こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎とユリ(百合)-スカシユリ(透百合)-

2024-09-05 21:26:57 | 小次郎とユリ(百合)

今回は、スカシユリ(透かし百合)だ。“透かし”とあるので、「花びらが半透明?」等と思って調べると、名前の由来は『花弁の根元が細くなって、各弁の間に隙間が出来る事から』という。また、百合は夏(5月~8月)に開花するイメージだが、ここでは、冬(12月)に咲いていた。珍しいねえ。ま、サクラでも冬に狂い咲きすることもあるし………。なにせ、2株の一つは、粉雪が舞い、最低温度が零度になった2月15日に凛と咲いていた。すごいね! 因みに、スカシユリの大きな特徴は「上向きに咲く」「香りがないこと。一般的なユリは下向きの花と強い香りがある。

<2021年12月23日> 美咲が丘3丁目

◇上に向いて開花するのも特徴らしい。

全景から見ていこう。

◇赤い車はパパのエクストレイルだよ。場所が分かっちゃうね。

◇反対側から撮影

◇正面から

◇ ズーム。2本ある。1本は赤い花が開花している。蕾も2つばかり。右のは、まだ、緑の蕾だ。いつ頃咲くのかな?

花に着目

◇花びらの根元は細くなっているけど、隙間は広いかなあ?

<2022年1月4日> 全部開花した頃に改めて観察してみた。

◇ 「透かし」の由来になっている“花びらの付け根は、確かに細く花びらの間に隙間がある。ま、“透かして見える” 程じゃない気がするけど………。 ちょっと勉強をしておこう。

【スカシユリ(透百合)】

◇ ユリ科ユリ属の海岸や砂礫地や崖などに生える多年草。

古より栽培・育種の対象になっており、交配の母種として使われることが多い。

◇ 原産地は日本。中部地方以北に生育する。太平洋側と日本海側の個体群に分けられる。

・太平洋側は「イワトユリ(岩戸百合)」「ハマユリ(浜百合)」と呼ばれる

・日本海側は「イワユリ(岩百合)」と呼ばれる。

・分化した変種で山地生のものは「ミヤマスカシユリ(深山透百合)」、「ヤマスカシユリ(山透百合)」と呼ばれる。

◇ 開花時期は5月~8月。 太平洋側5月~6月 日本海側7月~8月 茎の頂に、直径10cm程度の、赤褐色の斑点を持つ橙色の花をつける

 【由来】

和名の「透かし」百合は、花被片の付け根付近がやや細く“隙間が見える”ことから。

【百合の分類】

百合は100種以上の原種があり、そのうち15種が日本に自生しているが大きくは、

「①山百合」「②鉄砲百合」「③笹百合」「④透百合」4つに分類される。(画像はネットより)

1ヶ月半後(2月15日)を見てみよう。粉雪が舞い散る寒い日だよ。

<2022年2月15日> 

◇ こっちは、ピンクのスカシユリ(透百合)だった。この寒い時期に、よく咲いたね! 

◇ 左のは12月23日に開花した分。完全に枯れている。因みに右の赤い花はボケ(木瓜)だよ。

木瓜はこちら Link先 → 小次郎と春の草花-ボケ(木瓜)-

もうちょっとズームアウトしてみよう

◇ボク(小次郎)がわかるかな? 矢印で示そう

◇ うむ、ボク(小次郎)より、梅がポイントだ。

◇しだれ梅とスカシユリのコラボって珍しいよねえ?

話しがそれた。スカシユリに戻ろう

◇ 開花したものと、開きかけのつぼみと、まだまだのつぼみがある。

(年末の)12月23日を思い出して見る。

◇ 二本ある。右側はまだ緑のつぼみが3つ。これが、2月になって花開いた。

◇ 12月に開花した方は、完全に枯れている。

この時期、梅の開花の時期だよね。スカシユリとのコラボを楽しめた!

◇ ボク(小次郎)、スカシユリ、しだれ梅とのコラボ。ん? キミはどこ?

◇ うむ、ボク(小次郎)もしっかり見てね! 

◇ しだれ梅も見事だね。

うむ、話しがそれた。スカシユリに戻ろう

<2022年2月25日> ※3月からは、もう、春だよ。

◇下の花は白っぽくなっている。スカシユリの花もボチボチ終わりかもしれないね。

お終い。

 

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小次郎とユリ(百合)-タカサゴユリ(高砂百合)-

2024-08-31 16:22:56 | 小次郎とユリ(百合)

今回は、タカサゴユリ(高砂百合)だ。名前は、原産地の台湾の古称である“高砂国”に由来する。テッポウユリ(鉄砲百合)に似ていて「葉が細い」などの違いがあるが、区別が難しいらしい。またタカサゴユリとテッポウユリの自然交配種のシンテッポウユリなるものも有るという。ややこしいね。葉が細いことから日本では「ホソバテッポウユリ(細葉鉄砲百合)」と呼ばれることもあるという。テッポウユリとの区別では『赤い縞(しま)があるのがタカサゴユリの特徴』の方が分かり易い。なお、開花時期も違うようだ。経験則だが、我が家では『鉄砲百合は8月上旬、高砂百合は10月上旬に開花』している。

<2022年10月8日~18日> 自宅・庭

◇鉢に咲いている。これ、ヨルガオを植えていた鉢だ。

全景から見ていこう。

◇ プランタンに(植えたつもりのない)タカサゴユリが! 「種子を多くつけ風で運ばれて分布を拡げる」とのこと、どこから飛んで来たのだろう?

