こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎とハブランサスー種まきから開花まで-

2021-06-27 22:49:33 | 夏の草花

ハブランサスを種子から育てて花が咲くまでを紹介する。2年で花が咲いたよ。

まずは、今年(3年目)の状況だ。

<2021年6月20日(3年目)>

◇ 梅雨の中休みで、雨が止むと、一斉にハブランサスが咲いた。この時点で6輪ほど咲いている。

◇ いいねえ。プレートには「2018年8月」と書いてある。そう、3年まえに種を植えたのだ。

※ 種を採取したオリジナルは、みず咲公園近くにあったもの。

みず咲公園のはこちら Link先 → 小次郎とハブランサス(レインLily)

◇ うーむ、キレイな花だね。

◇ こちらに植えたのも、花が咲いたよ! ハブランサスを改めて勉強しておこう。

【ハブランサス】
◇ ヒガンバナ科・ハブランサス属の多年草。球根植物。別名 レインリリ。常緑性だが寒いと葉が枯れて休眠する。

◇ 原産地:中南米。日本へは大正初期に渡来。
◇ 開花時期は6~9月。
◇ 名前の由来
和名は学名(Habranthus)の音読で“ハブランサス”。由来はギリシア語のハブロス(優雅な)とアンサス(花)からで「優雅な花」という意味。

漢名は「風雨蘭」「雨百合」だが、これを“ハブランサス”とは読まない。

-----

それでは、種からの開花までだ。

<種子の採取 2018年7月10日>

◇ 茎に開きかけの“実”が分かるかな? 印を付けてみる。

◇ 「青い実が茶色に変色」「実が割れかけている」「割れた実から種が飛び出している」

家に持ち帰って、よく見てみた。

◇ 実と種は、こんな感じ。

◇ 実

◇ 実が割れると中から………

◇ 種。干しぶどう見たい。薄っぺらくて風で遠くまで飛んでいきそう。

早速、植えてみた。

<1ヶ月半後 2018年8月24日 >

◇ 鉢植えの様子。種は自然に落ちたように蒔いてみた。風の影響で? 鉢の縁に種が集まり、縁が発芽が多い。※ 庭にも種を蒔いたよ。

◇ こんな感じで芽(葉)が出ている。芽がでてないのもある。

◇ 端っこに種が集まるのは、風の影響だと思う。

<1年目 2019年7月24日>

葉が少しふとくなっただけ。花が咲くことはなかった。

◇ 葉は結構長くなったが、まだ、細い。花が咲く気配はなし。

◇ 他の場所も、この程度。 因みに、鉢植えは殆どのびなかった。水やりが良くなかったのかもしれない。やっぱり、地植えのほうがよいのかなあ? 

<2年目 2020年6月14日 >

おー、2年目に花芽をみつけた! うれしいね、小次郎クン!

◇ よく見ないと分からないけど、ピンクのつぼみが二つある!

◇ ふーん、咲く前はこんな感じなんだ。※ 花芽は、ツクシのように、ニョキニョキと伸びてきて、あっという間に咲く。

<翌日(2020年6月15日)>

◇ 2輪立派に咲いたね、小次郎クン!

◇ 結局、この年は、これも含めて3輪が咲いた。

で、冒頭の3年目にもどる。

お終い

 

 

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小次郎と春の草花-オウバイモドキ(黄梅擬)ー

2021-06-24 22:08:43 | 春の草花

今回は、オウバイモドキ(黄梅擬)だ。オウバイやソケイの仲間。オウバイは“落葉性”だが、本種は“常緑の葉”を持つ。由来は、江戸時代に渡来していたオウバイに花がにていることから。本種は明治初期に渡来。

<2021年4月3日>

◇ここは、美咲が丘から荻浦に抜ける道。途中に階段があり、車は抜けることができない。散歩中に、竹藪に直径5㎝ほどのキレイな黄色の花があった。調べると、オウバイモドキ(黄梅擬)のようだ。

◇ 全景はこんな感じ。これ、誰かが植えたわけではなさそう。うむ、野生化しているようだ。つる状に伸びた枝が枝垂(しだ)れている。

◇ 竹がなければ、もっとキレイなんだろうが………。

近よって、見上げてみた。

◇ 竹の方が目立つなあ!

