こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と冬の草花 ー エリカ ー

2024-01-29 13:21:41 | 冬の草花

今回は、エリカだ。ツツジ科エリカ属で、花の形が細長い。ん? エリカって冬の花? うーん「春咲き」「夏~秋咲き」「冬咲き」「不定期咲き」と多様なので冬の花とは言えない。ま、ここで咲いていたのは、年末~初夏の間咲いているし………。冬の花としておく。

<2018年6月10日(初夏)>

このエリカは、“エリカブライダルヒース”という品種らしい。

◇ どれがエリカ? わかるかな? ボクのすぐ後ろだよ。 ズームしてみよう。

◇ うーん、ボクの顔がアップしてしまった。

◇ え! これ、花?

◇ うーん、筒状のものがぶら下がっているねえ。

パパは、『「みの虫」みたいに何かの虫が中に入っている?』と思ったらしい。『そういえば「みの虫」は最近は見かけないなあ。冬の枯れ木によく見かけたものだが……』と、つぶやいている。ボク、分かんない! で、調べてみた。

【蓑虫(みの虫)】
 
ミノムシ(蓑虫)はミノガ科の蛾(ガ)の幼虫。バラ科、カキノキ科などの果樹やサツキ等の葉を夏期に食い荒らす。幼虫は枯れ葉や枯れ枝に粘性の糸を絡め袋状の巣を作って枝からぶら下がる。

ワラで作った雨具「蓑(みの)」に形が似ている為に「ミノムシ」と呼ばれるようになった。

※ 写真はネットより引用

近年は(外来種の)ヤドリバエ(寄生蠅)による寄生で激減しており、福岡県を含む6県で「絶滅危惧種」に指定されている。

なお(雨具の)簑(みの)は、もう、使っている人はいない。うむ、既に絶滅だ

 うん? 話しがそれた。元に戻そう。冬場の状況を見てみる。

<2019年1月21日(真冬)>

◇ 冬は、花の量が少ない。ズームしていく。

◇ 左の赤い花の方が目立つ。こちらは、ボケ(木瓜)だ。

◇ 釣り鐘状の花の形がよく分かる。

◇ 別な角度で見てみる。

◇ 上から見てみた。ここで、エリカの勉強をしておく。

【エリカ)】
◇ ツツジ科エリカ属
  繊細な枝に小さな花がびっしり付くが一つ一つの花も個性的。草姿や開花期、花色、花形など変化に富み、壷状、ベル形、筒状などがある。雄しべの葯が黒く「蛇の目」に見える「ジャノメエリカ」がポピュラー。他に、「スズランエリカ」、「アケボノエリカ」、「エリカ・パターソニー」、「カナリーヒース」などがある。

◇ 原産地:アフリカ、ヨーロッパ
◇ 開花期:種により様々で「春咲き」「夏~秋咲き」「冬咲き」「不定期咲き」種に大別され、花の色は、赤、ピンク、オレンジ、黄、白。
       ※ 見つけたのは、年末~初夏にわたって咲いている。

【名前の由来】
「枝が裂けるように折れる」、「胆石を砕く薬効がある」ことから、ギリシャ語で「裂く・砕ける」の意味の「Ereike(エイリケ)」が語源の説が有力。

ある時、パパが懐かしんでいたので、その話しを紹介しよう。歌の話しだって。

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ラジオに懐かし歌が流れていた。『♪~ 青い海を見つめて 伊豆の山かげに エリカの花は 咲くという♪~ 』。うむ、西田佐知子さんの「エリカの花散るとき」という歌だ。ん? 歌詞中の「エリカ」って、「エリカブライダルヒース」のこと? 

【エリカの花散るとき(歌)】
◇ 歌:西田佐知子1963年(昭和38年)作詞:水木かおる 作曲:藤原秀行。

◇ 歌詞
  青い海を見つめて 伊豆の山かげに
  エリカの花は 咲くという 
  別れた人の ふるさとを
  たずねてひとり 旅をゆく
  エリカ エリカの花の咲く村に
  行けば もいちど 逢えるかと

※ 登場する花は「ジャノメエリカ」で、エリカはヒース(原野)と呼ばれる荒れ地や岩地に自生する。

エリカは、詩や小説などの文学作品に登場し独特の世界観を与えているという。

因みに、パパは、西田佐知子さん歌といえば「アカシアの雨が止むとき」の印象が強いという。

【アカシアの雨が止むとき(歌)】

◇ 1960年(昭和35年)の西田佐知子のヒット曲。作詞作曲は「エリカ」と同じ水木かおる/藤原秀行コンビ。(※昭和34年はパパが11才の頃)

◇ 第一次安保闘争で日本中が騒然としていた。連日の闘争で疲れ果て、絶望的になっていた学生達の心情にマッチしたと言われ、デモの帰りなどによく歌われた。当時をふり返るテレビ番組では、安保闘争(とりわけ樺美智子死亡による抗議デモ)の映像のバックで流れる。

