こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と秋の草花-ルリマツリ(瑠璃茉莉)-

2021-12-29 15:43:02 | 秋の草花

今回は、ルリマツリ(瑠璃茉莉)だ。花色が「瑠璃色(るりいろ)」で、花姿が「茉莉花(まつりか)」に似ていることからなづけられたという。因みに、茉莉花はジャスミンのことだそうだ。

<2021年11月1日> 美咲が丘

◇ どんな花かわかるかな? 

◇ ん? この風景は以前もあったよね。そう、フウセントウワタ(風船唐綿)のあったお家だよ。ホント、沢山の花があるんだよ。

花に着目する

◇ 直径2㎝ほどの5弁の花をいくつも、かたまって咲かせる

◇ 一つ一つの花は1週間ほどで萎れるが、次々と花を咲かせ、5月~11月までの長い間、開花をたのしめるそうだ。

◇確かに、つぼみと開花が混じっているね。

◇ これが、“瑠璃色”の花だよ。ちょっと、勉強しておこう。

【ルリマツリ(瑠璃茉莉)】

◇ イソマツ科ルリマツリ属の常緑低木。別名にブルンパゴ、アオマツリがある。幹は直立し、枝分かれし、先端はややつる状になる。

◇ 原産地は南アフリカ。日本へは明治時代に渡来した。

◇ 開花時期は5月~11月。 2~3㎝の空色の花を、手鞠状に、春~秋の長い間咲かせる。

◇ 花の色は、瑠璃色(空色)、白色の品種(アルバ)、薄紫色の品種(ブルームーン)がある。

【由来】

和名のルリマツリ(瑠璃茉莉)のルリ(瑠璃)は花の色、マツリ(茉莉)はマツリカ(茉莉花=ジャスミン)に似た花の姿に由来。因みに「プルンパゴ」は、ラテン語の「鉛」を意味する。

 ※ ジャスミンってどんな花だっけ?(ネットから)

【瑠璃(るり)色】

◇ 瑠璃色は、紫みを帯びた濃い青。名前は半貴石の瑠璃(ラピスラズリ)による。

  ※ 半貴石:貴石は宝石のこと。狭義ではダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドを指す。宝石業界で貴石と呼ばれない宝石を「半貴石」と呼ぶ。

瑠璃色を画像で見てみよう(ネットから)

◇ カササギ(鵲)、オオルリ(大瑠璃)の羽根の色は瑠璃色と呼ばれる。

◇ 「瑠璃(るり)色」「群青(ぐんじょう)色」「紺碧(こんぺき)色」「杜若(かきつばた)色」の違いは? うーん、分かんない」!

改めて、ルリマツリの花を見てみよう。うーん、瑠璃色よりも少し“淡い”感じがするねえ。

お終い

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小次郎と秋の草花-ダイヤモンドフロスト(ユーフォルビア)-

2021-12-23 20:24:18 | 秋の草花

今回は、ダイアモンドフロストだ。「ユーフォルビア」、「ユキハナソウ(雪花草)」とも呼ばれる。春~秋の長い間、小さくてかわいい雪のような小さな花を次々と咲かせる。ん? 雪のように見えるは、「なんじゃもんじゃの木」もそうだったよな

なんじゃもんじゃはこちら Link先 → 小次郎となんじゃもんじゃ(ヒトツバタゴ)

<2021年10月28日> 美咲が丘

◇ 沢山花があるね。どれが、ダイヤモンドフロストなの? うむ、どれかわかるかな? “雪のような”だから………。

◇ ピンポン! そうだよ。矢印の花だ。 ズームインしてみよう。

◇ なんか、ゴチャゴチャしているね。

◇ 白いのがはなびらなの? いや、白いのは苞(ほう)で、花の直ぐ下の“葉”なんだって。じゃあ、花は?

