こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と夏の草花-ミョウガ(茗荷)-

2021-09-30 10:01:56 | 夏の草花

今回は、ミョウガ(茗荷)だ。そう、食用として利用されるミョウガ。ショウガ科ショウガ属の多年草だ。若松で「ミョウガの花を見たことある? 丁度咲いているよ!」とのこと。咲いている状態を見たのは初めて!

<2021年7月23日> 若松・高塔山

◇ 採取した後に小次郎クン。うーん、独特な匂い(香り)がするからなあ。

◇ あーあ、そっぽ向いちゃった。嫌いなのかな? ま、現在もミョウガを食用として栽培しているのは、日本、台湾、韓国など一部の国だけというからね。

咲いている所。※ 小次郎は同行せず。

◇ 矢印の先の山肌にあるんだって。ん? この写真、前にもあったよね。そう「ハス(蓮)」で紹介したよ。

ハスはこちら:Link先 → 小次郎と夏の草花 -ハス(蓮)-

◇ これは、まだ、花が咲いていない。ま、食用にはいいけどね。

◇ これは、花がしおれかかっていたり、倒れている。

◇ おー、これは、キレイに開いている。一つ見つけると、他にもあった。

◇ 近づいて撮影。雑草もあって、撮影しにくい。ミョウガは湿気のある薄暗いところを好む。ジメジメした薄暗い場所にいるにもかかわらず、真っ白な美しい花を咲かせることから「忍耐」という花言葉がある。

◇ 採取して、離れた砂地に(撮影のために)指してみた。

◇ うむ、バッチリ。  ここで、ミョウガについて勉強しておこう。

通常「花みょうが」「みょうが」と呼ばれるものが花穂(かすい)で、内部に開花前の蕾が3〜12個ある。この部分を「花蕾(からい)」とも呼ぶ。若芽を弱光で薄紅色に着色したものは「みょうがたけ」と呼ぶ。

 ※ 花穂(かすい):穂(ほ)のような形に群がって咲く花。例、オオバコの花

 ※ 花蕾(からい):株の中心や先端に出来る蕾(つぼみ)。例、ブロッコリー

【ミョウガ(茗荷)】

◇ ショウガ科ショウガ属の多年草。

日本の山野に自生しているものもあるが、人間が生活した場所以外では見られないこと、野生種がなくゲノム解析からアジア大陸から持ち込まれて栽培されてきたと考えられている。

◇ 原産地は東アジア。渡来時期は古く、魏志倭人伝(3世紀頃)に記載がある。

◇ 元々は中国やインドから日本に入ってきたとされるが、現在もミョウガを食用とし栽培しているのは、日本、台湾、韓国、など一部の国だけという。

◇ 開花時期:7月~10月

【由来】

◇ 大陸からショウガとともに持ち込まれた際、香りの強い方を「兄香(せのか)」、弱いほうを「妹香(めのか)」と呼んだ。これが後にショウガ・ミョウガに転訛したとの説が有力である。

 ※ ウ音便化:メノカ → メンガー → メウガ → ミョーガ 

<おまけ>

「俗説(故事)」と「俗信」がある。紹介しておく。ま、ネット情報だけどね。

【俗説(故事)】

釈迦の弟子に、周利槃特という特に頭の弱い者がいた。自分の名前すら忘れるので釈迦が「槃特」と書いた旗を作らせ背中に背負わせてやった。しかし旗を背負ったことさえも忘れてしまい、とうとう死ぬまで名前を覚えることができなかった。

周梨槃特の死後、墓から見慣れない草が生えていた。そこで「名」を「荷う」ことから、この草を茗荷と名付けた。という、俗説もある。

【周利槃特(しゅりはんどく)】

◇ 釈迦の弟子。兄の摩訶(まか)槃特と共に仏陀(ぶっだ)の教団に入る。

◇ 兄が聡明なのに対し愚鈍なことで知られ、短い詩を4か月かけても覚えることが出来ず兄から還俗するようにいわれた。

◇ しかし、釈迦から一本のほうきと「塵(ちり)を払い、垢(あか)を除く」という言葉与えられ、精舎を掃除するように言われます。

◇ これが、釈迦が周利槃特に与えた唯一の修行でした。

◇ 彼は、掃除をひたすら繰り返し毎日続けて、ついに大悟して阿羅漢果を得た。

 ※ 阿羅漢果(あらかんか)