◇ 花は、白交じり(しろまじり)の黄色で、オウバイ(黄梅)より華麗! といわれる。

◇ うーん、白色は、花の終わりのようにもみえるけど………。 

花に着目する。

◇ つぼみ

◇ 直径5㎝ほどの大きな花。

◇ これ、八重咲き? 調べると『花びらが6~10枚に分裂するのため、二重あるいは八重咲きに見えるのが特徴』だって。

ちょっと勉強しておこう。

【オウバイモドキ(黄梅擬)】

◇ モクセイ科ソケイ属の常緑広葉、半つる性の花木 ※ ソケイ属は

別名にウンナンオウバイ(雲南黄梅)、ウンナンソケイ(雲南素馨)があるが、中国雲南省に自生するわけではない。

◇ 原産地:ヒマラヤ地方。明治初期に渡来。

◇ 開花時期:3~4月。オウバイよりやや遅れて咲く。花の直径は4~5cmほどでオウバイより大きい。

◇ 花色は白交じりの黄色で、オウバイより華麗。花びらが6~10枚に分裂するため、二重あるいは八重咲きに見えるのが特徴。

◇ つる状に伸びる枝は、若いうちは緑色だが、古くなると灰色っぽくなる。枝の断面は四角い。

 【名前の由来】

◇ オウバイモドキは、明治初期に渡来したとき、江戸時代に渡来していたオウバイ(黄梅)に似ていることから。

◇ ソケイ(素馨)は、

  中国、五代十国時代の劉隠、その侍女に素馨という名の少女がいて、死んだ彼女を葬った場所に“素馨”の花が咲き、いつまでも香りがあったという伝説。

  花の色が白く(素)、良い香り(馨)がする花という意を語源とする説。等がある。

【香り】

◇ ソケイ属の植物を総称して“ジャスミン”と呼ばれ、白色または黄色の花を咲かせ、強い芳香を持ち、香水はジャスミン茶に利用される。が、オウバイモドキには香りはない! 

【オウバイ(黄梅)とソケイ(素馨)】

由来となっている「黄梅」と「素馨」を見てみる。(ネットから引用)

お終い。

 

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小次郎とユウスゲ(夕菅)

2021-06-17 21:00:09 | 夏の草花

今年(2021年)もユウスゲ(夕菅)が咲いた。最初の一輪は6月12日。例年より1週間近く早い! 昼につぼみだったものが、夕方に一気に開花し朝には一気に萎む。自然の生命の妙だねえ。

<2021年6月16日 午後6時40分>

◇ 4輪咲いている。最初の1輪(6/12)から、日々、1~2輪咲いているが、6/17日は4輪。

◇ 淡い黄色は、夜に花粉を運ぶスズメガ(雀蛾)には目立つ色という。

夜の様子。

<午後10時頃>

◇ 小次郎クンが赤目になっている。※ 赤目補正機能は、レンズを見必要がある。

◇ 夜中が開花のピークとは………。ま、人に見てもらわなくても、花粉を運ぶ、蛾(が)の目にとまればいいわけだ。ライトのもとでは、白っぽくみえるね。

◇ 暗闇に浮かぶ姿は、妖艶でもある。

【ゆうすげの花(歌)ー石原裕次郎-】

ネットを調べると、「ゆうすげの花」の歌があった。

◇作詞:中山大三郎 作曲:久我山明 歌:石原裕次郎 発売:1989年

◇ YouTube:Link先 → ゆうすげの花ー石原裕次郎-

以下は、昨年!

