たび・旅・ふたり旅―岬便り

旅したいろいろな記録や日常のあれこれを綴ります。

潮岬だより

2009年08月02日 | 海たび・島たび

道の先に見えてきた潮岬

「今度(実家に)帰ったらどうだ?こっちは大丈夫そうだし」

ko-ichiが言ってくれたので

肺炎で入院して1年になる父の見舞いに、

私(nobu)一人で行ってきました。

ちょうど弟が夏休みに帰省する予定だったので

一緒に行くことに。


父の様子

浜辺に咲いていた花その1

父は相変わらず、良くも無く悪くも無くという感じでした。

年齢が年齢(78才)なだけにしかたの無いことかもしれません。

浜辺に咲いていた花その2

実家のある潮岬の空も今年は長引いた梅雨の名残か

はっきりしないお天気。でも、海の風景はいつも変わらず。

潮岬

父が元気なときは、この浜の岩から岩をピョンピョン飛び越え

大好きな釣りをしていました。


松寿し

弟と何の気なしに入った串本駅近くにあるお寿司屋さん、松寿し

ネタも串本で獲れたものにこだわり、美味しかった。

こんな寿司屋さんがこの串本の地にあるとは知らなかった(失礼!)。

そのお店の板前さんが、この週末、串本祭りがあり

そのときに花火が打ち上げられるんだと教えてくれました。

このお店では、ま裏でそれもすぐ頭の上で見られるので大迫力なのだそう。


串本祭り

何度もここに来ているけれど、祭りや花火大会は初めて。

せっかく教えてもらったので、出かけてみました。

屋台が並び、さすがにたくさんの人・人・人。

串本祭りの屋台に集まる人々

でも、東京などとは違ってゆっくり眺められるくらいの人出。

すぐ頭の上でド~ンとはじける花火を満喫できました。

串本の花火その1串本の花火その2

串本の花火大会を楽しむ人々

デジカメの花火モードだといまいちきれいに撮れなくて

ムービーだとうまくいったものの、縦に撮ってしまいました  f^^;

まぁ、雰囲気だけでも・・・   f^^;

でも大会の途中で天候が崩れだし、

ポツリポツリやがてザン々降りの大雨となりやむなく撤退。


ひっぱりだこ飯

5日間の帰郷を終え串本から【スーパーくろしお号】に乗って帰路に着きます。

串本駅に入ってきたスーパーくろしお号

新大阪駅で買った「ひっぱりだこ飯」。弟が旨いと言うので買ってみました。

タコがやわらかくてとても美味しかったです ♪

ひっぱりだこ飯ひっぱりだこ飯 中身

串本祭りのある当日、その祭りのことを伝え

筆談で(肺炎で酸素を取り込む力が弱くなっていて

のどに装着した管から直接酸素を取り込んでいるため

しゃべることができないのです)

「病気が良くなって一緒に花火を見に行きたいね」と書くとうなずき、

その後、ベッドの手すりを掴んで一人で起き上がる練習を何度もしていた父。

私が声をかけたことで、少しでもこの状態から良くなろうと思ってくれたのでしょうか・・・。

今まで病院にまかせきりだったのですが、それだけではなく

家族にしかできないことがあるのでは、と思い始めた今回の帰省でした。