今月8日
ご近所に迷惑がかかるほどに行列ができたことからから閉店を決めた六厘舎が、新しい挑戦をしようと創業の地で餃子専門店をオープンさせたとのことですので早速お邪魔させていただくことにいたします
大崎駅から百反通りまで続く長く急な坂を息を切らしながら登り、お店にたどり着いたのは13:30近くでありまして…
お昼の忙しい時間を避けて伺ったつもりであったのですが、10席ちょっとのお店に席を待つ先客が10人ほど列ばれていますので30分は待つことになるであろうと覚悟を決めます
今更、餃子専門店?
そんな気がしないでもないのですが、多くが餃子酒場や餃子バルと言った〝呑み〟を主としたお店であるのに対し、こちらは「焼いた餃子と白いめし」とあるように食事メインのお店なのであります
提供されるお料理は餃子とお新香、豚汁のみでありまして…
餃子は8個、12個、16個と用意されていまして、定食は8個か12個の何れかを選べます
そのひとつの大きさがわからないので、些か不安ではありましたが…
足りないと悲しいとの思いから12個の定食をお願いいたします
待つこと10分弱
提供された餃子はニラの香りがおいしい餡がモッチリとした皮で包まれていまして…
その大きさはゴルフボールほどと食べ応えがあるものでありました
卓上には餃子のタレや辣油なども置かれますが、ある程度味が付けられていますので酢胡椒でさっぱりといただくことが個数を熟すポイントかもしれません
で、白いめし
これが実にしっかりとしたものでありまして…
これまでラーメン屋さんで経験したものとは全く別世界のおいしさなのであります
更に味噌汁
豚肉などの具材が入った豚汁でありまして、ブラス180円変更することができる具沢山な豚汁にしなくても十分に満足できるものでありました
定食には漬け物が付くとのことでしたが、それはご飯に乗せられたきゅうりだけでありましたので…
単品でお願いした漬け物はキャベツをメインとしたサッパリとした漬け物で、おいしくいただくことができました
【餃子とめしの包琳】
東京都品川区大崎3-14-10 1F
03-6417-3661
シンガポールをメインにフィリピンやマレーシア、さらにはカナダに展開をする天丼屋さんが日本橋に上陸すると聞いて楽しみにしていたのですが…
当初のオープン予定であった1月16日を前に緊急事態宣言が出されたことで解除まで延期されることとなり、ようやく昨日オープンすることとなったのであります
コレド室町テラスにあるお店は、最近の流行である通路と客席の間に壁を立てないオープンな造りでありまして…
居抜きで入ったこちらは、その空間を黄色の幕で仕切ることで上手く目隠しをしているだけでなく一目で天丼屋であることが伝わりますし…
何より目立っていることが良いですね
そんなことを考えながら席待ちをする先客3組の後ろに列んでいますと、待ち合わせていた友人が来る前に順番となりまして…
15分ほど後でないと友人が来ないことを伝えたにも関わらず、お席でお待ちいただいて構いませんよと声を掛けていただき、2名掛けテーブルへと案内していただけただけでなく待っている間に空いた4人掛けのテーブルへ移ることを勧めてくださったのであります
いただいたお料理は看板商品である「琥珀天丼」
タレは一般的なオリジナルだれに加え、辛みを好むシンガポールの方に合わせて開発されたスパイシーだれの何れかを選ぶことができますし、ご飯も北海道産のななつぼしだけでなくヘルシー志向の方に向け十六穀米が用意されるなど工夫が成されていますね
添えられる味噌汁はプラス300円で温蕎麦へ替えてくださるとのことですので、タレはオリジナル、ご飯はななつぼし、そして温蕎麦を合わせてお願いいたします
使われた種は定番である海老天2本をメインにイカ天ととり天
そして、カボチャやいんげん、ヤングコーン、椎茸といった野菜天が盛られますし…
シンガポールの方は魚の練り物を好むらしく、カニカマの天ぷらまでもが盛られます
そして衣
高級店では素材が持つ味わいを損なわないようにと薄衣で提供されているのでありますが…
こちらで提供される天ぷらは少し厚めの衣に纏われていまして、そのサクサクとした歯ざわりが特徴となっているようであります
【天丼 琥珀】
東京都中央区日本橋室町3-2-1 コレド室町テラス1F
03-6281-9466
「お、ねだん以上。」で知られるニトリが㈱ペッパーフードサービスとのフランチャイズ契約で『いきなり!ステーキ ニトリモール相模原店』をオープンしたのが2019年10月のこと