◇ 歌に登場するアカシアは「ニセアカシア」で春に白い可憐な花をつける。「ニセ」が付かないアカシアは、日本では「ミモザ」と呼ばれる。

ミモザ → Link先:小次郎と春の草花ーミモザー 

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話しが、又、ズレた。再度、花を眺めてみよう。

<2020年2月1日(冬)> 

◇ 一月末もよく咲いている。

◇ ん? 萎みかけているのも見える。

◇ 沢山花がかたまっている。が、こころなしか、萎みかかっているような………。

小次郎と冬の草花 3 ー エリカ ー

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小次郎と冬の草花ーシクラメン-

2024-01-22 11:06:49 | 冬の草花

今回は、シクラメン。冬の花の定番の一つ。鉢植え・室内のイメージが強い。調べると「“鉢花”で売られる大輪のシクラメンは地植えは、ほぼ出来ない」という。

ヨーロッパでは、ブタが球根を食べる事から「ブタノマンジュウ(豚の饅頭)」、日本では、花びらが反り返る形状から「カガリビバナ(篝火花)」とも呼ばれる。

<2020年12月19日>

◇ 鉢植えのシクラメンと小次郎。この日は寒いけど日差しがあり小次郎は目を細めてウトウトしている。

◇ ん? 小次郎の頭が、少しずつ下がってきている。

◇ アーアー、遂に腕まくら!

◇ 気持よさそうだね。穏やかな冬の日の一コマだ。いいやね。

花に着目しよう。

◇ 花が少ないねえ! うむ、『ひんそらしか!』と言われそう。ん?“貧相=貧乏な相”と言う意味だよね。どこの方言だっけ? よく見ると、まだつぼみがあるよ。ズームしてみよう。

◇ おっ、つぼみは結構あるね。

◇ ピンクのつぼみは……、いつ頃咲くのかなあ。

【2年目のシクラメン】

 実は、この鉢は(昨年の)ママへの誕生日(2020年10月29日)プレゼント。今年になって枯れかけていたが「シクラメンは球根植物で上手に育てれば、本来何年でも花を咲かせる」とのこと、夏越しに挑戦した次第。

ネットでは、①葉を付けたまま管理する「非休眠法」と、②葉を枯らして球根だけにする「休眠法」の2つがあるという。今回、「非休眠法」で挑戦してみた。

「6月に入り葉が10枚以上残っていれば「屋外の風通しの良い場所」「控えめに水をやる」「根腐れに気をつける」ことで夏越しが出来る」という。

結果、無事、夏越しが出来て花が咲いた次第。なので、貧相であろうと、嬉しい。ちょっと勉強しておこう

【シクラメン】
◇ サクラソウ科シクラメン属の多年草の球根植物の総称。別名にヨーロッパでは、ブタが球根を食べる事から「ブタノマンジュウ(豚の饅頭)」、日本では、花びらが反り返る形状から「カガリビバナ(篝火花)」とも呼ばれる。
◇ 原産地は地中海地方。日本へは明治時代に渡来した 。
◇ 草丈(樹高)は10~70㎝。
◇ 開花期は10月~3月。※ 冬の鉢植えの代表格として定着している。
◇ 葉は丸ハート形。花は花茎の先に一個下向きに咲く。花びらは5枚で深く切れ込む。5本の雄しべと1本の雌しべがある(ネット情報)。

 花の形状を調べてみた(ネット情報)。

◇ 一般的なのは “パーシカム咲” という。我が家のも、これみたい。

【由来】
◇ シクラメン:ギリシャ語の円(Circle)を意味する「Kuklos」に由来。
※ 属名の“Cyclamen”は発音に忠実だと「キクラメン」となる。そう言えば、米国の大統領でも「リーガン」→「レーガン」とカタカナ表記がかわった。
◇ 篝火花:日本の貴婦人(九条武子)が「これはかがり火のような花ですね」と言ったことから。
◇ 豚の饅頭:英語名をそのまま日本語にした。

【病院への見舞いはダメ?】
シクラメンが「死」「苦」との語呂合わせ、花の赤色は血の色をイメージ、等で、病院への見舞いに持っていくことは縁起が悪いとされている。うーん、日本人は語呂合わせが好きだね。

<2021年2月2日>

2ヶ月半後の様子

◇ うーん、あまり花は増えてないね? 新しいつぼみが開花したけど、散ったのもあるので「プラス/マイナス」なんだ。

◇ 2月2日現在でも、まだ、つぼみがある。

◇ 5弁の花びらが開ききっているのは、枯れる直前だ。

お終い。

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小次郎と秋の草花-スミレ(菫)・パンジー・ビオラ-

2024-01-07 23:41:36 | 秋の草花

今回は、スミレ(菫)。スミレは、スミレ科スミレ属の総称。なお、狭義にはViola mandshurica(ビオラ・マンジュリカ)の和名。広義には、「スミレ」「パンジー」「ビオラ」など多くの種を含む。分布は日本全土に渡り、各地に固有種がある。道ばたや野原に咲くものもあれば、山奥の渓流のほとりに咲くもの、高山のお花畑に咲くものまで、様々である。