 「阿羅漢」とは仏教における最高の悟りをえた聖者のこと。その位を「阿羅漢果」という。この位では煩悩を断って再び生死の世界に流転しない。

【俗信】

◇ 俗に「食べると物忘れがひどくなる」と言われ、落語にも宿屋の夫婦が預かった金のことを忘れさせようと飛脚にミョウガを食べさせる『茗荷宿』という噺がある。

◇ だがミョウガを食べることによる記憶への悪影響に学術的な根拠はない。

◇ むしろ、ミョウガの香り成分には集中力を増す効果があることが判明している。

 お終い

 

 

 

 

 

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小次郎の生活-犬の歯磨きー

2021-09-26 10:20:08 | 小次郎の生活

ボク(小次郎)の歯磨きの動画公開 NEW!(2021年9月26日) ※ URLは末尾。

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みんな~ 歯磨きをしているかな? 人と同じく、犬の歯磨きも大事だよ。ボク(小次郎)の歯磨きを紹介しよう!

<2019年12月27日>

<歯周病>

犬は、むし歯は殆どないが、歯周病は多い。人と同じく、歯垢→歯石が原因で歯周病になる。動物病院でも「ワンちゃんも歯石になるので、出来るだけ歯磨きをしましょう」という。で、ボクも歯磨きをしている次第。

<歴代のワンちゃんの歯石状況

(パパによる)歴代のワンちゃんの歯石状況を示す

初代の太郎:歯石が出来やすい体質だった。出来た歯石は、脂肪腫の除去手術で全身麻酔をした時に、併せて歯石除去も行った。

二代目小太郎と三代目次郎:指サックを用いた歯磨きを時折やったが、嫌がるので、止めてしまった。もっとも、時折歯のチェックをしたが、そんなに歯石が溜まることはなかった。

四代目小次郎: 就寝前に「歯磨き代用のガム」を噛んでおり、大丈夫思っていた。が、4才半の時、口を調べると、奥歯(臼歯)や前歯はきれいなのだが、“犬歯が汚れて膨れた”ようになっている。特に右上の犬歯の“歯ぐきの近く”が膨れて太い!?

 ん! とビックリして、ツメでひっかいたりコンコンとたたいてみたりする。ツメでは剥がれないが、どうもおかしい! で、針金を切るときに使うニッパで挟んでみるとパリッと剥がれた。どうも歯石になりかけのようだ。で、慌てて歯磨きをキチッとしなければ、と思った次第だ。

 

◇ 小次郎くんの歯石だ(2015年1月11日ー4才10ヶ月ー)

◇ ニッパで剥がれた歯石 ※ ニッパは危険なので、よい子はマネをしてはいけません!

 

慌てて歯磨きをキチッとしなければ、と歯磨きをすることとした

<歯磨きブラシ>

指サックもあるが、歯ブラシの方が効果は大きいので、ブラシを使うことにする。

◇ 小児用の歯ブラシ。写真は半年ほど使って、ちょっと毛先がへたれてきている。

<歯磨きの様子>

1.歯磨きの開始前

 歯磨きをするよ! とペーストとブラシを見せる。うーむ、迷惑そうな顔をしている。

2.犬歯

 まずは犬歯を磨く。上の犬歯はあごの外へ出ているので磨きやすい。

◇ 犬歯が一番汚れていたので、しっかり磨く。

◇ (奥の)臼歯

 嫌がるでの、出来るだけ口を閉じた状態で、唇を持ち上げて磨く、

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それから一年半、毎日、朝食後にキチッと歯磨きをしている。最初は、犬歯中心だったが、(奥の)臼歯もしっかり磨くようにしている。

と、いうことで、奥歯の磨き方を紹介する。

1.ブラシを奥歯の外へ入れる。

2.ほっぺの膨らみをたよりに奥歯の位置を把握し、歯ブラシが歯を擦る音をたよりに、シュッ・シュッとみがく。小次郎くんも負担にならず、大人しいので時間をかけてじっくり磨ける。