その後、『いきなり!ステーキ環七梅島店』『いきなり!ステーキ成増店』と展開をしたのですが…
そのオープンから一年ほどで2店舗をクローズし、『環七梅島店』跡にオリジナルブランドである『みんなのグリル』を立ち上げたのであります
となればそれが如何なるお店かと、オープンから10日ほどが過ぎた今日、そろそろオープン景気も収まったであろうと訪ねてみることにいたします
13:00過ぎに訪ねたところ席待ちの先客は3組でありましたが、ちょうどお客さまが入れ替わるタイミングであったのでしょう、10分ほどで着席いたします
店内はいきなりステーキのテーブルや椅子が使われているようですが、ファミリー層の利用に合わせテーブルの中央に据え付けられていたカトラリー立ては撤去されていますね
カトラリーはかつてのままであるようですが、安っぽさを感じていたソースポットなどはステンレスのおしゃれなものに変えられるなどセンスの良さが窺えます
いただいたお料理は看板メニューであると思われる「チキンステーキ」
500円という値段が強調されていますが、プラス350円でいただけるサラダバーとスープバー、それにライスバーのセットはランチタイムには一回だけの盛り切りであるとのことですし…
そのサラダバーにはキャベツの千切りのほか、にんじんとわかめ、コーンが並べられるだけのものであることを考えるとさほど魅力的とは言えない内容でありますね
とは言え、鉄皿で提供されたチキンステーキは皮目がカリッと焼かれていますし、身は柔らかくジューシーな仕上がりでありまして…
卓上に置かれたオニオンステーキソースと和風おろしステーキソースは何れもサッパリ系であるにもかかわらず、全く臭みを感じることなくいただくことができました
私的にはごまだれのような濃厚系のソースがあると更にお客さまの嗜好に合わせられるのではないかと感じます
そしてもうひとつの看板商品「チキングラタン」もいただいたのですが…
これは残念なことに熱々ではなく、チキンはバサバサでありますし、ベシャメルソースも粉っぽいものと500円だとは言え「お、ねだん以上。」とは言えませんね
ウエイティング何度も人数を尋ねられるなど不慣れなれな点もありますが…
会計をしようと席を立った私のテーブルを片付けに来たスタッフさんが半分以上残したグラタンを見て持ち帰りの容器を用意しましょうかと声を掛けてくださったのであります
こんな素晴らしいスタッフを大切にして欲しいですね
【みんなのグリル】
東京都足立区梅島2-31-26
03-3887-0885
花を散らす雨風なると予報されていたのですが…
午前中にしとしとと降っていた雨も上がり、どんよりとした曇り空に覆われた日曜日
いつ降り出すかもわからない雨に備え、汐留へと出掛けます
大江戸線汐留駅徒歩1分
汐留シティセンターにある『Bubby's』で、遅くなったランチをいただくことにいたします
外から見たお店は薄暗く見えたことから週末は休業されているのか不安になったのでありますが…
100席ほどを有する客席の内、奥側の半分ほどがクローズされていただけであったことにホッといたします
パンケーキやハンバーガーに並ぶアメリカンダイナーの軽食と言えば「ツナメルト」
ツナとチーズを合わせ、パンに挟んで焼くだけとシンプルなサンドイッチではありますが…
サクッと焼かれたパンの切り口からとろけたチーズが流れ出るビジュアルは食欲を唆るものでありますし、チーズのコクとツナが一体となった味わいに間違いはありません
付け合わせが選べるとのことでコールスローをお願いしようとしたのですが、小さなコールスローが付いているので他のものが良いのではサジェッションしていただけましたのでフレンチフライをチョイス
たっぷりと盛られたフレンチフライは、振られるお塩の味わいではなくポテトが持つ甘みが引き出されていておいしくいただくことができました
お隣にいたビジネスマン風の先客が食事を終えた後に何やら商談をされているのですが…
話が盛り上がっているようで大きめな声でありましたしノーマスクであったことから席を替えてもらえないかとお願いしたところ、嫌な顔ひとつせず「もちろんです」とお客さまがお帰りになられたテーブルをすぐに片付けてくださるなどサービスもしっかりとしたお店でありました
【Bubby's】
