今回は、ヒイラギナンテン(柊南天)。メギ科メギ属の常緑低木。属名に由来する「ベルベリン」を多く含むため薬として使われたきたという。メギ(目木)の名前も枝葉の煎汁(せんじゅう)を眼病の治療に用いたことによるという。名前は、葉にヒイラギ(柊)のようにトゲがあり、実がナンテンに似ていることからという。開花時期は3月~4月で“春の花” だが……。咲いていたのは11月中旬なので、ここでは秋の花tとしておく。咲く時期を間違えたのかな?
<2023年11月12日>美咲が丘3丁目
◇ こんな感じで咲いている。全体像から見ていこう
◇庭木として人気だそうだが、花はあまり目立たない。
◇黄色の花が見えるけど、葉の方がめだつね。
◇葉はヒイラギに似て「縁にトゲ」と言うけど、これはあまり鋭くないねえ?
◇花は長い花穂(かすい)に黄色の花が多数付く。
◇花弁は6枚だが、9枚の萼片も黄色なため、全体が花弁のように見えるという。
ヒイラギナンテンの開花期は春(3月~4月)だが、ここは11月(秋)に咲いている。うむ、咲く時期を間違えたのかな? 同様な例に「スカシユリ(透百合)」もあったなあ! 思い出して見よう。
スカシユリはこちら Link先 → 小次郎とユリ(百合)-スカシユリ(透百合)-
ここで、ヒイラギナンテンの勉強をしておく。
【ヒイラギナンテン(柊南天)】※Wikipedia、他
◇メギ科メギ属の常緑低木。別名にトウナンテン(唐南天)がある。属名の「メギ」の和名は「目木」の意味で、葉や樹枝の煮汁を洗眼に用いたためとされる。庭木としても人気。
◇原産地は、中国南部、台湾、ヒマラヤ。渡来は17世紀末の江戸時代と言われる。
◇開花時期は3月~4月。春先に総状花序に沢山の黄色の花をつける。花弁は6枚だが、9枚の萼片も黄色なので全体が花弁のように見える。
※ 咲いていたのは11月中旬。うーん、この株は咲く時期を間違えたのかな?
◇実は、液果で、秋に青紫色に熟す。
【由来】
(トゲのある)葉が ヒイラギ(柊) に似て、実が ナンテン(南天)に似ているのが名前の由来だが、花はナンテンに似ず、また色も黄色である。
実が南天に似ているというので、ネットから「花」「葉」「実」を引用してみてみる。
◇葉は、本来、かなりトゲがあるようだ
◇実は青紫色の液果で長さ5㎜程度たまご型。小さいね。
ナンテン(南天)を思い出して見よう。
南天はこちら Link先 → 小次郎と赤い実の草木-ナンテン(南天)-
改めて、ヒイラギナンテンを見てみよう。
お終い