3.奥歯の内側の下は、うーん、やっぱり短めなのは仕方がない。

4.奥歯の内側の上も………、同様。

 <歯磨きセット>

◇ 歯ブラシは幼児用で、(硬さは)普通。お値段は¥150円 1年~1年半で新しいのに交換。

◇ ペーストは、ワンちゃん専用を動物病院で購入。ワンちゃん専用で、¥1,200円~¥2,000円とお高いが味付けされてそのまま飲み込んでよい。

 ※ 小次郎に「グチュ、グチュ、ペッ! しなさい」は通じない。

 ※ お気に入りは「シーフード味」

<継続は力なり>

小次郎は現在9才半。5年続いている。歯ブラシは3本目、ペーストも3本目だ。うむ、「歯磨きも、継続は力なり! だよ、小次郎くん」

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<2021年9月26日>

◇ 11才半のボクの歯(2021/9/26)。ん?、そんなにキレイじゃないって?! フン!

NEW! 犬の歯磨き(動画)はこちら Link先 → 小次郎のハミガキ202100923

お終い

小次郎の生活-歯磨きー

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小次郎とヒガンバナ(彼岸花) - シロバナヒガンバナ(白花彼岸花)とショウキズイセン(鍾馗水仙)-

2021-09-23 21:38:21 | 小次郎とヒガンバナ(彼岸花)

ヒガンバナ(彼岸花)は「赤色が一般的だが白がある。また、黄色はショウキズイセン(鍾馗水仙)とも呼ばれる」とのこと、探してみた。

<2021年9月16日> 美咲が丘

白の彼岸花

◇ ん? ここ、以前も………。そう、グラジオラスを取りあげたね。“剣”のような葉がそうだよ。

グラジオラスはこちら Link先 → 小次郎と夏の草花-グラジオラス-

◇ 真上から見てみた。

◇ 反対側から

◇ 白もいいねえ。

黄色の彼岸花  見かけることが少ない。今年も、同じお家のプランターの黄色の彼岸花だ。

◇ ここ、白色と黄色のコラボが見られたけど、今年は黄色だけ。

花にズームしていこう

◇ アッ、ボクがみえなくなっちゃった。

◇ 黄色もいいねえ!

ショウキズイセン(鍾馗水仙】

◇ ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草

◇ 属名から「リコリス」とお呼ばれる。和名は「ショウキズイセン(鍾馗水仙)」

◇ ヒガンバナによく似るが、葉の幅が11㎜以上と広く、花の色が鮮黄色である。

◇ 和名は、その様を厄病の悪神を追い払ってくれるという鍾馗様の長いひげにたとえて付けられたという。

◇ 別名に「ショウキラン(鍾馗蘭)」もあるという。ただ同じ名前の植物がラン科にもあるというからややこしい。「黄色の彼岸花」でいいじゃん、と、個人的には思う。

以下は、2018年

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彼岸花が赤色が一般的だが、白色と黄色もあるという。ちょっと探してみた。

◇ 若松の高塔山。9月17日撮影。糸島と比べて一週間位早いようだ。

◇ 糸島(美咲が丘)の田んぼ道に咲く「白の」彼岸花をめっけた。赤とのコントラストがキレイ。

◇ ちょっとズムイン。

◇もうちょっとズームイン。白色は、赤に比べてやさしげだ。

 【異名】 彼岸花は、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、など、その数は1000以上にのぼる。これは、赤色の場合じゃないか? と、勝手に思う。だって、白色で“地獄花”って、合わないよね。

◇ うーむ、白も沢山あると壮観!

 ところで、黄色は、田んぼのあぜ道では見つからなかった! が、鉢植えを発見!

◇ お友達のワンちゃんがいたお家だ。もう亡くなったけど………。9月28日撮影

◇ 黄色もやさしげだな!うん。

◇ 黄色の彼岸花は、ショウキズイセン(鍾馗水仙)とも言うらしい。

 

【写真一覧】

◇ -白色と黄色編- 若松高塔山、糸島(田んぼ道)、糸島(鉢植え)2018年9月17日~28日撮影
◇ -自宅編- 2018年9月18日~27日撮影
◇ -福岡県糸島市三坂編- 2018年9月24日撮影

小次郎とヒガンバナ(彼岸花) - 白色と黄色 -

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小次郎の生活ー 十五夜(中秋の名月)ー

2021-09-21 10:55:59 | 秋の風物

秋の風物詩と言えば十五夜。中秋の名月ともいう。稲や芋を収穫するじきでもあり、里芋を供えるので「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれる。田んぼを歩くと稲がしっかり育っている。夜中は、ボク(小次郎)とのコラボが難しいので月が上る夕方に撮ってみた。これもいいんだな! ちなみに、2021年は9月21日だってさ。過去の、中秋の名月 いつ? 調べてみた。

※ 2021年:9/21、2020年:10/1、2019年:9/13、2018年:9/24、2017年:10/4日、2016年:9/15 ずいぶん差があるねえ!

