。

ちょっと連結面間が伸びているの解ります?

もう一度小田急(台形削り)です。

結構違うでしょ?

ちなみに台形削りをした小田急は

後退角が結構きつくてもジャンパ栓表現が飛び出しません。
近江の台形活かしだとちょっと出てしまいます。

ここから実験度合いが深くなります。
台形削った上に、べた付けするとどうなるか?

コレが究極の短縮ですが・・・


究極過ぎて引っ込んでしまいました(/ω\)

先頭に限って言えば・・・

マイクロ廃品利用法を


利用して落ち着かせます。
但し、これは中間に採用した方法より連結面間が広がりますので、4連にするときは中間連結について最初の方法を使ってもいいと思います。

オーバーハングが究極に短い阪神・えちぜん1101・琴電1062の元阪神シリーズに、この究極短縮を取り付けると

こんな感じ。
ちなみに標準仕様だとお化けのように飛び出ていた車両です。
前回はマイクロ廃品利用法で縮めましたが、まだ不満だったので、コレにしないにせよ、小田急1600系中間に利用した方法なりで改良するつもりです。

今のところの阪神シリーズの短縮は

これでもまだ結構飛びだし気味でした。
連結するとまだ実感的ではありませんでした。
究極法との中間が良さそうです。

今までの短縮法を並べて見ます。

カプラ根元をベースにツライチにしました。
左から 究極・台形削り・台形残し・マイクロ廃品法・オリジナル です。
些細な違いですが、遊びや双方で倍の差が出るので大きく異なってきます。

動力車はギアが台車内にあるのでちょっとコツがありますが基本同じです。
一部セメダインPPXを使って接着してしまうこともありますけれども。
近江の作例の左側は動力ユニットに短縮加工しています。

この方法は標準仕様やマイクロ廃品利用法より、若干カプラー高さが下がります。
これを嫌う方はカプラーと台車受けの間に0.5mmプラ板を挟むと解決できます。
カトーN自連タイプだと開放しやすくなる「かも」しれません。
密連タイプだと噛み合わせ機構があるので、平気です。