今回は、ジンチョウゲ(沈丁花)だ。“春の訪れを香りとともに届ける”として知られるジンチョウゲ。2月中旬から咲き始め3月初旬には満開を迎える。雌株だと赤い実を付けるそうだがこの実は有毒という。花で雌雄を区別するのは難しいらしい。また、日本にある木はほとんどが雄株で実を付けないので挿し木で増やすという。うーむ、赤い実を見てみたいものだねえ。
<2024年2月20日> 自宅庭
◇ まだ、咲き始めだね。しばらく楽しめそう
◇ 枝毎に、開花状況が異なる。 ジンチョウゲの勉強をしておこう
【ジンチョウゲ(沈丁花)】
◇ ジンチョウゲ科・ジンチョウゲ属の多年草。漢名:瑞香(ずいこう)、別名:輪丁花(りんちょうげ)
◇ 原産地:中国南部 日本へは室町時代に渡来。※ 渡来時は根を利用する「薬用植物」だった。
◇ 開花期:2月末~3月末
◇ 増やし方:日本にある木はほとんどが雄株で実を付けないので挿し木で増やす。※ 雌株は赤く丸い実をつけるが有毒。
【名前の由来】
香りが香木の「沈香」の香りに似て、葉の形が「丁子」という植物に似ている事から。因みに、沈香(じんこう)は心地良い芳香を持つ木材で、他に、白檀(びゃくだん)、伽羅(きゃら)が有名。また、丁子(ちょうじ)
フトモモ科の常緑高木。
◇ 花についてもう少し勉強しておこう。
◇ 花びらに見える部分はガク(萼)。中央の黄色が雄しべ。 雌株だと赤い実がつく。雌株は7月頃に赤い実を付ける。 赤い実の実物を見てみたいもの。
◇ 雌株は日本には殆どないという。我が家のは雄株。因みに、花で雌雄を区別するのは難しいらしい。
【庭木 三香木】
① 春のジンチョウゲ(沈丁花)、
② 夏のクチナシ(山梔子)、
クチナシはこちら Link先 → 小次郎と夏の草花-クチナシ(梔子)-
③ 秋のキンモクセイ(金木犀)
キンモクセイはこちら Link先 → 小次郎と秋の草花-キンモクセイ(金木犀)-
と合わせ庭木三香木と呼ばれる。
以前も見ておこう。
<2019年2月24日>
◇2019年は2月末でも結構咲いている。
◇ まだ、蕾とごちゃ混ぜのところもある。
◇ 10年前に2株頂いたものの一つ。ずいぶんデカくなった。因みに、1本は2015年の夏に突然枯れてしまった。
◇「いい香りが漂って……」ボクは嗅覚が鋭いので遠くからでもわかるよ!(小次郎談)
ズームインしていこう。
◇ボクのほうが目立つなあ! 花に着目していいよ!
◇ 小さな花沢山集まって、球形になっている。
< 2018年3月6日 >
3月上旬が満開。 2018年の様子を紹介する。小次郎は、この辺りを散策するのが好き。香りがいいのだろう。
◇ まだ、蕾のものもあった。
【写真一覧】
◇ ジンチョウゲ(沈丁花) 福岡県糸島市 2024年2月20日、2019年2月24日、2018年3月6日
小次郎と春の草花 ージンチョウゲ(沈丁花)ー