
左り馬
駒岩(こまいわ)の彫刻左馬は、重さ数百トンの大きな岩があり、表面に約1メートル四方の馬が刻まれています。玉津岡神社の社記によると、この駒岩はもと玉川左岸の株山にあって「玉川水源龍王祠側大岩彫刻駒形の絵」と平安末期の年号とともに記されています。
本来は、雨を願い玉川の水を治めるために、絵馬としての駒岩であったものが、いつのころからか左馬として「女芸上達の神」に変わり、裁縫や生け花、茶道、舞踊などを志す人々の守り神として古くから信仰の対象となっています。
数百トンもの花こう岩に刻まれた半肉彫りの左馬は「女芸上達の神」つまり女性の習い事の1つである裁縫や茶法、生け花、ひいては舞踊などを志す人の守り神として、古くから信仰の対象になっていた。作者や制作年代はふめいであるが、躍動的な象徴をもつことから鎌倉時代のものだろうと思われている。元は、玉川左岸の山腹に鎮座していたものであり、遠く京都や大阪から参拝する人も多かったと聞く。
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