こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と夏の草花-サボテン(仙人掌)-

2023-06-27 23:40:55 | 夏の草花

今回は、サボテン(仙人掌)だ。2年前に頂いた鉢植えに花が咲いた。とても嬉しい。サボテンはサボテン科の総称で、頂いたのはエキノプシス属のオキシゴナという品種だと思う。朝に咲いて夕方に萎む「一日花」なんだって。因みに、夕方から咲き始め夜に満開となるゲッカビジン(月下美人)もサボテン科。クジャクサボテン属と“属”が違うけど、樹形はずいぶん違うねえ!

<2023年6月10日> 自宅

 

花は結構大きい! サボテンの勉強をしておこう

【サボテン(仙人掌)】※ Wikipedia、他

◇ サボテン科に属する植物の総称。その多くは多肉植物で、多肉植物の別名として使われることもあるがサボテン科以外の多肉植物をサボテンと呼ぶのは誤り。棘の部分は葉や茎が変化したもの考えられている。

◇ 全草に毒があり栽培する際には注意が必要だが、強心剤の薬効もあり「鬱血性心不全の特効薬」として使用されているという。

◇ 原産地はアメリカ、メキシコ、中米。日本へは江戸時代に鑑賞用として渡来したとされる。

◇ 開花時期は、品種、成熟度、大きさなどにより異なる。エキノプシス属は5月~8月に咲くものが多い。

※ エキノプシス・オキシゴナは、早朝に開花し夕方には萎む種らしいが、我が家のケースでは夕方に開花し、翌朝からはしぼみ始めていた。

【由来】

◇ 「サボテン」は、持ち込んだ南蛮人が「ウチワサボテン」の茎の切り口で畳や衣服の汚れをふき取り、樹液をシャボン(石鹸)として使ったため「石鹸のようなもの」という意味で「石鹸体(さぼんてい)」と呼ばれるようになったとする説が有力。

※ 1960年代までは「シャボテン」と表記する例もあった。

◇ 「エキノプシス(Echinopsis)」はギリシャ語で「ウニまたはハリネズミに似ている」という意味。

◇ 「仙人掌」は、中国、漢の皇帝が手のひらにお皿を乗せた仙人の像を建てたところ、その姿がさぼてんに似ており、仙人(せんにん)掌(手のひら)と書くようになったのだとかの諸説あり。

【開花の時系列】

-6月10日 7時40分-

◇ 朝の7時40分。「朝に開花」と思っていたので、明朝開花! と、思っていた。

-6月10日 19時10分-

◇ 小次郎、夕方に開花したね。

◇ ビックリ。この半日ほど、時間感覚がズレたのかな?

◇ この時がほぼ、満開!

-翌朝(6月11日)7時50分-

◇ まだ、大丈夫のようだが………。実は、“つっかい棒”をしているのだ!

◇ つっかい棒が分かるだろう?

◇ 花は大丈夫だが、花茎はぐたーっとしている。

◇ つっかい棒がないと、こんな感じ。

-翌日(6月11日)12時50分-

 

◇ 花びらも元気がない。洗濯バサミで支えているところ

◇ 正面からだと、まだ、頑張っている。

-翌日(6月11日)17時30分-

◇ほぼ、萎んでしまった。

-二日後(6月12日)7時00分-

◇ 完全に萎んでしまった。来年に期待しよう。

<おまけ:ゲッカビジン(月下美人)>

小次郎とのコラボの写真はないが、友人から写真を頂いたので紹介しておく、併せて勉強もしておこう。

<2022年8月25日>

◇ 「月下美人は、一年に一度しか咲かない!」とか「新月の夜にしか咲かない!」と言われが、そんなことはないそうです。このお家では、月下美人は、2022年は8月25日と10月24日の2回咲いたそうです。