東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンタービル B2F
03-6274-6857
名古屋に本店を持ち自らを鮨馬鹿と称する富山出身の寿司職人が、北陸エリアのおいしいお魚を知ってもらいたいと、日本橋への出店を決めたとのことで…
おいしいお魚がいただけるに違いないとお邪魔させていただくことにいたします
日本橋高島屋とCOREDO日本橋の間に建つ東京日本橋タワーのは地下
かつて、勢いよく店舗展開をしていた虎杖が手掛けた『ま石』があった場所を居抜き、ほとんど手を加えることなくオープンされたようでありまして…
キレイな白木のカウンターのほか、4名掛けのテーブルが4卓ほど置かれます
そんなお店の引き戸を開けますと…
店内はガラガラであるにもかかわらず、ご予約はされてますかと声を掛けられまして…
こんな時期ですから予約のみの営業なのかと不安になったのですが、そういうことではなく無事にテーブル席をいただくことができました
週末のお昼に提供されるのは、おまかせを含む4種のにぎりメニューと、特選バラチラシと海鮮バラチラシでありまして…
特選のほうがリーズナブルであることに不思議さを感じたのですが、これは平日ランチに提供されるバラチラシに対する特選であるようで、後にネタの質も量もワンランク上だという海鮮バラチラシなる商品を追加されたのであろうと察します
ということで「海鮮バラチラシ」をいただきます
最初に提供された茶碗蒸しですが、鶏肉や銀杏に加え、シメジや梅肉が入っていまして…
梅肉を具材とした茶碗蒸しをいただいたのは初めてでしたが、時折感じる酸味がアクセントとなるユニークな発想だと感心いたします
赤酢が使われていることでのまろやかな酸味と香り高い風味を味わうことができるシャリに散らされるのは、贅沢さを感じるボタン海老やズワイの棒肉に加えて、ウニやイクラ、鯛、カンパチ、鯵、炙り鰹、イカといった海鮮ものと、きちんとした仕事が成された椎茸や干瓢、玉子焼きのほか、沢庵や奈良漬、ガリなど多様なネタでありますし、海ぶどうや菜の花など彩りにも気を使われたものでありました
【鮨うら山】
東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー B1F
03-3516-3366
長崎中華街での人気店『老李』が東京進出を果たしたのは一年ほど前のこと
「ミシュランの星を目指して…」
との触れ込みに興味が湧きお邪魔させていただくことにいたします
お店があるのはむろまち小路にある利久庵の先から入る細い路地
行列が絶えない人気店『金子半之助』の数軒隣りでありまして…
中国の田舎にありそうな店構えや内装は、コレドなどの開発から外れた路地の雰囲気に良く合っています
が、入り口に置かれたビア樽がその雰囲気を壊していて…
これか紹興酒の瓶だったらより一層雰囲気を演出していたでありましょう
客席は4名掛けのテーブルが4卓と5人が座れるカウンター席と20席ほどでありまして…
テーブル席がおひとりさまで埋められていましたので、そこが空くまでの時間を待たせていただいたのですが海老殻スープの香りが換気扇から漂ってくることでお腹が泣きそうでありました
お昼に提供されるお料理の中心となるのが担々麺
そのバリエーションは“こだわり” “和山椒” “麻辣” など7種ほどが用意されていまして…
どれも惹かれるネーミングであることから何をいただくべきかと迷いますが、ベースはすべて同じであるとのことでしたので、最もシンプルな「こだわり担々麵」をいただくことにいたします
先ずはスープ
入り口に漂っていた海老出汁と秘伝の肉みそが決め手とメニューに書かれていますが…
胡麻の香りを損なわないよう調整させているのか、さほど強く海老出汁が香りことはなく、旨みだけを活かしておられるようですね
肉みそはミンチというよりは包丁で叩いたのではないかと思うほどに粗いものでありまして、甜麺醤の甘みと肉を噛みしめる歯ごたえにおいしさを感じます
麺は低加水のストレートな細麺でありまして…
スープとの絡みが良いことは元より、麺としての仕上がりも満足できるものでありました
全体的には上手くまとめられた一品であると思えるのですが、後ろ髪を引くようなインパクトという点では物足りなさを感じる方も少なくはないでしょう
甘みとコクがおいしい芝麻醤をもう少し増やしていただけるとよりおいしくいただくことができたのではと少々残念に思えます
