若松より株分けしてもらったホトトギス(杜鵑草)。二年目でしっかり花が咲いた。10月20頃が満開だ!
<2020年10月19日> 場所は美咲が丘の自宅。
ん? 小次郎くん、花を見てよ!
◇ ホトトギスより、君の方が目立つねえ。花にズームインしてみよう。
◇ まだ、蕾もあるし、しばらくは楽しめそうだ。
◇ これ10月11日。蕾が多く、1輪だけ開花したとき。
以下は、以前紹介の分だ。
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今回は、ホトトギス(杜鵑草)の花を紹介しよう。ん? 漢字は“不如帰”では? いや、そっちは(鳥の)ホトトギス。ちとややこしいね。違いや由来は、後で調べてみよう。
<2018年10月26日> 場所は、北九州市若松区高塔山。
◇ こんな花なんだよ。パパは初めてなんだってさ。ま、ボクも初めてだけど………。
◇ ボクと共に全景を見てみよう。こんな感じで咲いている。ボクは“伏せ”だ。この草、秋に、日陰に多く生えるという。
◇ ボクが入ると、花がよく分からない。花を中心に撮していいよ!
◇ 星型なんだね。
◇ 上から見ると、こんな感じ。ズームすると、
◇ ホー、
◇ 横からだと、こんな感じ。ズームすると、
◇ 「白に紫の斑点が散在する」紋様が(鳥の)ホトトギスの腹の紋様に似ているからと言われる。うむ、そうなの?
◇確かににている。因みに、この斑点は、葉にもあるが、若葉の頃だけで花が咲く頃は消えるらしい。来年、確認してみよう。
ホトトギスについて、さらに勉強しておこう。
【ホトトギス(杜鵑草)】
◇ ユリ科ホトトギス属の多年草。漢名は「油点草」。 山地に自生。茎は高さ60~90㎝、毛が密生。
◇ 原産地:日本。東アジアに19種が分布。うち10種は日本固有種で「日本原産」と推定されている。
◇ 開花期は8月下旬~11月中旬。 白色に紫色の斑点の散在する花を開く。
【名前の由来(花)】
◇「ホトトギス」:鳥のホトトギスの腹の紋様に似ているから
◇「杜鵑草」:「三国志」に出てくる『杜の鳥(とのとり)杜鵑(とけん)』が(鳥の)ホトトギス」であることと言われる。
◇「油点草」:新葉の展開時葉の表面に油を垂らした模様があることから。
【名前の由来(鳥)】
◇「不如帰」:中国の故事に由来。
※蜀の4代君主「望帝杜宇(ぼうていとう)」が退位後、復位が出来ず死んでホトトギスと化し「不如帰(帰るにしかず)」と鳴いているという伝説に基づく。
◇「杜宇の吐血」:やはり中国の故事に由来。
※ 月日は流れ蜀は秦に滅ぼされ、それを知った(杜宇)ホトトギスは嘆き悲しみ「不如帰」と鳴きながら血を吐いた。ホトトギスの口が赤いのはそのためという。確かに、口の中は赤いが!?
【ホトトギスの鳴き声】
◇ 声量があり、火が付いたように甲高い声で何かを訴えているような迫力がある。
◇ 昔は「テッペンカケタカ」、最近は「トッキョキョカキョク(特許許可局)」とも。
◇ 素直に聞けば「キョッ、キョン、キョキョキョキョ」にも聞こえる。
YouTubeのサイト:Link先→ホトトギスの鳴き声
◇ 大きく開けた際、口内のオレンジ赤が目立ち、さらに喉の奥から全身の力を振り絞って送り出されるこの音色に昔の人が「鳴いて血を吐く」と表現したのも頷ける。
※ 正岡子規の「子規」はホトトギスの異称で、喀血した自身をホトトギスになぞらえて子規と号したと言われる。
【正岡子規と喀血(かっけつ)】
◇ 喀血(かっけつ)は、肺などの呼吸器系からの出血。真っ赤(鮮紅色)な色が特徴。
◇ 正岡子規の病気は「結核」。なので喀血。最初の喀血は21才の時。亡くなったのは34才だが、最初の喀血の頃からホトトギスの異称である「子規」を号した。
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ホトトギスの花は、あちこちにあった。
◇ 小次郎くん! 花を見ないで何してんの?
◇ 葉が食べられるかを調べているんだよ。ン? それ、ホトトギスの葉じゃないようだけど!?
◇ この構成がいいね。葉、茎と花が分かるしな。もう少し、ズームイン。
◇ 小次郎くんは、眠たいのかな?
◇ ここも咲いているよ!
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<2019年10月26日> 場所は、美咲が丘
若松より、株分けしてもらい、お家(美咲が丘)に植えてみた。根付いて、小さいけど、花が咲いた。
◇ ボクが目立つけど、数輪、咲いているのが分かるかな。ちょっとズームインしてみよう。
【写真一覧】
◇ ホトトギス(杜鵑草) 北九州市若松区高塔山(2018/10/26)、糸島市美咲が丘(2019/1026)
小次郎と秋の草花4ーホトトギス(杜鵑草)-