【ゲッカビジン(月下美人)】

◇ サボテン科クジャクサボテン属の常緑多肉植物。別名に「ナイトクイーン(夜の女王)」の別名があり、夜の間だけに咲く。

◇ 原産地はメキシコの熱帯雨林地帯。日本へは大正末期に渡来。

◇ 日本のクジャクサボテン属には交配種が多いが、“月下美人”は原産地からそのまま導入された原種という。

◇ 開花時期は6月~11月。花は夜に咲き始め翌朝までの一晩で萎む。花冠は20~25㎝程度。

【由来】

◇「新月・満月の夜にしか咲かない」という言い伝えから、

◇「昭和天皇がまだ皇太子だった頃、台湾を訪れた際に、月下美人の花に目を奪われたそうです。 このとき、昭和天皇に連れ立っていた田氏という駐在大使に名前を聞いたところ、田氏が『月下の美人です』と答えたことから“月下美人”と名づけられた」 

等、があるという。宣一くんは昭和天皇説に一票。

お終い

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小次郎と春の草花-ジキタリス-

2023-06-21 21:11:57 | 春の草花

今回は、ジキタリス(実芰答里斯)だ。オオバコ科のジキタリス属の総称。ん? ジキタリスって、そんな名前の薬もあったよね? 調べると『心不全の治療と心房細動のレートコントロールのために長年、用いられてきました…(出展:日本心臓財団)』とある。

<2023年5月5日>美咲が丘

◇ 小次郎と散歩中に、まっすぐに花茎を伸ばす姿に、おっ!と気づいた次第。因みに、小次郎は、下をクンクンしながら歩くので気づかない。

◇ ここ、JR美咲が丘駅のちかくだよ。花がいっぱいあるし、ボク(小次郎)も目立たない! 

◇ うむ、これでいい。後は、花に着目していいよ!

◇ ベル状の花だね。ベル状と言えば、フウリンソウ(風鈴草)があったね。覚えているかな?

風鈴草はこちら Link先 → 小次郎と夏の草花-フウリンソウ(風鈴草)-

【ジキタリス(実芰答里斯)】※ Wikipedia、他

◇ オオバコ科ジキタリス属の総称。一・二年草、多年草だけでなく、低木も存在する。一般に、園芸用に栽培されている種は「Digitalis purpurea」である。別名にキツネノテブクロ(狐の手袋)がある。

◇ 全草に毒があり栽培する際には注意が必要だが、強心剤の薬効もあり「鬱血性心不全の特効薬」として使用されているという。

◇ 原産地は西~南ヨーロッパ。日本へは江戸時代に渡来し、鑑賞用に栽培される。

◇ 開花時期は、品種によるが5~6月に咲くものが多い。花は釣り鐘のような花を穂状に咲かせる

 【由来】

◇ ジキタリスの名前は「手袋の指の部分に似ていること」に由来。 ギリシア語で指を意味する「digitus(ディギトゥス)」が語源と言われる。

◇ 和名の「狐の手袋」は、英名の「フォックス(狐)グローブ(手袋)」の直訳したものと言われる

◇ 5月8日には“満開”の様相。ものすごく沢山咲いている。

改めて見てみよう

お終い

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小次郎と夏の草花-クチナシ(梔子)-

2023-06-16 11:45:14 | 夏の草花

今回はクチナシ(梔子)。梅雨どきに大きな純白の花を咲かせて強い香りを漂わせる。由来は、果実が熟しても割れないため「口無し」に由来、など諸説あるという。パパは、渡哲也の「くちなしの花」で ♪~くちなしの白い花 おまえのような 花だった~♪ の歌詞が好きらしい。初夏の花だが、二度咲きの品種では9月にも咲くという。

<2023年6月15日> 美咲が丘

◇ これは、八重咲きのクチナシだな。

◇ ここは、美咲が丘の「はな咲公園」-「ゆめ咲公園」-「みず咲公園」へと繋がる遊歩道。散歩に人気の径(みち)だよ。両脇に花が咲く低木が植えられているが、春の環境美化活動で剪定されるので、花の観賞と(そろった生垣の)美観とのトレードオフとなる。