<2017年10月4日>

◇午後5時56分。田んぼに稲が実り、東の空に中秋の名月が浮かんでいる。夜の十五夜も美しいが、日暮れの残照とのコントラストもキレイ。うむ、小次郎は関心がないようだ。

◇稲穂が頭を垂れている。うむ「実るほど頭を垂れる稲穂かな!」だ。えーと、意味は? 

◇人格者ほど謙虚であるというたとえ。 稲が実を熟すほど穂が垂れ下がるように、人間も学問や徳が深まるにつれ謙虚になるものだ。一方、小人物ほど尊大に振る舞うものだということ。 類義として「米は実が入れば俯く(うつむく)、人間は実が入れば仰向く(あおむく)」がある

◇ まず、これで月見て欲しい。ん? 分かんない? ズームしてみよう

◇ これで分かるだろう? でも、小次郎が入らない。トレードオフだな。知恵を絞ってみよう。

◇ これでバッチリだ。 ま、再度、月をしっかり愛でてみよう。

◇ 夕方の茜色と白い月のコントラストがなんとも言えない。

◇十五夜は満月から2日ズレているのでちょっとかけている。 今度は小次郎とのコラボ。

ちょっと十五夜について勉強しておく。

【十五夜(中秋の名月)】

◇”秋の真ん中に出る月”の意。8月15日(旧暦)の月。この年(2017年)は10月4日

※ “仲秋の名月”という表現もあるが、“仲秋”は、「陰暦8月」を指すので十五夜の日に限定されなくなる。“仲秋”は、秋を初秋(旧暦7月)、仲秋(同8月)、晩秋(同9月)の3つに区分する時に使われるので、旧暦8月全体を指す。対して「中秋」とは「秋の中日」=陰暦8月15日のみを指す。うーむ、ややこしい。

◇月見:平安時代に中国から伝わり貴族の間で広まった。庶民が楽しむようになったのは江戸時代。貴族のように月を眺めるのではなく、稲や芋などの収穫を感謝する意味合いが強かった。

◇ 食べ物やお供えは?
・ススキ(芒):白い尾花が稲穂に似て「神様の依り代」「魔除け」になる。
・月見団子:団子の数はピラミッド状に15個(十五夜)。一番上の団子が月(霊界)との架け橋になる。食べる事で月のパワーをもらう。
・農作物:里芋、栗、枝豆などを供える。里芋を供えることから「芋名月」の異名もある。

ちょっと田植えの頃をふり返ってみよう。

<2017年6月21日ー田植え->

◇梅雨の時期の田植え。ここは、まだ水が張っている状態。

◇ここは、田植えが済んだ直後のようだ。

◇ 田んぼコースの一角。左上にみえるのが美咲が丘の団。

◇ 田んぼをよく見ると苗を植えた直後なのが分かる。

◇ 公民館の近くに「苗代」もあった。

苗代(なわしろ、なえしろ)】

◇ 苗代は灌漑(かんがい)によって育成するイネの苗床。

◇ もともとは種籾(たねもみ)を密に播いて発芽させ、田植えができる大きさまで育てるのに用いる“狭い田”を指した。

◇ 今の時代は「プラスチック苗代」が主流。

◇ また、高速乗用田植機があるので、腰を痛める事が少なくなったという。

6月21日と10月4日を並べて見てみよう。

◇ 農家の方は、稲の生長を収穫の喜びを感ずるのだろう。

お終い。

 

 

 

 

 

 

 

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小次郎とヒガンバナ(彼岸花) - 糸島三坂編 -

2021-09-20 21:37:52 | 小次郎とヒガンバナ(彼岸花)

秋の風物詩と言えば「彼岸花と稲」があるよね。うむ、その紹介だ。散歩ルートからは遠いが、見事なところがある。ボクでも歩いて行くのはちょっと遠いので車で行くこととした。ん? キミ、免許持ってんの? いや、持っていないがお抱え運転手がいるよ。場所は糸島市三坂。自宅からは車で10分。三坂神社があるところだよ。

<2017年9月26日、2018年9月24日)糸島市三坂

毎年、9月下旬が満開だ。 ※ 2021年は例年より1週間程早い。

◇ まずは、ボクを中央に据えて!

