海軍刀が完成しました!
様々な難問を抱えた修復でしたが、何とか完成までこぎつけることができました。
このお刀は、細身の脇差刀身です。
ご依頼内容は、お刀に大戦時の軍刀拵を着せるというものでした。
お持ち込み頂いたものは、白鞘に入った脇差(ハバキなし)と海軍刀拵一式(残欠込み)。
このたび行った実施項目は、ハバキの新規作成、柄前新規作成(柄下地・鮫着せ・漆塗り・柄巻き)、鞘の刀身に合わせた加工および付随調整です。
工作に先立ち、忠実に海軍刀拵えを再現するため、横須賀へ何度も通って記念艦三笠の甲板を登ったり降りたり、くぐったり乗越えたり・・・。一応の使用感をつかむ事から始めました。
実地調査の様子は、アメブロにて公開中!
・「戦艦三笠」(2013/08/23)
新規作成のハバキは、海軍刀拵ですのでこだわりをもって、銀着せハバキをベテラン白銀師に製作いただきました。
ハバキ完成時の記事は、アメブロにて公開中!
・「銀着せハバキ」(2013/07/28)
柄前は、ご依頼者様よりお預かりした拵一式から分解した刀装具を用い、下地から作り上げました。
鮫皮は一枚巻きにして、刃片で合わせます。ご予算の都合もあり、親鮫を一部移植することで鑑賞に堪えうる形状に作り上げていきます。
今回苦労した箇所は、本来の刀身に比べてあまりにも細身のお刀に着せるため、全てがブカブカな状態です。特に鞘の内部が朽ちており、何度補強を施しても根元から崩れてくる始末。何とかカタチになるまで何ヶ月もかかってしまいました。
鍔・切羽にいたっては、身幅の違いが決定的なため、たたき出したり責金をしたりと大掛かりな加工が必要でした。
何とか今年中に終わらせることができましたが、納品が間に合いませんでした。
ご依頼者様には、ただただ申し訳ない気持ちですが、工作内容からいっても最短であったと思います(言い訳・・・)。
様々な難問を抱えた修復でしたが、何とか完成までこぎつけることができました。
このお刀は、細身の脇差刀身です。
ご依頼内容は、お刀に大戦時の軍刀拵を着せるというものでした。
お持ち込み頂いたものは、白鞘に入った脇差(ハバキなし)と海軍刀拵一式(残欠込み)。
このたび行った実施項目は、ハバキの新規作成、柄前新規作成(柄下地・鮫着せ・漆塗り・柄巻き)、鞘の刀身に合わせた加工および付随調整です。
工作に先立ち、忠実に海軍刀拵えを再現するため、横須賀へ何度も通って記念艦三笠の甲板を登ったり降りたり、くぐったり乗越えたり・・・。一応の使用感をつかむ事から始めました。
実地調査の様子は、アメブロにて公開中!
・「戦艦三笠」(2013/08/23)
新規作成のハバキは、海軍刀拵ですのでこだわりをもって、銀着せハバキをベテラン白銀師に製作いただきました。
ハバキ完成時の記事は、アメブロにて公開中!
・「銀着せハバキ」(2013/07/28)
柄前は、ご依頼者様よりお預かりした拵一式から分解した刀装具を用い、下地から作り上げました。
鮫皮は一枚巻きにして、刃片で合わせます。ご予算の都合もあり、親鮫を一部移植することで鑑賞に堪えうる形状に作り上げていきます。
今回苦労した箇所は、本来の刀身に比べてあまりにも細身のお刀に着せるため、全てがブカブカな状態です。特に鞘の内部が朽ちており、何度補強を施しても根元から崩れてくる始末。何とかカタチになるまで何ヶ月もかかってしまいました。
鍔・切羽にいたっては、身幅の違いが決定的なため、たたき出したり責金をしたりと大掛かりな加工が必要でした。
何とか今年中に終わらせることができましたが、納品が間に合いませんでした。
ご依頼者様には、ただただ申し訳ない気持ちですが、工作内容からいっても最短であったと思います(言い訳・・・)。