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今年(2020年)もユウスゲ(夕菅)が咲いた。夕方から咲き始めて朝にはしぼむので、ホント、見るタイミングが難しい。写真は夕方の6時~7時30分撮影だ。

<2020年6月22日 午後6時17分>

◇ どこに咲いているか分かるかな? これ、2018年に唐津・ゆうすげの里で株分けして貰ったもの。株もずいぶん大きくなった。

◇ 茎が長いので、縦でないと全景が撮れない。だって、ボクも必須だもんね。ズームしていこう

◇ 左の萎れているのが昨夜咲いたもの。右のもっとしおれたものがに2日前のものだ。

◇ ユリに似ているけど………。

<2020年6月26日 午後7時32分>

◇ 今日も、4輪咲いた。もうちょっとで日暮れの午後7時32分。

◇ ん? 右の赤いのは? そっちはヒメヒオウギズイセン(姫桧扇水仙)だと思うよ。別途紹介しよう。

◇ 株が大きくなっているので、一日花だけど、日々新しいのが開花している。しばらくは楽しめそうだ。

◇ 因みに、就寝前の夜10時頃に小次郎のオシッコで庭に出るが、その時が開花のピークだ。

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以下は2019年のお話。

ユウスゲ(夕菅)の花を見たことがあるかな? この花は「夕方に花開き朝には萎む1日花」で見かける機会は少ないかもね。

<2019年6月17日 午後5時>

 

◇ 初めて花が一輪さいた! うれしいねえ、小次郎くん!

 ※ この株、昨年(2018年4月)に、唐津の「ユウスゲの里」のを株分けで入手。

<2019年6月20日 午後6時30分>

花をよく見てみよう。

◇ ユリに似ているね。「ユリ科」だが「ススキノ科」の分類もあるらしい。

<2019年6月29日>

◇ 小次郎くんとのコラボ。因みに、手前の「葉」はヒマワリなので、間違わないようにね。

◇ 流し目をしなくても、キミの方が目立つよ。(後ろの上の方がユウスゲ)

◇ 小次郎くん、あごを引いて! 撮影の時、いつもいっているでしょ!

ちょっと、ゴメン、花を中心にするからね。

◇ 萎れているのは、昨夜咲いたもの。

◇ 株は二つあるので………。三つの花が同時に開いた。

◇ 蜜を吸いに来て受粉してくれるのは「スズメガ」という “蛾(が)” で、吸いやすいようにラッパ型の花冠をしているんだって! ほー、キミは、ワンちゃんなのに、チコちゃんみたいによく知っているんだね。ここで、ユウスゲの勉強をしておくね。

【ユウスゲ(夕菅)】

◇ ユリ科・ワスレグサ属。※ススキノ科での分類も。

◇ 原産地:日本(本州・四国・九州) ※ 1870年代にヨーロッパに紹介された。

◇ 開花期:7 ~ 9月頃。虫媒花は「スズメガ」。淡い黄色は、スズメガには目立つ色といわれる。

◇ 語源は、「夕方」に咲いて葉が「スゲ」に似ている事から。別名はキスゲ(黄菅)

◇ 茎は細く、高さは100~150㎝。 うーん、台風が来たら倒れちゃうね。

◇ 花は1日花なので、一つの茎では、一つづつ開くことが多い。

<2019年7月2日 午後7時45分>

◇ 二つの株に三つの花! 今年は、7月2日がピークかな? 近寄って見よう。

◇ おー、みっつ咲き誇っている。

◇ ちょっと写りが! だって時間は午後7時45分(糸島はまだ、明るい)で、夕暮れ時だしね。以降は急速に暗くなる。フラッシュ撮影はスマホだとイマイチ!

◇ 引いて写真を撮ると、夕暮れの雰囲気。

◇ うーん、あと10分もすれば日が暮れる。夜は、満開が続くのだが……。

-------

 株分けしてもらった「ユウスゲの里」について、ネット情報を転載しておく(抜粋)

【かれんな姿咲き誇る ユウスゲ見ごろ、唐津市 ー 朝日新聞デジタル(2019/6/30)ー】

 佐賀県唐津市鎮西町串崎の「ゆうすげの里」でユウスゲが見ごろを迎えている。夕方に一面に 黄色の花々が開き梅雨空に可憐な姿を見せている。7月末まで楽しめるという。

ユウスゲは、日が沈みかける頃に咲くユリ科の植物で、翌朝にはしぼんで枯れてしまう。 地元の人たちが荒れ地を整備し、2006年から植栽を続け、現在8,000㎡に約25万本が咲き誇る。