これ、テッポウユリじゃないの? うむ、そう思うよね。で、花をじっくり観察してみた。

◇ 赤い縞(しま)がある。これ「タカサゴユリ」の特徴だ。 

テッポウユリ(鉄砲百合)はこちら Link先 → 小次郎とユリ(百合)-テッポウユリ(鉄砲百合)-

◇ このプランタンは「ヨルガオ(夜顔)」の種を植えたのだけどね。

ヨルガオ(夜顔)はこちら Link先 → 小次郎と秋の草花-ヨルガオ(夜顔)-

【タカサゴユリ(高砂百合】

◇ ユリ科・ユリ属。

テッポウユリに似るが、茎が比較的太く、丈が 1.5m ほどになる。花はテッポウユリよりも大型で、葉は細く、花は白だが薄い紫色の縞が入る

◇ 原産地:台湾。因みに、テッポウユリは日本の南西諸島(沖縄)、および九州南部。

◇ 花と開花期:7月~9月。※テッポウユリは6月~8月。

【由来】

台湾を意味する古称である高砂国に由来。 台湾では「台湾百合」、「高砂百合」と呼ばれている。 なお、テッポウユリとの類似性から日本では「ホソバテッポウユリ」と呼ばれる場合もある

【鉄砲百合と高砂百合の違い】

・草丈、葉:タカサゴユリは「草丈が高く」「葉が細い」

・開花時期:テッポウユリは「夏(実績:8/3)」、タカサゴユリは「秋(実績:10/18)」

・花の色:共に白であるが「タカサゴユリには赤い縞」がある

◇ 蕾から「赤い縞」が入っている。タカサゴユリとの判断根拠。

・原産地:テッポウユリは「南西諸島(沖縄)」、タカサゴユリは「台湾」

改めて、タカサゴユリを観賞しよう。

お終い

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小次郎とユリ(百合)-テッポウユリ(鉄砲百合)(2024年)-

2024-08-26 22:56:24 | 小次郎とユリ(百合)

今回は、テッポウユリ(鉄砲百合)の2024年版だ。散歩中に見つけたのが2020年、家に種が飛んで来たのが初めて咲いたのが2021年8月。(百合は球根や鱗片で増やすと)思い込んでいたので、驚きだった。が、調べると、種ができないのはオニユリ(鬼百合)で、他は“種”が出来て風で遠くまで運ばれるようだ。

<2024年8月11日>自宅・庭

◇庭のあちこちに咲いている。以前の種から発芽したものもありそう。

全景から見ていこう。

◇右の塩ビパイプはセンサーライト。薄茶色の木は、サルスベリ(百日紅)で、これも植えたものでない。左側の方は、枇杷、柿、ハマボウと続く。

◇ビワの木の近くに3本生えている。ここも植えたわけではない! 一番高いのは1.6mある。

◇一番背が高いのは1.6mあり蕾も含めて5輪ある。因みに70㎝のは1輪、40㎝のは開花なしだ。

別な場所を見てみる。

◇ビワの傍、ハマボウの傍を通りすぎると、また咲いている。

◇鉄砲百合に近くには、ナニワイバラ(難波茨)の根元ががある。

ナニワイバラはこちら → リンク先 小次郎と春の草花-ナニワイバラ(難波茨)-追悼編

◇ ここでテッポウユリの勉強をしておこう

【テッポウユリ(鉄砲百合】

◇ ユリ科・ユリ属。ラッパに似た形の筒状の花を横向きに咲かせる。「高砂百合」に似るが葉が太めなどの違いがある。が、判別は難しい。

※ 「高砂百合」は「台湾百合」「細葉鉄砲百合」とも呼ばれる。“高砂”は、台湾の古い呼称である。

◇ 原産地:日本の南西諸島(沖縄)、および九州南部。

◇ 花と開花期:6月~8月。

 【由来】

ラッパ銃(短銃身で大口径の前装式散弾銃)に似た花を咲かせることから。だったら「テッポウユリ」より「ラッパユリ」の方が良いかも知れない。だって、ラッパスイセン(喇叭水仙)が有るよね? ま、追求は止めておこう。