◇ 中央の小さなのが「花」なんだって。ちょっと、ぴんぼけなので、ネットの花をつかおう。

◇ わかったかな? ここで、勉強をしておこう。

【ダイアモンドフロスト(ユーフォルビア)】

◇ トウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属)の多年草。なお、寒さに弱いでの主に一年草として扱われる。

◇ 原産地はメキシコ南部からエルサルバドル。日本への渡来時期は不明。

◇ 株一面を覆うように咲く白い花が、まるで雪のように見える。

◇ 開花時期は4月~11月。白い小花を密に付ける。

※ 白い花のように見えるのは、実は苞(ほう)と呼ばれる花の直ぐ下の葉で、本当の花は苞の中心にもっと小さく咲いている。

花序は、トウダイグサ科に特有の胚状花序(はいじょうかじょ)の特有の形をしている。

【由来】

◇「ユーフォルビア」:ギリシャの宮廷医師を努めた人物。トウダイグサ属の学名のユーフォルビアは彼の名前に由来。

◇「ダイヤモンドフロスト」:直訳で“ダイヤの霜”

◇「ユキハナソウ(雪華草)」:株一面を覆うように咲く白い花が、まるで雪のように見えることから。

  ※ “白雪姫”と命名された品種もある。

改めて花を見てみよう。

◇ ボクの「白い鼻筋も見事だ!」っていってくれるよ! ん? 関係ないって?

お終い

 

 

 

 

 

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小次郎と夏の草花-オカノトラノオ(丘虎の尾)-

2021-12-17 14:12:03 | 夏の草花

今回は、オカノトラノオ(丘虎の尾)だ。開花時期は夏らしいが、見つけたのは9月なんだよね。日当たりの良い草地や道端に見られる雑草。花穂(かすい)が途中で横向きに曲がるのが特徴で、これをトラのシッポに例えたもの。水湿地に生息する「ヌマトラノオ(沼虎の尾)」と区別するために“オカ”を付けたそうな。ん? 「猫の尻尾」というのもあったよね。確か……、「キャットテール」と言ったっけ?

<2021年9月8日> 美咲が丘

◇ わかるかな? 白い花だよ。一旦引いて、ズームインしてみよう。

場所を確認してみよう。

◇ここはふれあい通り。下っていくと、JR美咲が丘駅。ムササキゴテン(紫御殿)があったところだよ。

◇ 駅とは反対向き。花をもう少し見てみよう。

◇ 花は分かったが………。「虎の尾」由来が妥当か? 検証してみよう。

◇ 舗道へ横に伸びている花。

◇「虎の尾」に見立てたと言うけど………。ちょっと強引かもね。勉強しておこう。

【オカトラノオ(丘虎の尾)】

◇ サクラソウ科リシマキア属の草花。

◇ 日当たりのよい草原など普通に生えている野草。茎は枝分かれせずにまっすぐ伸びる。

◇ 開花時期は7月~8月。房状の花穂に白い小花を密に付ける。花穂は直立せずにくにゃりと曲がった姿になり、

◇ 近い仲間に花がまばらで花穂が立ち上がり湿地などに生える「ヌマトラノオ(沼虎の尾)」、路地に生える「ロジトラノオ(路地虎の尾)」、「イヌヌマトラノオ(犬沼虎の尾)」などが知られる。

 ※ うーん、生育場所で名前がついているのか! 美咲が丘に生育しているので「“丘”虎の尾」でよいことにしよう。

【由来】

花穂(かすい)がクニャリと曲がる様子を虎の尻尾に見立ててオカトラノオの名前があある。イギリスではこの姿を「Goose Neck(グーズネック)=ガチョウの首」のようだと表現するそうな。

小次郎の興味は、オオバ(大葉)!

見つけた様子を見てみる

散歩の時、小次郎クンがクンクンした後に「葉」を食べ出した。ん? 食べられるの? 小次郎クン! 見ると下の方に、可愛い白い花があるのに気づいた次第。

◇ 実は、食べているのはオオバ(大葉)。そう、スーパーでも売っている食べられるヤツだ。

◇ 黙々と食べている。

◇ 「丘虎の尾」の葉は花の下の方にある。違いが分かるようだ。オオバの勉強もしておく

【オオバ(大葉)】

◇ シソ科シソ属の一年草。

◇ 家の庭には得ている身近な野菜だが、スーパーでも売っている。

◇ 大葉とは、青じその葉の形状のまま、香味野菜として使用する場合の呼称。

※ 大葉には、青じその実や芽。また、赤じそ、エゴマなども含まない。

◇ 小次郎クンは、どうやって(食べられる)大葉がわかるのかな?