◇ ちょっとズームアウト。 ん? キミがジャマだって! 分かった。風景だけを数枚。

◇ 手前は、まだつぼみ。満開はもう2、3日かな? そう言えば、昨年は9月26日頃が満開!

◇この写真にもチョコッと入っているけど………。やっぱり、ボクも入ろうっと。

【彼岸花(ひがんばな)】

◇ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。リコリス、曼珠沙華(マンジュシャゲorマンジュシャカ)とも呼ばれる。

◇ 9月中旬に赤い花をつけるが、白いものもある。

◇有毒で、特に鱗茎(りんけい)にアルカロイドを多く含む。経口摂取すると吐き気や下痢を起こし、ひどい場合には死に至ることもある。

 ※ 鱗茎:地下茎の一種。うろこ状の葉を多数,重なるようにつけているもの。ユリ,タマネギ,チューリップなどにみられる。

◇水田の畦(あぜ)や墓地に多く見られるが、ネズミ、モグラ、虫など田を荒らす動物がその鱗茎の毒を嫌って避ける(忌避)ようにと言われる。

もうちょっと、花を見てみよう。

◇ ん?彼岸花の間に、ピンクの花が! なんの花だろう?

【写真一覧】 

お終い

◇小次郎とヒガンバナ(彼岸花) - 糸島三坂編 -

 

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小次郎と春の草花-ジュウニヒトエ(十二単)ー

2021-09-19 10:38:06 | 春の草花

今回はジュウニヒトエ(十二単)だ。前回の「ムラサキシキブ(紫式部)」→「(宮中の礼装の)十二単」と連想したのだ。色も紫だし………。ま、季節は異なるけどね。因みに、由来は礼装の十二単(じゅうにひとえ)からだが、きらびやかではない。

<2021年4月11日> 美咲が丘

◇ こんな感じで咲いている。ん? 紫色は二つあるね? うん、一つはイチハツ(一初)だよ。ちょっと矢印を付けよう。

◇ 分かったかな? (アヤメ科の)イチハツが目立ってジュウニヒトエが目立たない。ここは、ムラサキシキブがあったところでもある。

一初 はこちら:Link先 → 小次郎と春の草花ーイチハツ(一初)-

紫式部はこちら:Link先 → 小次郎と赤い実の草木-ムラサキシキブ(紫式部)-

ジュウニヒトエの花をよく見てみよう。

◇ まっすぐに伸びて、花が重なっている様が、「十二単」に似ているといわれる。

 

◇ ん? 花は、キランソウ(金瘡小草)に似ているねえ!? 調べると、同じ「キランソウ属」だってさ。

キランソウ(金瘡小草)はこちら:Link先 → 小次郎と春の草花-キランソウ(金瘡小草)-

【ジュウニヒトエとキランソウ】

◇ 花の形や葉の形はそっくり。違いは、

◇ キランソウ(金瘡小草):匍匐(ほふく)性で濃い青紫色の花を咲かせる。

◇ ジュウニヒトエ(十二単重):茎は直立性で、花茎から穂状花序を伸ばし白~薄紫花を咲かせる。

ジュウニヒトエを勉強しておこう

【ジュウニヒトエ(十二単)】

◇ シソ科キランソウ属の常緑多年草。

  明るい林内や道端に生え、しばしば群生する。庭に植えられているのは、洋種のセイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)で、花の色は青紫で葉は紫色を帯びる。