※画像はネットより。

【鉄砲を冠する動植物】

◇ テッポウウオ(鉄砲魚)

  水鉄砲のように水を口から射出して虫を撃ち落として食べる

◇ テッポウウリ(鉄砲瓜)

  熟れた実をヘタから外すと種子が中身と共に鉄砲玉のように10mも射出する

百合の種】

 百合の増やし方には「球根の鱗片(りんぺん)」「珠芽(むかご=鬼百合)」「木子(きご)」「種まき」があるという。鬼百合や黄金オニユリは「鱗片」と「珠芽」から育ててけど、これは、種が飛んで来て勝手に育った。

◇種は、「薄っぺらい」ので、風で遠くへ運ばれそう。ハブランサスの種も薄っぺらかったね。

改めて、テッポウユリを見てみよう。

お終い

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小次郎とユリ(百合) ー パープルカサブランカ -

2024-08-11 09:19:12 | 小次郎とユリ(百合)

今回は、パープルカサブランカだ。パープル(purple)は英語で“紫色”。カサブランカは“白”だし「紫の白ユリ」みたいで変だよね。調べると、パープルカサブランカは、『カサブランカのように華やかで大きな花を咲かせる品種で、かつ紫っぽい色をしているユリをそう呼んでいる』らしい。ネットには「正式名はロビナ」ともあるが………。ま、細かいことは言わないようにしよう。因みに、カサブランカより3週間くらい早く開花する。

<2018年6月24日>美咲が丘三丁目

◇6月24日頃が見頃。一方、カサブランカは7月10~17頃が見頃。

全景から見ていこう

◇一番上のつぼみは、まだ緑色だね。

◇ 結構背が高いなあ! カサブランカ(白色)の倍くらいの高さがある。郵便ポストの傍に、2種類のカサブランカをうまく配置している。また、咲く時期も考慮して植えているようで、いい考えだね。

◇低いところをよく見ると「緑色のつぼみ」が沢山ある。これ、実は(白の)カサブランカ。パープルは「茎で太い2本」のみ。(白の)カサブランカはこの後咲く。咲く時期は3週間ほど差がある。

◇(紫の)パープルカサブランカ:6月24日頃が満開 

◇(白の)カサブランカ:7月17日頃が満開

次の写真はカサブランカ(7/17)。パープルカサブランカは終わっている!

カサブランカはこちら → リンク先 小次郎とユリ(百合)ーカサブランカ-

◇見事だね。上の方につぼみもある。

◇ 花にズームイン。うーむ、パープル(紫)というより赤に近いかな? 改めて、カサブランカについて勉強をしておこう。

【カサブランカ】※ Wikipedia、他

◇ ユリ科・ユリ属。

※ ユリに似ている(と思う)ノカンゾウは「ワスレグサ属」。DNA分類で最近の属は再編の傾向という。

◇ 原産地:日本のヤマユリが原種。1970年代にオランダで改良され、「オリエンタル(東洋)・ハイブリッド」とも呼ばれ、世界的ブームとなる。

◇ 花と開花期:6月~8月。純白の大輪の花を咲かせ「ユリの女王」と評される。花の直径は20㎝にもなる。結婚式のブーケや贈り物として喜ばれる。

◇ 由来:オランダでは改良して固定させた植物に都市名を付けることが多い。それに習いモロッコ王国の都市名(カサブランカ)が付けられた。※ カサブランカ(Casa blanca)は、スペイン語で「casa」は家、「blanca」は白い、という意味。

【ヤマユリ(原種)】

◇ 日本特産のユリ。北陸地方を除く近畿地方以北の山地の林縁や草地に分布する。

※写真は、Wikipediaより

◇ 名前は、山中に生えることから。

◇ 花はユリ科の最大級。白色で、花弁の内に黄色の筋と紅色の斑点がある。

◇ 風貌が豪華で華麗であることから、『ユリの王様』と呼ばれる。※ カサブランカは『ユリの女王』と呼ばれる。

翌年のパープルカサブランカを見ていこう。

<2019年6月28日>美咲が丘三丁目 ※ 毎年同じ時期に咲くようだ!

◇昨年より育ちが悪いような気がする。カサブランカもイマイチ。なんでかな?

お終い

小次郎とユリ(百合) ー カサブランカ 他 -

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小次郎とユリ(百合) ー カサブランカ -

2024-08-06 15:49:34 | 小次郎とユリ(百合)

今回は、カサブランカだ。白い大きなユリで「ユリの女王」と言われる。原種は、日本のヤマユリ(山百合)で1970年代にオランダで改良され「オリエンタル(東洋)・ハイブリッド」とも呼ばれ、世界的ブームとなる。原種のヤマユリは日本特産のユリで、北陸地方以北の山地の林縁や草地に分布する。(Wikipedia、他)

<2018年7月10日~17日>美咲が丘三丁目

◇10日~17日が見頃だよ。

全景、日付け、順に見ていこう

【7月10日】

◇未だつぼみの方が多いね。

◇今にも開きそうなつぼみ

【7月11日】

◇ 確かに大きくて見事なユリだ。ん? 小次郎君、きみの顔もでかいって? 分かったよ、フン! 

◇大きくて立派なユリ。ここで、カサブランカの勉強をしておこう。

【カサブランカ】※ Wikipedia、他

◇ ユリ科・ユリ属。

※ ユリに似ている(と思う)ノカンゾウは「ワスレグサ属」。DNA分類で最近の属は再編の傾向という。

◇ 原産地:日本のヤマユリが原種。1970年代にオランダで改良され、「オリエンタル(東洋)・ハイブリッド」とも呼ばれ、世界的ブームとなる。

◇ 花と開花期:6月~8月。純白の大輪の花を咲かせ「ユリの女王」と評される。花の直径は20㎝にもなる。結婚式のブーケや贈り物として喜ばれる。

◇ 由来:オランダでは改良して固定させた植物に都市名を付けることが多い。それに習いモロッコ王国の都市名(カサブランカ)が付けられた。※ カサブランカ(Casa blanca)は、スペイン語で「casa」は家、「blanca」は白い、という意味。

【ヤマユリ(原種)】

◇ 日本特産のユリ。北陸地方を除く近畿地方以北の山地の林縁や草地に分布する。

※写真は、Wikipediaより

◇ 名前は、山中に生えることから。

◇ 花はユリ科の最大級。白色で、花弁の内に黄色の筋と紅色の斑点がある。

◇ 風貌が豪華で華麗であることから、『ユリの王様』と呼ばれる。※ カサブランカは『ユリの女王』と呼ばれる。

改めてカサブランカを見ていこう

【7月13日】

一番の見頃!

【7月17日】

◇茶色っぽくなったのもある。散り始めているんだね。

◇ボク(小次郎)、撮影が長くて疲れたよ! 

◇小次郎クンは眠いのかな?

お終い

 

【写真一覧:カサブランカ、ニッコウキスゲ、ノカンゾウ】

小次郎とユリ(百合) ー カサブランカ 他 -

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小次郎とユリ(百合)-オニユリ(鬼百合)(2024年)-

2024-07-31 09:54:31 | 小次郎とユリ(百合)

今回は、オニユリ(鬼百合)の2024年版だ。オニユリは黄金オニユリより20日ほど遅れて開花する。オニユリは、日本にも自生し、北海道から九州の平地から低山で普通に見られるが、一説には中国からの渡来種と言われている。一般的にオニユリは「三倍体」で種子を作ることができないが、朝鮮半島、済州島そして対馬には二倍体がある。対馬のオニユリは75%が2倍体という。※ 変種に対馬に自生する黄金オニユリがある(Wikipedia)。

<2024年7月13日>美咲が丘三丁目

◇鬼百合が咲き誇るお家があった。我が家とほぼ同時期に開花しているが、こちらは数が多い!

黄金オニユリはこちら → リンク先 小次郎とユリ(百合)-黄金オニユリ-

全景からみていこう

ちょっと角度を変えて。

◇沢山咲いているね。

一番大きい株にズーム!

さらにズーム

◇大きな花だ! オニユリの勉強をしておこう

【オニユリ(鬼百合)】※Wikipedia、他

◇ ユリ科・ユリ属の多年草。

◇ 原産地:朝鮮南部(一説)。渡来時期は不明。鱗茎(りんけい=球根)を食用にするため古くから栽培され北海道〜九州の人里近くにしばしば野生している。

◇ 茎は高さ1~2m。直径10~12㎝の花を横又は下向きに4~20個ほど付ける。

◇ 花期は7~8月。花被片は強く反り返り橙赤色で濃い色の斑点がある。

◇ 種子は出来ず、葉の付け根に「珠芽(むかご)」ができる。ムカゴは地面に落ちると根を伸ばし新たな株となる。※ 日本では「むかご」を付けるのはオニユリだけ。

【名前の由来】

◇ 漢字は、「由利」、「由理」、「百合」、「由里」、「由流」が万葉集で使われている。中でも「百合」が使われている歌が一番古い。

◇「ユリ」は、「茎が細く花が、大きく風に“ゆり動く”さまから」、「ヨリのことで、鱗片が寄り重なって根茎(球根)が出来ていることから」、「朝鮮語由来で、朝鮮語の“nari(ナリ)”が“ユリ”に転訛した」の諸説あり。

◇「オニユリ」は、「黒色の斑点のある橙赤色の花を赤鬼の顔に見立てた」、「真夏の暑さにもめげず、大輪の花を幾つも付ける強い性質を鬼に見立てた」、「形が大きく見事で豪快に見えるから鬼がついた」、「姫百合(ヒメユリ)と対比して大きい百合という意味で、鬼がついた」の諸説。

 ※ 英語は「タイガーリリー(Tiger lily)」という。

 一般的にオニユリは「三倍体」で種子を作ることができないが、朝鮮半島、済州島そして対馬には二倍体がある。対馬のオニユリは75%が2倍体という。

【種子と珠芽(ムカゴ)】

近縁種にコオニユリ(小鬼百合)がありこちらは、ムカゴを作らず種子をつくる。見た目はオニユリに似ているが、花被弁は長さ6~8㎝で一回り小さい。一番の違いは、オニユリと違い葉

の根元にムカゴをつけない。

これは、コオニユリ(小鬼百合)だが、見た目はくべつがつかないねえ。※写真:Wikipediaより

◇コオニユリの種子 ※出典:松江の花図鑑

【三倍体】

通常の個体は、染色体を父親由来と母親由来の2セットを持つ(2倍体)ことに対し、3セットもつものを「三倍体」という。三倍体だと細胞分裂が不規則になるため“種子を作ることができない!”という。

【オニユリの増やし方】

種子ができないので、鱗片(りんぺん)か珠芽(むかご)で増やす。

◇ムカゴは自然に落ちたように置き、乾燥に注意すると2週間くらいで根が出る。その後、薄く土を被せると、翌年の春には芽が出る。

詳細はこちら リンク先 → 小次郎とオニユリ(鬼百合)-むかご(珠芽)から開花まで-

改めて鬼百合を見てみよう。

お終い

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小次郎とユリ(百合)-黄金オニユリ(2024年)-

2024-07-26 15:25:11 | 小次郎とユリ(百合)

今回は黄金オニユリ(2024年)だ。対馬の原種をルーツに持つ球根を2019年に頂き、その「鱗片」及び「ムカゴ(珠芽)」を地植えにしていたものが、今回咲いた。とても嬉しい。因みに、球根の“鉢植え”は、翌2020年に咲いている。黄金オニユリは、オニユリの変種で、環境省のレポートでは『黄金オニユリは1922年に「対馬の上県町女連」で発見され「対馬が唯一の産地」』となっている。

<2024年7月2日> 自宅(庭)

◇「鱗片」と「珠芽」を地植えしたものだ。※ 鉢植えは、以前紹介

①「鉢植え」はこちら リンク先 → 小次郎とユリ(百合)-黄金オニユリ-

②「オニユリとのコラボ」はこちら リンク先 → 小次郎とユリ(百合)-黄金オニユリとオニユリのコラボ- 

全景からみていこう

◇真ん中の太い木は「ネムノキ(合歓木)」、オレンジ色は「ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)」だよ。

ヒメヒオウギズイセンはこちら リンク先 → 小次郎と夏の草花-ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)-

◇ 小次郎は右目のうわづかいで、「ボク(小次郎)はもういいから、花を鑑賞しなよ!」とでも言っているみたい!

◇地植えは、やはり育ちがよい。珠芽(ムカゴ)から開花したのも嬉しい。

◇ 花弁の内側の「赤色の斑点」が特徴という。 黄金オニユリの勉強をしておこう。

【オウゴンオニユリ(黄金オニユリ)】※Wikipedia、他

◇ ユリ科・ユリ属の多年草。

オニユリ(鬼百合)の変種。草丈は1~2mになる大型のユリ

◇ 対馬のみに自生するが、自生状態はほぼ皆無で愛好家たちの手で保存育成が進められている。

※ 環境省のレポートでは、黄金オニユリは1922年に「対馬の上県町女連」で発見され「対馬が唯一の産地」となっている。

◇ 開花時期は7~8月。花弁は強く反り返り、黄地に赤の斑点を生じる。葉の付け根にムカゴを作る

※ ムカゴ(珠芽)を付けるのはオニユリ(鬼百合)だけという。黄金オニユリも、オニユリの変種でムカゴを作る

【由来】

朱色のオニユリに似て黄色の花を咲かせるオニユリということから

【鱗片(りんぺん)と珠芽(ムカゴ)】

増やし方として「鱗片」「ムカゴ」を使う方方がある。

ムカゴからの育て方も示そう。

ムカゴからはこちら リンク先 → 小次郎とオニユリ(鬼百合)-むかご(珠芽)から開花まで-

「鱗片から」と「珠芽から」の育った結果を見てみよう。

◇「鱗片から」の方が大きく花の数も多い。「珠芽から」は若干小さめ。因みに、両方とも、新しい「珠芽」がついていて収獲した。

【経緯】

◇2019年7月3日:小次郎との散歩中に美咲が丘1丁目で “黄色の” ユリに気づいた。で、お家の方とやり取り。

「なんのユリ?」「黄金オニユリですよ。対馬だけに咲いているそうで、10年前に対馬で保存活動をしている方から(増やす為に)譲り受けたものです。だいぶ増えました」「すごいですね!」「増やしたいので希望する方には球根を分けてあげています」「我が家も欲しいです!」「いいですよ! 秋頃がいいかな?」のやり取り