改めて「丘虎の尾」を見ておこう。

【おまけ】

キャットテール(猫の尻尾)はこちら:Link先 → 小次郎と秋の草花ーキャットテール -

お終い

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小次郎と秋の草花-コマツヨイグサ(小待宵草)-

2021-12-11 21:39:34 | 秋の草花

今回はコマツヨイグサ(小待宵草)だ。ん? 秋の花じゃないよね? うーん、見つけた経緯でご容赦いただけるかもね。因みに、花期は5月~10月で、名前はマツヨイグサのなかでは花が小さいことによる。まずは花を見ておこう。

<2016年10月17日> 美咲が丘

◇ 花を頂いて、テレビ台にコーヒーカップに活けたところ。

【経緯】

・ 先日(10月の下旬)、朝の散歩で、空き地で『(小さな)黄色い花』を一輪見つけた。

・ (カメラがなく)夕方に再度行ってみた。が、花はない! 代わりに、(赤い)小さなしぼみだけがある。ん? 朝顔のように夕方にはしぼむ花か? と。※『待宵草』とは、微塵も思わなかった!

・ 翌日の朝、今度は2輪見つけたので、(携帯で)撮影すると共に一輪を頂いて(ネットで)花を調査することとした。

 ・ が、『秋の花』で、いくら調べても分からない! 画像検索でもヒットしない。うーむ、調べ方が悪いのか? と言うことで『秋の花』→『夏の花』へと、範囲を広げていった。で、判明!=春の草花・5月のところで見つけた。

 ※ 2016年は、まだ、グーグルレンズ、等はなく、検索では調べることは出来なかった。

・えー、今は10月、それも下旬だぞ、とも思ったが、花、葉、茎などを見てみるが、確かにコマツヨイグサ(小待宵草)に間違いない! となった次第。

場所

<2016年10月17日 17時47分(まもなく日没)>

◇ こんな感じ ん? どこだか分かんない? 

◇ これで分かるかな? 

◇ 3つある。

① 開花した花

②つぼみと、前日に開花して萎んで赤くなった花

③ これから、咲く蕾。 花の勉強をしておこう

【コマツヨイグサ(小待宵草)】

 ◇アカバナ科マツヨイグサ属の2年草。

◇名前はマツヨイグサ属の中では花が小さいことに由来する。

◇北アメリカ原産。河原、草地、海岸などで見られる。

◇草丈は30~60㎝。茎は地を這い斜上する。

◇花は、淡黄色で直径2.5~3㎝。葉腋に長い花序を出し1個づつ咲かせる。

◇夕方に開花して翌朝しぼむ(曇りには昼過ぎまで)。花がしぼむと赤く変色する。

◇開花時期は5~10月と、長い。

【マツヨイグサの仲間達】

仲間達と違いを調べてまとめてみた。一番多く見かけるのはメマツヨイグサらしい。

【マツヨイグサ(待宵草)とヨイマチグサ(宵待草)】

◇ 宵待草(よいまちぐさ:詩歌)

大正浪漫を代表する画家・詩人の竹久夢二によって創られた詩歌のタイトル。50年たらずの短い生涯で恋多き夢二ではあったが、実ることなく終わったひと夏の恋によって、この詩は創られた。多忠亮(おおのただすけ)により曲が付けられ叙情歌として一世を風靡(ふうび)する

 歌詞:「待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな」

 ◇ 待宵草(まつよいぐさ:植物)

 “よいまちぐさ(宵待草)”は、植物としては、“まつよいぐさ(待宵草)”が正しい。

【マツヨイグサ(待宵草)とツキミソウ(月見草)】

月見草(つきみそう)をマツヨイグサ属の総称として呼ぶこともあるが、本来は全く別物。太宰治が富嶽百景で『富士には、月見草がよく似合ふ』と書いているが、実際はオオマツヨイグサだったとされる。

◇ 月見草(つきみそう)

 待宵草や大待宵草は同じ時期に道端や荒れ地に咲くので、月見草と勘違いされやすいが誤りである。月が現れる時間に白い花を咲くことからこの名がある。現在は、(環境に適合できず?)野草としてはみられないという。