◇ 原産地:北米。渡来時期は、江戸時代(推定)。

◇ 開花時期:4月~5月

◇ 由来は、花が重なって咲く様子を宮中の女官の正装である十二単にたとえたもの

【おまけ】

礼装の十二単(じゅうにひとえ)について、勉強しておこう。ネット情報だけどね。

【十二単(じゅうにひとえ)】

◇ 平安時代後期に成立した公家女子の正装。昔は袿(うちき)の枚数を「単(ひとえ)」で表し、2枚重ねると「二単(にひとえ)」といった。

◇ 十二単の構成は、上衣から次の通り。

① 唐衣(からぎぬ):装束の最上層。

※ 皇后の唐衣は白。

② 裳(も):表衣の上から腰の後ろ半身のみを覆う。平安時代は、巻きスカートのように着用されたが、重ね着でこの着用が不可能となり現在の形となった。

③ 表衣(うわぎ):裳の内側の最上層。

- 打衣(うちぎぬ):表衣の下に着る。

- 袿(うちき):打衣の下に十数枚を重ねる、現在は5枚。

④ 長袴(ながばかま):裳の退化による前の開きを覆うために登場した。着用者の年齢によって色を異にする。

⑤ 単(ひとえ):装束の肌着にあたる。

お終い

 

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小次郎と赤い実の草木-ムラサキシキブ(紫式部)-

2021-09-16 11:40:47 | 赤い実の草木

今回は、ムラサキシキブ(紫式部)だ。ん? カテゴリは “赤い”実” だろう? うーむ……、ま、堅いことは言わない!。秋の訪れを感ずる頃に鮮やかな赤紫の丸い果実があるのに気がついた。8月27日のことだ。果実は、葉の上に載っているように見え「野趣」に富むとされる。

※ 野趣(やしゅ):洗練されてはいないが、素朴な感じの持ち味があるおもむき

<2021年8月27日> 美咲が丘

◇ 赤紫の実が分かるかな? まずは、全景を見てみよう

◇ こんな感じ、ちょっと分かんない? 矢印を示すね。

◇ わかった? この構図、以前もあったような……。そうだよ、ここ「イチハツ」「フウセントウワタ」などを取り上げたお家。お庭には「ヨルガオ」もあるよ。ズームインしていこう。

◇ ボクが入るのは、ここまでだね。 赤い実をじっくり観賞するといいよ。

◇ 垂れ差がある細い枝に、赤紫の果実がついている。まだ、緑色のもあるよ。

◇ 太い中央の枝から細い枝が沢山分かてている。

◇ あちこちでまとまってついている。

◇ ふーん、こんな付き方なんだ。 実をよく見てみる。

◇ キレイな赤紫の果実だ。食べられるのかな? 調べると『鳥はついばんで食べる。ほのかな甘味があるといわれるが、積極的に食べる程美味しくはない』があった。

花がいつ咲いたかは気がつかなかったけど『6月~9月にかけて、根元に近い方から順次開花し先端に咲き向かう。それを追うように、実を付けていく。実は、緑色から赤紫に変わっていく』という。

◇ 確かに枝の元に近い方の果実は紫で、先端に行くほど、(未だ)緑だね。

最後に、ムラサキシキブについて、勉強しておこう。

【ムラサキシキブ(紫式部)】

◇ シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木。

  日本各地の林などに自生し、また果実が紫色で美しいので観賞用に栽培される。なお、庭植えに利用されているのは近縁種のコムラサキ(小紫)が多いといわれる。

※ 小紫は全体に小型だが果実の数が多くて美しい。見栄えが良いのは小紫、という。

◇ 原産地:日本(全域)

◇ 開花時期:6月頃。実の観賞時期は9月~10月。

◇ 6月~9月にかけて、根元に近い方から順次開花し先端に咲き向かう。それを追うように、実を付けていく。実は、緑色から赤紫に変わっていく。

【名前の由来】

◇ 源氏物語の作者の「紫式部」に由来する。江戸時代以前は「ムラサキシキミ」と呼ばれていたが、その美しさから「紫式部」呼ばれるようになった。

◇ 「シキミ」とは「重る実=実がたくさんなる」と言う意味である。

お終い

 

 

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小次郎と春の草花-マツバギク(松葉菊)ー

2021-09-12 22:19:57 | 春の草花

今回は、マツバギク(松葉菊)だ。「菊」の名前がつくが、キク科ではなくハマミズナ科。マツバボタンと名前が似ているが別な植物。別名のサボテンギク(仙人掌菊)は、サボテンのように乾燥に強く多肉質で厚い葉を持っていることに由来するが、サボテンとも全く別系等の植物、らしい。

<2020年6月16日> 美咲が丘にて

◇ 花がわかるかな? ボク(小次郎)の後ろにある赤い花だよ。ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)もあるけど………? 分かんない?