◇ 小次郎クンは、花はどうでもいいと言う感じ

◇ 花に着目していこう

◇かなり開いた花

◇ 中央部分は、これから開くみたい。

ここは、はな咲公園に近いところ。途中の、ゆめ咲公園に近い所も紹介する。

<2019年6月28日> 美咲が丘

◇美咲が丘の遊歩道沿いの垣根としてのクチナシの花。因みに、ツツジ、アベリアなどもある。 ちょっとズーム

◇ 白い花は綺麗だが、しおれると茶色っぽくなるのが、イマイチ。

つぼみ~花を見てみよう。

◇ 八重の大きな花なので「大八重クチナシ」の品種だとおもう。

-<特別出演 -クチナシの花と小太郎くんと次郎くん- >--

◇ 以前住んでいた庭での記念撮影。小太郎(2代目)と次郎(3代目)とクチナシのコラボ。ここで、クチナシを勉強しておこう

小太郎と次郎については、キーワード検索(例:小太郎くん物語 その1)で出てくるよ。

小太郎:「小太郎くん物語 その1」~「小太郎くん物語 その20」 

次郎 :「次郎くん物語 その1」~「次郎くん物語 その34」

【クチナシ(梔子)】

◇ アカネ科クチナシ属。梅雨どきに大きな純白の花を咲かせて強い香りを漂わせる。秋には橙赤色の実をつける。

◇ 原産地:日本。

◇ 開花時期:6~7月だが、二度咲きの品種は9月にも咲く。

◇ 果実は「黄色の染料」や「漢方薬の原料」となる。消炎、利尿、鎮静、止血、の薬効があり、吐血や黄疸に用いられる。

【名前の由来】

◇「くちなし」は果実が熟しても割れないため「口無し」に由来、

◇ 実の先端の形が中国の酒器「巵(シ)」の注ぎ口に似ている事に由来、

 などがある。

 ※「梔子」と書くのは漢名から。他に「卮子」「山梔子」とも書く

 -<特別出演 -クチナシの花と小太郎くんと次郎くん- (end)>--

小次郎くんの時代に戻ろう

<2019年6月28日>

 

◇ おーい、小次郎くん! 何やってんの?

 

◇ う~ん、いいにおいだねえ!

◇ 地面すれすれにさいているのもある。

 

◇ ポツンと咲いているのもある。

さらに戻って、

<2023年6月15日>

お終い

【写真一覧】

◇クチナシ(梔子

 ◇ムクゲ(槿) 

◇ハンゲショウ(半夏生)

◇アガパンサス(紫君子蘭) 

◇フウリンソウ(風鈴草) 

◇ホタルブクロ(蛍袋)

 

小次郎と夏の草花1-クチナシ(梔子)-

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小次郎と春の草花-ニオイシュロラン(匂棕櫚蘭)-

2023-06-10 09:36:58 | 春の草花

今回は、ニオイシュロラン(匂棕櫚蘭)だ。ニュージランドの固有種で、センネンボク属の木本。名前の由来は「花が香り(匂い)」「葉がランに」「樹形がシュロ」に似ることからと言われる。寒さや乾燥への耐性があり、洋風の庭植えに人気があるという。

<2023年4月30日~5月8日> 美咲が丘

咲き始めを全景から見てみよう

<2023年4月30日> 花に初めて気づいた。

◇ここ「シャリンバイ」「アルストメリア」「マンネングサ」も紹介したところだよ。木々の配置も、とても立派で、見応えがあるね。

◇ 花はどこにある? うむ、近寄って見よう

◇ これで、わかったかな? 4月30日は咲き始めのようだ。花のよく見てみよう

【ニオイシュロラン】

◇ キジカクシ科センネンボク属の常緑の木本。

◇ 高さ20 mにまで成長し頑丈な幹を持つ。葉は1mに達する剣状で、幹の上部に多く密生する。

◇ 原産地はニュージランド。日本へは明治初期に渡来し、洋風庭園に利用される。

◇ 開花時期は5~6月。花は直径6~7ミリほどの白い小花で、葉の間から伸びた細い花茎に多数集まって咲く。小花は釣鐘型で、強い芳香がある。

【由来】

◇「ニオイシュロラン」は和名で、由来は、花が香り、葉がランに、樹形がシュロに似ることからという。

◇ 学名は「Cordyline australis=コルディリネ・オーストラリス」。コルディリネはギリシャ語の“棍棒”に由来し肥大した根茎にちなんだもの。オーストラリスはラテン語の“南の”を意味する。