【老李】
東京都中央区日本橋室町1-11-5 協和ビル1F
03-6225-2074
宗教や文化などと関係なく、ハラル、ヴィーガン、ベジタリアンの方々もがひとつのテーブルを囲んで食事を楽しんで欲しい
そんな想いをコンセプトとしたお店であるようで…
最近、話題になりつつある〝オムニミート〟がいただけると言うのでお邪魔させていただきます
白を基調とした店内はとても明るく清潔感があって、ヘルシーさを求める女性に好まれそうな設えでありますし…
テーブルもゆったりと並べられていますので、周りを気にすることなくおしゃべりもできる居心地の良さを感じることができます
いただいたお料理は「オムニミートヴィーガンハンバーグ」
オムニミートとは大豆やエンドウ豆、椎茸などの植物タンパクで作られる植物性代替肉でありまして…
お肉と比べるとカロリーが40%ほど減らすことができるようですし、高タンパクでありながらコレステロール値がゼロであるなどダイエットに向いているだけでなく、鉄分やカルシウム、そして繊維質が多いなど栄養価が高いことも注目されている要因であるようですね
とは言え、そのハンバーグがどれだけ本物と近いものなのかが気になるところでありまして…
先ずは見た目
メニュー写真にあった網目の焼き色がないことからおいしさ感は薄れていますが、本物のお肉との差はさほど感じられません
そして香り
オムニミートから出る脂が温められた鉄皿に滴ることでの香りに違和感を感じることはありません
ここまで、言われなければ本物と見違えてもおかしくないハンバーグを実食してみますと…
大豆とお肉の相性が良いことは昔から知られていて、ハンバーグの傘増しにもよく使われていたくらいでありますから、食感に違和感を感じることはありませんが、やはり牛脂などお肉の脂が加えられていないことから"旨み"にはいささか物足りなさを感じます
とは言え、これが植物性代替肉であることを知っていただくのであれば十分においしくいただけるものでありまして…
ソースを用意されたデミグラス、オニオン、ガーリックトマトの3種から選ぶことができるとのことで、スタッフさんのお勧めでもあったガーリックトマトをいただきましたが、それを付けることなくいただいても満足できるものでありました
【Global Cafe & Dining SOLEIL】
東京都千代田区内幸町1-7-1 日比谷OKUROJI
03-6205-8873
日比谷でお昼をいただくこととなり、昨年9月に開業した"日比谷OKUROJI"ヘと向かいます
開業当初も全てのテナントが埋まってはいなかったのですが、半年ぶりに訪ねてみますと人通りが疎らであるだけでなく空きテナントも増えたようで…
ちょっと寂しさを感じます
お邪魔したのは『ニクバル カーニヴォー』
『カルビ屋 大福』って焼肉店を展開する会社の新業態として2015年に赤坂で開店したお店がこちらに移転してこられたようであります
店内には落ち着いて座れるテーブル席のほか、ハイテーブル席やカウンター席があって…
レンガを使った壁面や高そうなシャンデリアが飾られたりとおしゃれな空間に設えられています
〝1inchステーキ〟と名付けられる厚み25mmのステーキが気になるところではありますが…
残念ながらお昼の時間にいただくことはできないようですので、名物とある「サガリ丼」をいただきます
きちっと冷やされたサラダにはレタスのほかきゅうりや紅芯大根が添えられていまして…
その歯ざわりがとても良いだけでなく、自家製であろうと思われるドレッシングのやさしい味わいでおいしくいただくことができました
先ずはお肉を一枚
ミディアムレアに焼き上げられたお肉はとても柔らかく、ジューシーであることから旨みがお口の中に広がり…
さすが、行列を作る焼肉店のオーナーが力を合わせて立ち上げた会社が経営しているだけあると感心いたします
タレはちょっと濃いめに思えますが、ご飯との相性が良いものでありましたし、添えられた柚子の香りがアクセントとなって飽きることなくいただくことができました
そんなお肉やタレだけでなく、丼のおいしさはご飯も大切な要素でありまして…
この丼はご飯だけでなく、赤だしまでもがおいしいものでありました
【ニクバル CARNIVOR】
東京都千代田区内幸町1-7-1 日比谷OKUROJI
03-6206-1298
1976年に竣工した福岡天神センタービル
その地下にある飲食街に、まぐろ料理専門店があるというのでお邪魔してみることに…