◇2019年10月:球根を頂く。球根から5、6枚の鱗片を取り、残りの本体(球根)を鉢植えに、鱗片を鉢と地植えにリスク分散。

◇2020年7月:(球根の)鉢植えは、春にしっかり芽吹き、4輪の花を咲かせ(新しい)珠芽もついた。その珠芽は、今度は、地植えとした。

◇2021年、2022年:21年は鱗片・珠芽ともに芽吹いたものの高さは10~20㎝止まり。22年は50~70㎝止まり。花は咲かず。

◇2023年6月30日:鱗片からの一本のみ、花が2綸咲いた。

◇2024年:鱗片からも沢山開花し、珠芽からも開花した。

改めて黄金オニユリを観賞しよう

お終い

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小次郎とユリ(百合) ー ノカンゾウ(野萱草) -

2024-07-10 10:45:17 | 小次郎とユリ(百合)

今回は、ノカンゾウ(野萱草)だ。ユリ科「ワスレグサ属」の多年草。似た花に「ヤブカンゾウ(藪萱草)」「ニッコウキスゲ(日光黄菅)」もある。後で区別を勉強しておこう。また、“属”の分類も「ワスレグサ属」と「ユリ属」があるが、DNA分類で最近の属は再編の傾向にあるという。ま、ややこしいことは脇に置いておく。

<2024年6月15日>ふれあい通り

◇「ユリ」に似ているね。「ノカンゾウ」はオレンジいろだが、これは赤色が深いので(ノカンゾウの中の)ベニカンゾウ(紅萱草)

だとおもう。

ワスレグサ属だが、「ワスレナグサ(忘れな草)」もあったね。思い出してみよう

ワスレナグサ(わすれな草)はこちら リンク先 → 小次郎と春の草花-ワスレナグサ(忘れな草)-

全景から見ていこう

◇6月15日だけど、暑いねえ。ボク(小次郎)は、ハアハアだよ。花に着目しなよ。

◇ ボクはもういいから花を観賞しなよ。

こんな花なんだ。赤色が深いから「ベニカンゾウ(紅萱草)」だろうけど、ノカンゾウの勉強をしておこう。

【ノカンゾウ(野萱草)】
◇ ユリ科・ワスレグサ属。野原や川岸の少し湿ったところに咲く。
◇ 原産地:日本、中国、朝鮮半島、サハリン
◇ 開花期:6月~8月。
◇ 花は“萱草色(かんぞういろ)”と呼ばれる橙色。


◇ 由来:野山に咲く、カンソウ(萱草)から転訛。
   
【ノカンゾウとヤブカンゾウの違い】
ノカンゾウは『花が一重咲き』だが、ヤブカンゾウ『花は八重咲き』。 ん?「野」と「藪(やぶ)」の違いって? 広辞苑で調べてみた。

野(の) :自然の広い平地。多く、山すその傾斜地。
藪(やぶ):雑草・雑木などの密生している所 

【ノカンゾウとニッコウキスゲの違い】

 ノカンゾウは『花が上向きに咲き、色はオレンジ(橙色)』 一方ニッコウキスゲは『花は横向きに咲き、色は黄色』

改めて見てみよう

以前のも見てみよう

<2019年6月23日>ふれあい通り

もっと前を見てみよう。※ 毎年同じ時期6月後半に開花している。

<2018年6月17日>ふれあい通り 

◇ 遠景でも、赤い色が目立つ。レイアウトもバッチリだね。

◇ ズーム。おっ、カメラが近づく。ボークもポーズを取ろう。

◇ もっっとズーム。ん? ボクが見えなくなったぞ!

◇上からのぞき込んでみた。※上向きに咲いているし一重から(確かに)ノカンゾウだね。

他にないか探して見よう。 あった!

◇ 一本 ポツンと!

◇ 一本だけだと、寂しさが漂う。

◇ ん? まだ、蕾がいくつかある。

お終い

小次郎とユリ(百合) ー ノカンゾウ(野萱草) -

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小次郎とユリ(百合)ーテッポウユリ(鉄砲百合) 自宅編-

2021-08-10 23:23:28 | 小次郎とユリ(百合)

今回は、テッポウユリ(鉄砲百合)だ。これ、勝手に生えたもの。 ユリの中では、開花が一番遅い。ふり返ると、黄金オニユリ → オニユリ → テッポウユリの順だった。

<2021年8月5日> 自宅の庭

◇ ン? どこにある? うむ、ちょっと引いてみよう。

◇ ん? 分かんない? 場所を明示しよう。

◇ 2輪咲いている。根元を見ると、生垣(レッドロビン)間に生えているんだよ。

◇ 雑草対策に石をおいているんだけど、そこに生えている。すごいね。

◇ ボクの写真は、もういいから、花をじっくり観賞しては?