◇ 英名は「Cabbage tree=キャベツの木」だが、これは、放射状に伸びる葉の様子によると言われる。

◇ 根元を見てみよう。学名の「コルディリネ」は根茎は棍棒に似ていることに由来と言うしね。

◇ うむ、“棍棒”に見えなくもないね。

<2023年5月2日> 開花が進んできた

◇開花は進んでいるけど、遠景だと分かりにくいね。

<2023年5月5日> 満開に近づいたかな?

◇ 遠景からでも「白い花」がまとまってわかる。

◇「葉は1mに達する剣状で、幹の上部に多く密生する」は、そ

の通りだね。

◇ 花は「釣鐘状」と形容される。

<2023年5月8日> この頃が満開!

◇ びっしり咲いている

◇見事だね。

お終い

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小次郎と春の草花-オオデマリ(大手毬)-

2023-06-04 22:56:40 | 春の草花

今回は、オオデマリ(大手毬)。花期は4~5月頃で、アジサイのような白い装飾花を多数咲かせる。由来は大きな花が“毬(まり)”のようにまとまってつくことから。英名は「Japanese Snowball(日本の雪玉)」と呼ばれる。

<2023年4月27日> 美咲が丘

◇ ん? いっぱい花があるよね。どれ?

◇ ここは、二丁目のとあるお家。家人とのやりとり。「きれいな白い花はなんですか?」→「オオデマリですよ」。→ 因みに、赤い花が咲いているのはボケ(木瓜)とのこと。いずれも、樹高は低いと思っていただだけに、ホー、と思った次第。ま、思い込みだな。

ボケ(木瓜)はこちら Link先 → 小次郎と春の草花-ボケ(木瓜)-

まずは、ボクとのコラボ。縦に撮影しないとダメだな

花に着目していこう

オオデマリ(大手毬)】

◇ スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木。本種はヤブデマリの花が装飾花に変化したものと言われる。樹高は2~6m。庭木や公園樹として利用される。

◇ 原産地は日本。オオデマリは日本原産のヤブデマリ(藪手毬の園芸種。

※「ヤブデマリ」は、本州、四国、九州の山地や丘陵地に生える。

◇ 開花時期は4月~5月。咲き始めはグリーンで次第に白に変化する。大きな花が毬のようにまとまってつく。

【由来】

◇「大手毬(オオデマリ)」は、白い花(装飾花)が手まりのように丸く集まって大きな花を咲かせることにちなみます。

◇「藪手毬(ヤブデマリ)」は、藪に生え、手毬のように花を丸くつけることに由来する。

 ※ 花はガクアジサイによく似ていますが、ガクアジサイは花びらに見える部分ががく片であるのに対し、ヤブデマリのそれは花弁が拡大したもの

小手毬との違いは?

【大手毬と小手毬】

似た名前にコデマリ(小手毬)があるがコデマリはバラ科で“科”が異なる。

【コデマリ(小手毬)】

◇ バラ科シモツケ属の落葉低木。同じ仲間にユキヤナギがある。別名「スズカケ」 

◇ 樹高は1.5m 。枝は細く、先は枝垂れる。葉は互生し、葉先は鋭頭で、形はひし状狭卵形になる。

◇ 原産地は中国。渡来時期は不明だが、江戸時代には観賞用に栽培されていたという。

◇ 開花時期は4月~5月。枝一面に手毬のような白い花を枝垂れるように開花する。

◇ 由来:小さな白い花が丸く集まって「小さな毬」に見えたことに由来する。

◇ 以前、奈良の知人から頂いた小手毬の写真をしめす。オオデマリも、このタイプで花が大きいだけと思い込んでいた。

お終い

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする