古くは慰樵庵と称し、阿弥陀如来を本尊とする浄土宗知恩院派の寺で、蓮華山と号する。天正年間(1573~92)、筑後国(福岡県)善導寺の慰樵上人によって創建され、同上人感得の善導・法然両祖師像を有することで知られる。このうち絹本緒色「法然上人像」(室町)は、俗に「足長の御影」といわれ、法然上人が建久4年(1193)愛宕山月輪寺参詣の途次、中島村にて老婆を教化し、自筆の影像を写して与えたものという。画像は普通坐像であるのに、これは「足長」をはいた立像であるのが珍しい。
関連記事 ➡ 月輪寺 山腹に建つお寺 天台宗
寺院 前回の記事 ➡ 寺院右0385 真休寺 天台宗真盛派 大雄山
五七五
目を伏せて男の嘘を聞いている /宮前
ことわざ
猫も杓子も