閼伽井(観音水)
別名「智弁水」と云い、智弁僧正(918~991)が霊水を求めて密教の秘法を修められたとされる伝説と、大雲寺文慶上人(965~1046)の夢に跋難陀龍王が現れて「此の地に名水有り、汝に与うべし」とお告げがあり、早速、左の袂をもって大地を撫するとたちまち霊水が湧出したという故事が残っている。
干ばつにも降雨にも増減しない「不増不減の水」と称され古来より霊水として崇められ、心の病・眼の病にことのほか霊験があると平安時代から今日までかわらぬ信仰をあつめている。
大雲寺住職
道標 東 赤山
北 金毘羅
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