 当初から植栽に携わる「ゆうすげの里」代表の古館初美さん(71)は「一生懸命に手入れ しているので、多くの人に見に来てほしい。ぜひ夕日と一緒に楽しんで」と話している。

※ 写真は別記事

----

おー、見事! 一度現地へ行ってみたいものだ。

 【写真一覧】

 

小次郎とユリ(百合)ーユウスゲ(夕菅)-

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小次郎の行楽 - あじさい祭り 高塔山公園 -

2021-06-13 16:01:55 | 行楽

梅雨といえばアジサイ(紫陽花)だね。高塔山の紫陽花はまもなく見頃。でも、緊急事態宣言延長で、令和3年6月13日予定の「第23回若松あじさい祭り」は、昨年に続き、中止なんだって!。残念! ま、アーカイブ(書庫)の写真を見ながら、ボクと一緒に(紙上で)行ってみようよ!

<2018年6月30日ー高塔山公園->

◇ 見頃はちょっと過ぎたかもしれないが………。紫陽花が見事だね。あじさい祭りの混雑を避けて月末に訪れた次第。

【若松あじさい祭り】

◇ 福岡県内でも有数のあじさいの名所。7万株を超える色とりどりの紫陽花が、しっとりとした梅雨空を鮮やかに彩る。

◇ 高塔山(標高124m)の駐車場からの山道や、展望台付近に咲き誇り、種類も豊富

◇ シーズンの6月中旬には、「若松あじさい祭り」が開催され、高塔山公園や麓の若松商店街一帯で、雑貨やグルメの販売、フリーマーケットなどの、さまざまなイベントが開かれる。

先ずは、衛星写真で場所を把握しておこう。

次に、地図を見ておく。

◇ しゅぱあーツ! ん? 美咲が丘からじゃないの? うむ、高塔山の傍のママの実家からだ。徒歩で4分(200m)で頂上の展望台までいけるんだよ。

① さっぞく、大きな紫陽花の株がある。小次郎クン、紫陽花の観賞はしないの?

②の場所。頂上から階段があるけど、ものを運び込む時は、この車止めを外してはいるんだって。

③-1 歩道の両側にも紫陽花。

③-2 ズーム。おおきい! これ、「手まり」タイプだ。ちょっと、勉強しておこう。

【紫陽花の分類】

大きくは、「額咲き」のガクアジサイ(額紫陽花)と「手まり咲き」のテマリアジサイ(てまり紫陽花)の二つに分けられるそうだ。一般にアジサイといえば、手まり咲きのことらしい。

③-3 アジサイの間から響灘(ひびきなだ)望める。

※ 響灘:関門海峡の北西に広がる海域。糸島半島が接しているのは玄界灘だが………。境目はどの付近なんだろう? 宗像市の鐘ノ岬辺りらしい。

④-1 多目的広場への階段。きれいに整備されている。

④-2 展望台前。頂上だ。車はここまで登れて、傍に駐車場もあるよ。

④-3 アジサイが大きい! ボクの顔がかすんでしまう!

⑤-1 野外音楽堂へ続く階段。野外コンサートも開催されるんだって! 

⑤-2 野外音楽堂のステージを囲むようにすり鉢状に散策路があり、それに沿って紫陽花も咲いている。

⑥-1 展望台前の広場。イベントが開催される場所だよ。ん? 閑散としているじゃん!? うむ、撮影時は6/30。紫陽花祭りの後だからね。

⑥-2 紫陽花とともにボクも見てよね。

⑥-3 広場と展望台の間には「河童封じの地蔵」が安置されている。地蔵の背中には大きな舟釘が刺さっているんだって! 

