たび・旅・ふたり旅―岬便り

旅したいろいろな記録や日常のあれこれを綴ります。

ゆっくりのんびり立山黒部アルペンルート その4

2007年09月05日 | 山歩き

この日は室堂を出て弥陀ヶ原まで散策ルートをハイキングです。

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◇◇あしあと◇◇

■07年8月19日(日) +++13:13着 [信濃大町]----<歩く>---16:05着 大町温泉【仁科の宿 松延】泊

■07年8月20日(月)  【仁科の宿 松延】大町温泉バス停 8:40発 ==扇沢==黒部ダム----黒部湖==黒部平==大観峰==室堂----<散策>---みくりが池、雷鳥沢、地獄谷----16:00着 【ホテル立山】泊

■07年8月21日(火) 【ホテル立山】8:45出発---地獄谷---天狗平山荘---獅子鼻岩---14:25着【弥陀ヶ原ホテル】泊

■07年8月22日(水) 【弥陀ヶ原ホテル】8:55出発==美女平--<探鳥コース散策>==立山+++電鉄富山++一路東京へ

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室堂から弥陀ヶ原へ 8月21日(火)

地獄谷へ

【8:45】 ホテル立山を出発。この日も少し雲が出ているものの朝からいいお天気。

まずは昨日も歩いた地獄谷、そして、大谷~天狗平ルート。

地獄谷大谷、天狗平方面

この地獄谷のあちらこちらに硫黄の噴煙が上がっています。

nobu、硫黄にむせる

鼻は敏感な方ではない(早く言えば鈍感)のですが

それでも、むせ返るような臭気が立ち込め、鼻と口をふさがずに入られません。

硫黄の噴出口は、良い子は覗いてはいけません。

アオモリトドマツの松ボックリ、こんな色をしているんですね。

イワイチョウ:岩銀杏ゴゼンタチバナ:御前橘アオモリトドマツ

【9:40】 大谷分岐。地獄谷を抜けると草原の景色が広がってきます。

大谷あたりの眺め

風に揺れるチングルマの綿毛。

風に揺れるチングルマの綿毛

はるか向こうに立山高原ホテル

大谷から立山高原ホテルを望む↑クリックで拡大できます

まだ、アチコチにいろいろな花が咲いています。

私は時々、お花たちに

「ねぇ、ねぇ、私を写して!」

と言われているような気になるときがあります。

だって、花がカメラ目線なんですもの。

イワオトギリ:岩弟切タテヤマリンドウ:立山竜胆イワショウブ:岩菖蒲

ところで、雷鳥に会えないかと、キョロキョロしながら歩いていたら・・・、

いました、いました。一羽でしたが草をついばんでいました。

立山の雷鳥

天狗平を過ぎるあたりから、見られる大小の池塘。

地獄の餓鬼が耕したから『ガキ田』と言うそう。

ガキ田 その1

水溜りの中に稲のような草が生えて、ほんとうに小さな田んぼみたい。

ガキ田 その2

その稲のような草が『深山蛍藺:ミヤマホタルイ』です。

深山蛍藺:ミヤマホタルイ

獅子ヶ鼻平から一ノ谷のあたりはこんな鎖場も。

弥陀ヶ原の鎖場

この山道を歩いているとき、ko-ichiの目の前をサッと走り過ぎる小さな影。

ko-ichi 「んっ!何だろう! ネズミかな~???」

nobu 「ええ~っ!オゴジョかも!!」。走り去った方を見て、待つことしばし。

・・・・・・・・・・・・・でも、ついに現れませんでした。

また、しばらく歩いてのっそり動く黒い影。

今度こそは! 良く見ると、カエルちゃん。

あ~あ。一度会いたいです~、オゴジョ。

「ワレモコウ」、「吾も恋う」と読んでしまうのは、ロマンチスト過ぎ!?

ゴマナ:胡麻菜オヤマリンドウ:御山竜胆ワレモコウ:吾亦紅

【13:35】 追分。この日の宿泊先、弥陀ヶ原ホテルが近くなってきました。

弥陀ヶ原ホテル

深山猪独活、大輪の花がまるで打ち上げ花火みたい。

ミヤマシシウド:深山猪独活オオハナウド:大花独活 シモツケソウ:下野草

【14:25】 弥陀ヶ原ホテル到着。

弥陀ヶ原ホテル

到着してからしばらくして、雨が降ってきました。

お天気ギリギリセーフだったみたい。

【19:00】 ホテルの夕食。

弥陀ヶ原ホテルの夕食

明日は最終日。続きます。

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※お花の名前は間違いもあることと思います。

間違っていたら、ご指摘いただけると嬉しいです。