たび・旅・ふたり旅―岬便り

旅したいろいろな記録や日常のあれこれを綴ります。

ある年賀状

2009年03月09日 | お宿

お正月にわが家に届く中で目を引く年賀状があります。

晴鴨楼の年賀状

京都にある老舗旅館 「晴鴨樓」から届くもの。

2000年の暮れから2001年の新年にかけて

京都・奈良を旅行しました。

清水寺

祇園、清水寺、金閣・銀閣寺、奈良の東大寺など

京都・奈良を旅行するひととおりの場所を歩いた観光旅行。

奈良 柳生の里にて

なかでも一番印象的だったのが

大晦日に行われた

大文字焼。

初めて見たその送り火はとても幻想的でした。

「年末年始の京都・奈良旅行」は

元旦に泊まる京の老舗の宿を選び

それが冒頭に紹介した「晴鴨樓」です。

肝っ玉母さんを思わせるような

宿の女将さんが各部屋に年始のご挨拶に来られ

部屋には一歩も上がらず、ずっと入り口の板間に正座し

応対されたのが印象的で

さすが京都の老舗旅館と思いました。

それに、たった一回泊まっただけのお客に

10年近く年始のご挨拶と暑中見舞いを欠かさないなんて

どんなにお金をかけた宣伝もかなわない。

もう一度京都を旅するときは

ぜひこの旅館に泊まりたいと思わせてくれます。

厳しいこの時代

こうした本物のサービスを提供できるところが

生き残っていけるのかもしれません。

晴鴨樓
京都府京都市東山区問屋町通五条下る3丁目西橘町467
TEL:075-561-0771


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