◇ ボクはここまで。説明文を読んでみてね。

⑥-4 ちょっと読みにくいね。以下に文章を示そう。

【河童封じの地蔵尊】
 背中に大きな釘を打たれたこの座り地蔵には、修多羅(すたら)村の河童の話しが伝えられています。馬を池に引きずりこもうとして失敗した河童を庄屋が捕まえ、地蔵の背中に舟釘を打ち込んで、釘のある間はいたずらをしませんと河童に誓わせたという話です。

 作家の火野葦平(1906~1960)は、この河童駒引(こまびき)伝説をもとにした作品を、昭和15年「九州文学」に「伝説」という題で発表し、のちに単行本に収めるとき「石と釘」と改題しました。今では、葦平の小説の方が有名になっています。

 地蔵尊の正式名称は虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)で、所有者は高塔山中腹にある安養寺です。この寺は葦平の菩提寺でもあります。
毎年7月に若松で行われる夏祭りでは、河童にちなんだかっぱ祭りが行われています。ー北九州教育委員会-

ボクは、お堂には入れないので、ネット画像で紹介する。

⑥-5 座り地蔵なんだって。

⑥-6 背中におおきな舟釘が刺さっている。

戻って、広場に向かうと、火野葦平の作品での「河童封じ地蔵」の紹介もある。こちらも見ておく。

【かっぱ封じ地蔵の伝説】
昔、この高塔山の上空で、島郷と修多羅のカッパ群が、縄張り争いのため、夜、手に手に葦の葉を太刀のように
ひらめかして飛び立ち空中戦をした。朝になると、戦死したカッパは、青いドロドロの液体になって田や畑に
流れ込み、稲や野菜を腐らせてしまった。

これをきいて現れたのが、日向の名貫川で、名痛坊というカッパをヘチマの葉に封じ込んだ堂丸総学という山伏である。
総学は、人々の苦しみを救うため、法力によりカッパを地中に封じ込めようと決心し、この地蔵の前で祈祷を始めた。

石の地蔵をやわらかくするための祈祷である。これを見たカッパ達は、すぐに仲間争いをやめて連合軍を作り、美女に化けて
誘惑し、金銀をつみ、お化けとなり、糞尿をたれ流して妨害したが、総学の祈祷は続けられた。

やがて何千べん目かの日の沈む頃、総学が石地蔵に触れた時、石がへこんだので、釘と金槌を取り上げ地蔵の背中にあてた。
経文が下におかれたすきに、カッパ達がとりついたが、総学は、経文をとなえながら、釘を打ち込み、釘が半分入った時、
力つきて倒れた。しかし、一念に成就して、カッパ達は木の葉のように舞い落ち、永遠に地中に封じ込められた。

いまdめお、この地蔵の背中には、釘が打ち込まれたままになっている。

- この伝説は、火野葦平の作品「石と釘」によるものである。-

うーん、面白いねえ。

それでは、展望台に上ってみよう。

◇ 展望台は、結構広い。椅子や説明板もしっかり整備されている。

◇ 東の方角(門司・下関の方角)には、北九州工業地帯がみえる。赤い若戸大橋が目立つ。

【北九州工業地帯】

◇ 関門都市圏の福岡県北九州市側一帯に広がる工業地帯。太平洋ベルトの西端部に立地。

◇ かつては四大工業地帯の一つであったが、近年は出荷額、シェア共に低下して四大工業地帯から外され北九州工業地域と呼ばれる。

【若戸大橋】

◇ 洞海湾にかかる戸畑区と若松区を結ぶ吊り橋。1962年(昭和37年)開通

◇ 全長627mの吊り橋は、当時、東洋一の大きさだった。総工費51億円。

◇ 北の響灘を望むと、コンテナターミナル、風力発電、エコタウンセンターが見える。

※ 2009年に「公害を克服し環境保護と先進技術が融合した都市」で、手本とすべく、中国の習近平副主席(当時)も訪問したんだって。2ボクが生まれたのは2010年だから、昔の話しだね。

◇ ベッコウトンボやチュウヒなど希少生物が生息する「ビオトープ」もあるんだって。

展望台からは(バリアフリーの)スロープ経由で広場に戻ろう。

◇ スロープは車椅子で、すれ違うことのできる広さ。

◇ スロープでも紫陽花が楽しめる。

◇ 駐車場の傍の看板には、「四季を楽しめる公園」ともある。おっと、かわいいワンちゃんいる。「キミも紫陽花鑑賞?」

あとは、逆ルートで家に戻りましょう。

【おまけ:仏舎利塔】

地図の左下に示す「仏舎利塔」には、サザンカ(山茶花)があるよ。

仏舎利塔のサザンカはこちら Link先 → 小次郎と冬の草花2 ーサザンカ(山茶花) 仏舎利塔ー

お疲れ様でした。

 