◇ 分かったかな? ここは、美咲が丘の(とある)ゴミステーションの傍だ。ヒメツルソバはポリゴナムともいう。因みに、ヒメツルソバの花期は4月~11月と長い。

姫蔓蕎麦はこちら Link先 → 小次郎と秋の草花-ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)-

ズームしてみる

◇ あ、ボクの鼻が途切れちゃったよ! プンプン!

◇ ちょっと見には、“菊”の一種? とも思うよね。ところで、マツバボタン(松葉牡丹)に似ているというけど、どんな花だっけ?

松葉牡丹はこちら Link先 → 小次郎と秋の草花ーマツバボタン(松葉牡丹)-

ここらで、マツバギクの勉強をしておこう。

【マツバギク(松葉菊)】

◇ ハマミズナ科マツバギク属の多年草の種の総称。

茎は地上を這って先端が立ち上がる。茎は根本で分枝しクッション状の群落になる。 葉は多肉質の棒状。

  ※ 多種多様で、どこまでをマツバギクと呼ぶかは明確ではない。

◇ 原産地:南アフリカ 明治の初期に渡来

◇ 開花期は4月~5月(ランプランサス属)、6月~10月(デロスペルマ属)。

◇ 花は、濃い桃色の菊に似た花を咲かせる。他に、紫、赤、白、黄、オレンジもある

 【名前の由来】

◇ マツバギク(松葉菊)は、多肉質で松葉のような葉と菊のような花姿に由来。

◇ 別名のサボテンギク(仙人掌菊)は、サボテンのように乾燥に強く多肉質で厚い葉をもっていることに由来。

他にもないか? 探してみた。あった! ワンちゃん友達のララちゃんちの家庭菜園の所にも咲いていたよ。

◇ ボクの後ろだけど………。夕方で影が邪魔だね。

◇ ん? この角度もダメだね。ズームアウトして、場所も少しずらしてみるね。

◇ 斜面の所にあるんだよ。

◇ ここ、ララちゃんちの家庭菜園なんだな。「芋掘り」「ショウガ掘り」「ピーナッツ堀」をしたところだけと、覚えているかな?

芋掘りはこちら Link先 → 小次郎と芋掘り

花をよく見てみよう

◇沢山咲いている。

お終い

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小次郎と夏の草花-ヒメヒマワリ(姫向日葵)-

2021-09-09 14:44:02 | 夏の草花

今回は、ヒメヒマワリ(姫向日葵)だ。真夏(7/25)に、黄色の花を咲かせているのに出会った。6月だと「ハルシャギク」「キンケイギク」が、また9月だと「キバナコスモス」が思い浮かぶ。「なんの花?」と、お家の方に聞くと「名前は不明なんですが差し上げましょう」と、切ってくれた。

<2020年7月25日>

◇ 頂いたヒメヒマワリを花瓶に活けて、小次郎と撮影。

◇ 花びらが沢山あるねえ 小次郎クン!

◇ 調べると名前はヒメヒマワリ。学名はヘリオプシスだが「姫ひまわり」の名前で親しまれ、夏の暑さにも負けず力強く咲き続けるという。  

◇ ん? ヒマワリ? 似てないぞ? うむ、頂いたのは“八重咲き”。一重だと似ているようだよ! 

◇ 一重のヒメヒマワリ(四季の山野草より)。確かに、一重だと、ヒマワリに似ているねえ。ヒメヒマワリについて勉強しておこう。

【ヒメヒマワリ(姫向日葵)】※ ネットより引用。

◇ キク科キクイモモドキ属の宿根草。

長日(昼間が長い)条件で成長開花し、6~10月の長きにわたって花を咲かせる。低温短日で休眠し地下の株で冬を越す。

◇ 原産地は:北アメリカ。明治の末期に渡来 

◇ 開花期は6月~10月。一つの花の咲いている期間が長い。特に八重咲きは一ヶ月近く観賞できる。

◇ 花は、黄色のみ(濃淡あり)

◇ 名前の由来は、花がヒマワリに似て小さいことから。

【キクイモモドキ(菊芋擬き)、キクイモ(菊芋)、ヒメヒマワリ(姫向日葵)】

この3つ、花での区別は難しいという。花床、葉の付方(対生/互生)、形状(鋸歯)、等で区別するらしい。

◇ キクイモはショウガのような塊根(芋)があるが、キクイモモドキは芋が無く“もどき”の由来にもなっている。葉は対生(キクイモモドキ)と互生(ヒメヒマワリ)の違い。なお、ヒメヒマワリは八重咲きの品種が多い。

※ 自然では殆どがキクイモモドキ。市販はヒメヒマワリが多い。ややこしいねえ!