◇ 葉が細いので、ひょっとしたら「細葉鉄砲百合(高砂百合とも呼ばれる)」かもしれない。

<2021年8月6日>

見頃だね。

◇ 花粉が沢山! ユリの花粉が衣服に付いたら洗ってもなかなか落ちないんだってね。  

【テッポウユリ】

◇ ユリ科・ユリ属。

  ラッパに似た形の筒状の花を横向きに咲かせる。タカサゴユリ(高砂百合)に似るが葉が太め、等の違いがあるが、判別が難しい。タカサゴユリは「台湾百合」・「細葉鉄砲百合」とも呼ばれる。“高砂”は、台湾の古い呼称である。

◇ 原産地:日本の南西諸島(沖縄)、および九州南部。

◇ 花と開花期:6月~8月。

◇ 由来:ラッパ銃に似た花を咲かせることから。

  ※ ラッパ銃は 短銃身で大口径の前装式散弾銃である。銃口がラッパのように広がった形状をしているのでこのように呼ばれる。(画像はネットより)

うーん。ラッパ銃とラッパを見てみると、ラッパの方が良いような気もするけどね。だって、水仙は “ラッパズイセン”というしねえ。

因みに、“鉄砲”を冠する下記の動植物は、理由がしっかりしている。(画像はネットより)

◇ テッポウウオ(鉄砲魚)

  水鉄砲のように水を口から射出して虫を撃ち落として食べる

◇ テッポウウリ(鉄砲瓜)

  熟れた実をヘタから外すと種子が中身と共に鉄砲玉のように10mも射出する。

 庭のテッポウユリに戻ろう

他に、2カ所に生えていた。うーん、どこかから、種子が風に乗って飛んで来たのかなあ?

<2021年8月9日>

◇ ん? どこ?

◇ 右の「柿の木」、左の「沈丁花」、奥の「レッドロビン」の間に、ポツンと一本。

◇ 向きも道路の方を向いちゃってるよ。

もう1カ所!

◇ これは、ハマボウ。今年はもう終わっちゃったけど………。 どこ?

◇ 矢印の所だよ。

◇ これは、道路を向いていない。

お終い。

 

 

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小次郎とユリ(百合)-黄金オニユリとオニユリのコラボ 2021-

2021-07-14 15:32:17 | 小次郎とユリ(百合)

オニユリと黄金オニユリを育てている。今年(2021年)の様子を順次取り上げていく。先ずは、黄金オニユリが咲いた。オニユリの方はちょっと遅れて咲くようだ。

つぼみは黄金「オニユリが8個」、「オニユリが12個」、開花状況を、順次、報告するね

【黄金オニユリ】

6/23:1輪 6/25:2輪、6/27:3輪、6/28:4輪、6/30:5輪、

7/2:開花の合図は日の出!?、7/4:7輪、7/7:最後の一輪(8輪) 

【オニユリ】

7/9:1輪、7/11:2輪、7/14:5輪

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オー、黄金オニユリが一輪咲いた!

<2021年6月23日>

◇ 黄金オニユリが一輪開花。 まずは、ボク(小次郎)んちの黄金オニユリのルーツを紹介する。

【黄金オニユリ】

◇ 環境省のレポートでは、黄金オニユリは1922年に、対馬の「上県町女連(かみあがたまち・うなつら)」で発見され、対馬が唯一の産地となっている。

◇ 自生は対馬のみであるが、心無い者により自生はほぼ皆無となっている。

◇ 対馬野生生物保護センターが3ヶ月に1回発行しているニュースレータの「とらやまの森」2001年1月号には『現在、上対馬町の自生地では細々であるが2本の開花株がある』とある。※ 絶滅の危惧があるとも

【ボクんちの黄金オニユリ】

◇ 美咲が丘に在住のかたより入手。この方は、(原産地の)対馬で黄金オニユリの保存育成に携わる方から10数年前に株分けして貰ったそうな。うむ、希少価値があるんだ。

◇ そして、多くの人に見てもらいたい。株分けしてもいいですよ! とのこと。

◇ 2019年の秋に、株分けで一つ頂いた。そして、その鱗片で増やすことに挑戦。

◇ 鱗片を取った残りの本体は、翌年。咲いた。鱗片のからのは、来年ぐらいに咲くかな?

◇ 玄関で、ボク(小次郎)の両脇に鉢を置いて写真を撮ってみた。ボクが殿様で、オニユリと黄金オニユリがエート、右大臣と左大臣かな? ん、ちょっと言葉がまちがっているような………。因みに、オニユリは、まだ、つぼみだ。

庭で撮影してみた。鉢植えは移動出来るので便利

◇ ここは、ボクのマイドッグラン。黄金オニユリをよく見てみよう

◇つぼみも含め8つある。

◇ オニユリ特有のつより反り返りがある。

◇ 空を見上げるようにみてみた。この角度、いいねえ。

<2021年6月25日:2輪>

◇ 手前の黄色いのは近日中に開花しそう!

