今回は、マンサク(満作)だ。“春を告げる花”として知られる。ほかの木々が芽吹く前に一足早く黄色の花を咲かせるという。葉よりも先に黄色いちぢれた花びらをつけた不思議な形の花。宮崎県の霧島では、『霧島の春はマンサクの花で始まります』といった表現で紹介される。名前の由来は諸説あるが、ボクは『「先ず咲く」から東北弁の「まんず咲く」を縮めた』説に一票。
<2016年3月5日、2018年2月28日> 若松高塔山
◇一枚の写真でボクのコラボは無理。ボク足元の部分だと花は見えない。
マンサクの花を探しに行ってみよう!
◇ オーイ、マンサクはどこだ?
◇ ん? この付近、(赤い実の)センリョウがあったところでは?
センリョウはこちら → Link先 小次郎と赤い実の草木 -センリョウ(千両)-
◇ この大きな葉はなんだっけ? うーん、忘れた!
◇ こちらにあるらしい?
◇ あった!! 向かって右の黄色いのが「マンサク(満作)」だ。 “あっち向いて、ホイ!” あっ、つい、反対を向いてしまった!!
◇ 反対側に行ってみよう。
◇ うーん、木に着目するとボクが目立たない。「→」で示しておく。 併せて花の拡大も示すね。
全体から見ていこう
根元も見ておこう
◇根元に近い部分は花より(茶色の)葉が目立つ。
◇ 上の方は花があるけど………、黄色い花がゴチャゴチャしているなあ! もうっちょっとズーム。
◇ もうチョイ、ズーム。
◇ マンサクの花は、1.5㎝程の細長い黄色の花弁で縮れており、特徴的な花びらだ。因みに、黄色の花弁の粗渡川の赤い部位は萼(がく)という。 マンサクについて勉強しておこう。
【マンサク(満作)】
◇ マンサク科・マンサク属の落葉小高木。漢字では、「満作」、「万作」、「金縷梅」と書く。うーん、「金縷梅」を“まんさく”とはちょっと読めない!
◇ 原産地:中国。日本へは古い時代(奈良時代とも)に渡来。
◇ 開花期:2月~3月。葉に先駆けて花が咲く。うむ、ウメ・サクラ・モモ・コブシ・モクレンなどと同じだ
◇ 花の形:がく、花弁と雄蕊が4個ずつ。がくは赤褐色で丸い。花弁は黄色で細長い紐状。ま、蕾と開き初めの写真を見る方が分かり易い。
◇ 名前の由来(諸説あり)
・「豊年満作」から。黄金色の花を咲かせるのとイネの豊年に見立てた、説。
・「先ず咲く」から。東北弁の「まんず咲く」を縮めた、説、など。
◇ 2月末は、まだ、葉が残っている。これ、枯れ葉かな?
一部持ち帰り、挿し木してみた。その様子も紹介する。
<2020年3月2日>自宅の庭
◇ 挿し木だけど花が咲いた。
◇ 葉はホトトギス(杜鵑草)で、マンサクの葉は、(この時期は)ない!
ホトトギスはこちら Link先 → 小次郎と秋の草花-ホトトギス(杜鵑草)-
<2023年2月21日>自宅庭
◇枝は伸びたけど、花の付き方がイマイチ。なんでかな?
お終い
【写真一覧】
◇マンサク(満作)北九州市若松区高塔山 2018年2月26日、3月6日
◇小さな沈丁花 福岡県糸島市 2018年3月9日、12日
◇白のジンチョウゲ(沈丁花)福岡県糸島市 2019年2月24日、2018年3月6日
◇ジンチョウゲ(沈丁花) 福岡県糸島市 2019年2月24日、2018年3月6日。
小次郎と春の草花 ーマンサク(満作)ー
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