 

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小次郎と春の草花-アマドコロ(甘野老)-

2021-06-04 20:48:05 | 春の草花

今回は、アマドコロ(甘野老)だ。山野に自生する落葉性の多年草。名前の由来は、太い根茎の形がヤマノイモ科のオニドコロ(鬼野老)に似ていて、甘みがあることによる。

<2021年4月17日 -北九州市若松区 高塔山にて->

◇ 小次郎クン、ここは「アマドコロ」があるんだって、探しにいこうかね! ん? 分かった。ボク、甘いものは好きなんだよ!

◇ 小次郎クン、勘違いしてないか? 『あんみつや団子などの和菓子を出すお店の “あまみどころ(甘味処)”』じゃなくて、植物の“アマドコロ(甘野老)”。白い花だよ!

  ※ 甘味処:読みは「あまみどころ」または「かんみどころ」。

◇ キミの左側のが「アマドコロ」だよ! ふーん、そうなんだ。食べられるのかな? うん、春の新芽は山菜として食用になるんだって! ぼく、時々は草も食べるよ。

近よって観察してみよう

◇ 一瞬、スズラン(鈴蘭)? とも思ったが、確か、スズランの花は壺状だったよね。後で調べてみよう。因みに、スズランは有毒なので注意しよう。

もうちょっと、よく見てみる。

◇ ふーん、こんな花なんだ! ちょっと、勉強をしておこう。

【アマドコロ(甘野老)】

◇ キジカクシ(ユリ)科アマドコロ属の落葉性の多年草。別名はイズイ(萎蕤)

  春の新芽は山菜となり、秋には根を掘り上げ乾燥して煎じ薬として利用される。ただし、果実は有毒。冬の間は地上部が枯れ地中の根の状態で冬を越す。

 ※ 同じ仲間に姿がそっくりなナルコユリ(鳴子百合)、別名のイズイの名をとった近縁種の ヒメイズイ(姫萎蕤)などがある。

◇ 原産地:日本、朝鮮半島、中国。

◇ 開花時期:4月~6月。春になると茎を出して葉の付け根から1、2個の筒状の白花を下向きに咲かせる。

◇ 花は、先端が緑色がかっていて少しだけ開く。

 【名前の由来】

◇ アマドコロ(甘野老)は地中の根茎の姿形がヤマノイモ科のオニドコロ(鬼野老)に似ており甘みがあることから名付けられた。

   ※ オニドコロ(鬼野老)はアクが強くそのままでは苦い。

◇ イズイ(萎蕤)は、漢名を音読みしたもの。

たしか、美咲が丘にもあった

<2021年4月10日 ー美咲が丘3丁目->

◇ ここは、ボクんちのすぐ近くだよ。いろんな草花を植えていて、散歩時に楽しませて貰っているよ。

◇ 確かに、葉の付け根から2個の筒状の白花を付けている。

◇ また、先端が緑色がかって少しだけ開いているので、確かにアマドコロのようだ。

【アマドコロ(甘野老)とナルコユリ(鳴子百合)】

 とてもよく似ているらしい。違いを調べてみた。※ 出典:「鑑定の根拠[前編] アマドコロ、ナルコユリ」他

◇ 茎の違い(これが一番確実)

茎をつまんでクルクル回す。茎のゆるい角(かく)張っているのが引っかかるのがアマドコロ。まったくのつるんつるんなのがナルコユリ

◇ 葉の違い

アマドコロは幅広の葉で、やや楕円形。ナルコユリは笹の葉に近いくらい細い。

◇ 花の数

 アマドコロが花梗に1~2花を付けるに対し、ナルコユリはその名のとおりで鳴子のように3~5花を付ける。

※ なる-こ(鳴子):田畑を荒らす鳥をおどし追うのに用いる具。小さい板に細い竹管を糸で掛け連ねたものを縄に張り、引けば管が板に触れて音を発する。(広辞苑 第六版)

◇ 鳴子。ネット(taneya.jp)より

【スズラン(鈴蘭)】

◇ うむ、壺形の花だよね。※ ネットより

お終い

 

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