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平安宮026 右京職の建物跡 墨書土器

2019年02月05日 06時05分40秒 | 平安宮

 

 

右京職の墨書土器

右京職の調査では「籍所」・「右籍所」・「記帳所」など京職の部署名が墨書された土器が多数出土しています。

籍所や右籍所は、文献や古図にも例が無く、当時の行政組織を知るための具体的な手がかりとなる貴重な史料です。

 

池跡出土の題箋

題箋とは表題や年次を記した巻物の軸です。

この題箋には表に「□正倉帳」、裏面には「斉衡4年三條」とその左に小さく「戊戌□」と書かれていました。

斉衡4年は西暦856年で

京職とは平安京の左右に置かれ、各京の司法・行政・治安を担当した役所です。

三町中央から西部にかけての調査では、東西に並んだ礎石建物が見つかりました。

規模や配置から右京職の主要施設と推定されます。

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