  本当の月見草は、『夕に純白で開花し、夜半には薄ピンクからピンク色に変身して、朝にはぼんでしまう可憐な小花』である

花を自宅で鑑賞してみた。

【ワイングラス】

【コーヒーカップ】

お終い。 

 

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小次郎と秋の草花-メマツヨイグサ(雌待宵草)-

2021-12-06 12:03:19 | 秋の草花

今回はメマツヨイグサ(雌待宵草)だ。ん? 夏の花では? そうなんだが、見つけたのは冷たい木枯らしが吹き渡る11月17日の夕方の田んぼ道だったので秋の草花としておく。ちなみに、茎が地面を這うように伸びており、ネットに「この花の名前を教えて!」と投稿した。回答は「雌待宵草でしょう。地面を這っているのは単に強風で倒れただけ!」とのこと。

<2017年11月17日> 田んぼ道にて

◇ こんな感じで咲いている。 まずは、花を見てみよう。

◇ 待宵草のようだが………。今は、まもなく師走だぞ! とも、思う。

全景から見ていこう。

田んぼ道の途中の荒れ地の斜面に、寒い中、頑張って咲いている。

◇ 茎が斜面を這っており、その後上向いている。ん? 分かんない?

◇ 確かに這っているだろう? が、これ、強風で茎が倒れた後、頑張って上向いて、花が咲いたらしい。指摘されて改めてみた。

◇ 根元はこんな感じ。うむ、茎は折れて倒れている。

 

◇ 再び上に向かって伸びて、花を咲かせている。

◇ 頑張って花を咲かせているんだね。すごいね! ここで勉強をしておこう。

【メマツヨイグサ(雌待宵草)】

◇アカバナ科マツヨイグサ属の2年草。道端や荒れ地などに生える雑草。姿形はオオマツヨイグサ(大待宵草)とよく似るが、花の大きさはやや小さい。

◇原産地:北アメリカ原産。渡来時期は明治時代の帰化植物。

◇草丈は50㎝~150㎝。。

◇開花時期は6月~9月。夕方に4~5㎝の大きさの黄色い花を咲かせる。朝には萎む一日花。花は萎れても赤くならないのが特徴。

◇由来は、大待宵草に比べ2/3程度の大きさからと言われる。

大待宵草はこちら Link先 → 小次郎と秋の草花3 -オオマツヨイグサ(大待宵草)-

「待宵草」について調べてみた。

【待宵草の仲間達】

仲間達と違いを調べてまとめてみた。一番多く見かけるのはメマツヨイグサらしい。

【マツヨイグサ(待宵草)とヨイマチグサ(宵待草)】

◇ 宵待草(よいまちぐさ:詩歌)

大正浪漫を代表する画家・詩人の竹久夢二によって創られた詩歌のタイトル。50年たらずの短い生涯で恋多き夢二ではあったが、実ることなく終わったひと夏の恋によって、この詩は創られた。多忠亮(おおのただすけ)により曲が付けられ叙情歌として一世を風靡(ふうび)する

 歌詞:「待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな」

 ◇ 待宵草(まつよいぐさ:植物)

 “よいまちぐさ(宵待草)”は、植物としては、“まつよいぐさ(待宵草)”が正しい。

 

【マツヨイグサ(待宵草)とツキミソウ(月見草)】

月見草(つきみそう)をマツヨイグサ属の総称として呼ぶこともあるが、本来は全く別物。太宰治が富嶽百景で『富士には、月見草がよく似合ふ』と書いているが、実際はオオマツヨイグサだったとされる。

◇ 月見草(つきみそう)

 待宵草や大待宵草は同じ時期に道端や荒れ地に咲くので、月見草と勘違いされやすいが誤りである。月が現れる時間に白い花を咲くことからこの名がある。現在は、(環境に適合できず?)野草としてはみられないという。

  本当の月見草は、『夕に純白で開花し、夜半には薄ピンクからピンク色に変身して、朝にはぼんでしまう可憐な小花』である。

雌待宵草を一輪頂きました。

お終い

 

 

 

 

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