<2021年6月27日:3輪>

◇ 3輪になると見応えがあるね

<2021年6月28日:4輪>

◇ 4輪になった! が、最初の1輪は、反り返りがつよくなっている。ボチボチ散りそう!

◇ こちらはオニユリ。開花の気配は、まだ、ない!

<2021年6月30日:5輪>

◇ 5輪となった!

◇ 勢いが弱まった花があるなあ! 最初の花かな?

◇ やっぱり、一番下(最初に咲いた)は、花びらが散りそうな雰囲気。今日は、開花後7日目だ。

<2021年7月2日> 開花は日の出!?

◇ 日の出って? 太陽の上辺が水平線に一致する時刻だって! (イラストはネットより)

先ずは、開花前の状況を確認しておく。前日の午後10時は、まだ、つぼみ!

◇ こんな感じだと、翌日に開花する(経験則)

福岡の日の出:5時12分

5時22分 開花が始まる。 ※ 各時刻で角度を変えた写真を示す。

6時20分:だいぶ開いた。

7時23分 ほぼ、開花完了! 約2時間だね。

9時58分 完全に開花!

<2021年7月4日:5,6輪>

<2021年7月7日:最後の1輪>

◇一番上が最後の一輪だ。6/23の最初の一輪が開花して2週間。一つの花が持つのは一週間!

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<2021年7月9日:オニユリの最初の1輪>

オー、オニユリの方も咲き始めた。7月9日 午前5時33分のこと。

オニユリの開花を示す前に、ボク(小次郎)んちのオニユリのルーツを紹介する。

【ボクんちのオニユリ(鬼百合)】

◇ みず咲公園近くの生垣に一本を発見(2017年7月18日)

 状況はこちら Link先 → 小次郎とユリ(百合)-オニユリ(鬼百合)-

◇ 2017年10月にむかごを採取し、自宅で蒔いて育てる。

◇ 2020年に始めて花をつけた。※ 株は複数ある。

◇ ん? 右もあるね。うん、黄金オニユリは一本だけ。同じ鉢に、オニユリもあるんだ。因みに、黄金オニユリのむかごも植えているけど、今年は殆ど伸びていない。

◇ 10時頃には、バッチリ開花した。

<2021年7月11日:2輪> オニユリを再度勉強をしておこう。

【オニユリ(鬼百合)】

◇ ユリ科・ユリ属の多年草
◇ 原産地:朝鮮南部と考えられている。
◇ その昔、鱗茎(りんけい=球根)を食用にするため渡来。時期は不明。古くから栽培され、北海道〜九州の人里近くにしばしば野生している。

◇ 茎は高さ1~2mになり、一つの茎に、直径10~12㎝の花を横向き又は下向きに、4~20個ほど付ける。
◇ 花被片は強く反り返り橙赤色で濃い色の斑点がある。花期は7〜8月
◇ 種子は出来ない。葉の付け根に「珠芽(むかご)」と呼ばれる球根のようなものができる。ムカゴは地面に落ちると根を伸ばし、新たな株となる。
※ 日本では「むかご」を付けるのはオニユリだけ。

【名前の由来】

漢字は、「由利」、「由理」、「百合」、「由里」、「由流」が万葉集で使われている。中でも「百合」が使われている歌が一番古い。

◇ ユリの由来は、  
 ・説1:茎が細く花が、大きく風に“ゆり動く”さまから
 ・説2:ユリはヨリのことで、鱗片が寄り重なって根茎(球根)が出来ていることから
・説3:百合(ユリ)は朝鮮語由来で、朝鮮語の“nari(ナリ)”が“ユリ”に転訛した

◇ オニユリの由来は、
 ・説1:黒色の斑点のある橙赤色の花を赤鬼の顔に見立てた。
・説2:真夏の暑さにもめげず、大輪の花を幾つも付ける強い性質を鬼に見立てた。
・説3:形が大きく見事で豪快に見えるから、鬼がついた。
・説4:姫百合(ヒメユリ)と対比して大きい百合という意味で、鬼がついた。

  ※ 英語は「タイガーリリー(Tiger lily)」といい、洋の東西を問わず、強そうな、恐ろしげな名前となっている。

<2021年7月14日:5輪>

◇ 全景。右の黄金オニユリはほぼ終わり。※同じ鉢のオニユリが開花を始めている。

◇ 左は、5輪咲いている。

◇ 5輪だと見応えがある。 うーん、黄金オニユリの方は?

◇ 最後の一輪も花びらがお一枚ノコているだけ。開花期間は、6/23~7/14の3週間。

また、報告するね。

 

 

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