<2023年11月4日>美咲が丘3丁目

◇ これは、スミレ? パンジー? ビオラ? ま、いずれかだろう! 全景から見ていこう。

◇ こんな感じで植えられている。ここ、四季折々の草花を植えているので、いつも観賞させてもらっている。

花にズームしていこう

花の形は、蝶形をした独特の形。 スミレについて勉強しておこう。

【スミレ(菫)】※Wikipedia、他

◇スミレ科スミレ属の植物の総称。狭義にはViola mandshurica(ビオラ・マンジュリカ)の和名。広義には、「スミレ」「パンジー」「ビオラ」など多くの種を含む。学名のマンジュリカは「満州の」と言う意味。和名のスミレは、科名や属名とまぎわらしいので、スミレ愛好家は「マンジュリカ」呼ぶこともある。 

◇原産地は、南アメリカのアンデス山麓とされている。 太古にアンデス山麓から北半球へと進出を始めた。 もともと木であったスミレが南半球から北半球へと分布領域を広げていくために、寒さ対策のために木から草に変化したのではないかと考えられている。

 日本はスミレ大国を言われ、野生のスミレが50~60種ある。

※写真は、Wikipedia、スミレ暦生活より引用

◇(野生種の)開花時期は3~5月。花柄の先に、濃い紫色(すみれ色)の花が1個咲く。花は蝶形をした独特の形で、ラッパのような形の花を横向きかやや斜め下向きにつける。5枚の花びらは大きさが同じでなく、下側の1枚が大きい。

 因みに、園芸種のパンジーやビオラは、開花時期が10月下旬~5月中旬と長く咲く品種が増えている。

【由来】

◇スミレの名は、花の形状が(大工用具の)墨入れ(すみいれ=墨壺)の「い」が省略されたとの牧野富太郎の説がしられるが、定説とは言えない。

◇パンジーの名は、フランス語で「思い」を意味する「Pansee(パンセ)」からと言われています。

◇ビオラの名は、イーオー(★)に由来し、ゼウスが雌牛に変えられた彼女に食べさせる為に作られたとされる。

  ★ イーオー:ギリシャ神話に登場する女性。ゼウスの恋人。牝牛に姿を変えられた。

【スミレ、パンジー、ビオラの違い】※花百花、lovegreen.net、他

◇スミレ

 日本では野に咲く花の代表として知られ、古くから親しまれてきた。しかし、世界中には様々なスミレがあり、園芸用に栽培されているものも多数ある。

◇パンジーとビオラ

 ヨーロッパに自生する野生種から育種され、花びらが大きく平たく広がった交配種のグループを「パンジー」と呼び、小輪で株立ちになるものを「ビオラ」と呼ぶ。

 ※ 現在は複雑に交配された園芸品種があり、区別出来なくなっている。

◇三色スミレ

 園芸種のパンジーの原種の一つだが、現在ではこの名前は使われない。

改めて見てみよう

<2023年11月1日>鉢植え(ラポール)

糸島市男女共同参画センターラポールの受付に鉢植えがあったので、紹介する。

おまけ

【すみれ色の涙】※ 写真はネットより

岩崎宏美の歌に「すみれ色の涙」がある。うーん、“すみれ色”って? まずは、歌を思い出して見よう。

◇1981年発売の岩崎宏美の歌。「恋待草」に続く“草花シリーズ”第2弾。

◇作詞:万里村ゆき子 作曲:小田啓義

◇歌詞

すみれって すみれって ブルーな恋人同士が キスしてキスして生まれたはなだと思うの 淋しかったから あなたを愛して 淋しかったから あなたを憎んだ 淋しかったから あなたにさよならを そしてひとつぶ すみれ色の涙

【すみれ色】

紫色の一種で、スミレの花弁の色。スミレならびに菫色に相当する英語名"violet(バイオレット)"で表記されることもある。また、スミレの一種パンジーが時に色名としてつかわれることもある。これは、パンジーのうち紫の花弁の色をさすが、一般的な菫色よりもさらに暗くさえた色である。

【緋衣草(ひごろもそう)=サルビア】

岩崎宏美の歌に「緋衣草(サルビア)」というのもある。確か「サルビアの花」という歌もあり、こちらはもとまろ(女性3人のフォークグループ)が歌っていた。これは、こちらで取り上げている。

サルビアミクロフィラはこちら Link先 → 小次郎と秋の草花ーサルビアミクロフィラー

 【花の名前の色】

いろいろあるね。ちょっと調べてみた。沢山あるが、一部をネットより引用して示す。

「ツユクサ色」「ヤマブキ色」「サクラ色」「フジ色」「モモ色」「ショウブ色」「キキョウ色」「タンポポ色」   

お終い

 

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