もとに戻る

◇ フェンスの外側から撮影。ここ、ユウガオのあった家だ。内側に入ってからの撮影はちょっと木が邪魔。すると、「切って来ましょう」と頂いた次第。

ユウガオはこちら Link先 → 小次郎と秋の草花3 -ユウガオ(夕顔)-

◇ キレイに咲いている花。

◇ 今が見頃かな?

◇ まだ、蕾もある。

お終い。

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小次郎と夏の草花-ヒメジョオン(姫女菀)-

2021-09-06 11:56:34 | 夏の草花

今回は、ヒメジョオン(姫女菀)だ。初夏~秋にかけて咲くキク科の植物花。背の高さが150cmにもなる道端でよく見かける雑草だそうだ。※アーカイブ(2018年)

<2018年6月20日> 田んぼコースにて

◇ こんな花だよ。見たことあるよね。

◇ ズーム、うん、ボクの花、もとい「ボクの鼻」の部分が切れちゃっているよ、フン! ちょっ全景を見てみよう

◇ ここは、歩の田んぼコースへの途中。舗装しているがこの道も農道。抜け道として車の通行も多い。で、撮影は早めに終わらせた。

散歩は、もう一つ山側にある田んぼ道をゆっくり歩くことにしている。

◇ 田んぼコース。所要時間は50分程度だ。「1」の部分がヒメジョオンを撮影下場所。ここのヒメジョオンは、7月末には、キレイに刈り取られてしまった。雑草はつらいよね。

◇ 見事に咲き誇っている。ま、「繁茂し過ぎ」とも言える。

◇ガードレールが隠れちゃってるもんね。うむ、花に着目しよう。

◇ 花の姿形からは“菊系”とおもうよね。もう少しよく見てみよう。

ちょっと、勉強しておこう。

【ヒメジョオン(姫女菀)】

 ◇ キク科ムカシヨモギ属の一年草

  同属のハルジオン(春紫苑)とともに、道端でよく見かける雑草である。一部の地域では「貧乏草」と呼ばれ「折ったり摘んだりすると貧乏になる」と言われる。

◇ 原産地:北アメリカ。江戸時代の終わりに渡来。明治初期には雑草化。

◇ 開花時期:6月~11月ととても長い。

 【名前の由来】

漢字では「姫女菀」。「姫」は「小さい」、「女菀」は「中国産の野草」を表す。小さいシオン(紫菀)の一種で、別種のヒメシオンとの区別で「ヒメジョオン」になったという説もある。

【ハルジオン(春紫苑)との区別】

同属で、花だけでの区別は難しい。相対的にヒメジョオンの方が背が高く、花は小さくて数が多く、根本がすっきりしている。

◇ 写真はネットより

分かりにくい場合は茎を折ってみる。ヒメジョオンの茎には空洞がないが、ハルジオンの茎には真ん中に空洞がある。ま、花だけの区別例を示す。

全体を再度。

◇ 左は、多久川

◇ 黒っぽいのは、ボク。伏せをしている。

【ヒメシオンの歌】

この花のタイトルの歌がある。パパ(昭和の世代)は懐かしいらしいが、平成生まれのボク(小次郎)は、全く分かんないんだよね。

◇ 「ハルジョオン・ヒメジョオン-1978年 作詞・作曲:松任谷由実-」

◇ ユーミンで知られる松任谷由実(まつとうやゆみ)の歌

◇ 歌詞(抜粋)

… 私だけが変わり みんなそのまま ヒメジョオンに埋もれてくちづけをした 土手と空の間を風が渡った 哀しいほど紅く川面はゆれていたの 越していった日から顔も忘れた………

◇ タイトルは「ハルジョオン・ヒメジョオン」だが“ハルジョオン”という植物はない。実在するのはハルジオン(春紫苑)。

◇ そう言えば、竹久夢二の歌の「宵待草(よいまちぐさ)」も同様。植物としては「待宵草(まつよいぐさ)」となる。

待宵草はこちら:Link先 → 小次郎とコマツヨイグサ -消えた小待宵草-

お終い

 

 

 

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