とはいえ、ココはオフィス街天神のど真ん中
お昼どきにはかなり混み合うのだろうと、開店時間である11:00を目掛けてチェックアウトし向かいます
ビルの竣工時からあるのかと尋ねてみたところ、お店がオープンしたのは25~26年ほど前であるとのことですが…
昭和の雰囲気を残す店造りは周りのレトロ感を損なうことなく調和していますし、マニュアルなどに縛られることのない、年配の方だからこそのパーソナルサービスに心地良さと温かみを感じることができます
入口の看板に〝名物〟と謳っているだけあって、鉄火丼には20種弱の商品が並んでいまして…
長浜の市場から仕入れる厳選した本鮪を使った「黒 鉄火丼」が1,000円でいただけるというハイコストパフォーマンスに魅かれながらも…
鉄火丼だけではつまらないと、丼にお刺身や小鉢が添えられる「鉄火丼定食」をいただきます
添えられたお刺身は特筆することがないものでありましたが…
自家製だと思われるツナサラダやまぐろの身が入ったお吸い物、そしてこれもお店で擦り下ろしたと思われる山芋がかけれた山かけまぐろと、まぐろ尽くしであるだけでなくそのおいしさに満足することができます
そしてメインの鉄火丼
並/上/特と用意されたものから上を選んでいたのでありますが、これが大正解
こちらの鉄火丼は刺身が乗せられるのではなくすき身が盛られているようで…
背骨の周りにつく脂が乗ったものであることから、頬張った瞬間からとろける舌ざわりを楽しむことができるのであります
さらに、わさび醤油で下味が付けられていることや味付け海苔がトッピングされていることでの風味で一層おいしさをましているように思えます
【まぐろ料理 紀文】
福岡県福岡市中央区天神2-14-8 福岡天神センタービル B1F
092-741-1390
寒の戻りとなった今日
コートを持たずに出張してきたことで冷たい風が肌に刺さるなか、お昼をいただこうと出掛けたのは『八坪亭』であります
渡辺通一丁目交差点から住吉通りを少し歩き、アパホテルの脇から日赤通りに並行する生活道路沿いに入った先にある小さな洋食店でありまして…
開店時間が11:45とのことで30分ほど待たせていただき、一番乗りでお邪魔しましたので目の前で調理されるカウンターの特等席をいただきます
サーモンムニエルや海老フライといったいったシーフードやチキンカツやハンバーグが並ぶメニューを眺めながら…
人が良さそうなシェフでありましたのでオムライスにスコッチエッグをトッピングすることはできないかと甘えてみたのですが、トッピングはやってないんですよとやんわりと却下されましたのでそれぞれを単品でいただくことにいたします
最初にいただいたコンソメスープ
提供されたスープには野菜やベーコンなど何も入っていませんが、ブイヨンの旨みが舌にまとわるほどにしっかりとしたものでありました
注文が入ってからケチャップライスを作るというこだわりのオムライスでありまして、鶏肉が入っていないことに残念さを感じますがふんわりとした卵で包まれていることでしっとりとした舌ざわりを楽しむことができました
ゆで卵を包んだメンチカツといえばイメージが湧くであろう「スコッチエッグ」
今ではあまり見かけることがなく新鮮さすら感じる一品ではありますが、昭和世代の人には懐かしいお料理であります
こちらも注文が入ってからゆで卵をミンチで包んでおられるのでしょう
サクッと揚がったパン粉の歯ざわりとジューシーなミンチの舌ざわりがおいしく、手作りだというデミグラスソースとともにおいしくいただくことができました
シェフおひとりで営業されているにもかかわらず作り置きなどをすることなく調理されますし、20席のお店が開店から10分ほどで満席となったこともあり、お料理の提供には少々時間がかかりましたが、変な保存料などが使われない優しい味わいに満足させていただきました
【洋食 八坪亭】
福岡県福岡市中央区清川1-12-7
092-531-0720
“物見やぐらのタルト”と名付けられた、インスタ映えする季節のフルーツタルトが話題となっているピッツェリアがあるというので…
思いつきで訪ねた先月はお昼の部は全て予約で埋まっているとのことで断念せざるを得ませんでしたので、今月は予約をしてお邪魔させていただきます
JR長崎本線吉野ヶ里公園駅から5分ほど歩いたところにある『フェリーチェ』ってお店
目立つ看板が立てられていないことから見過ごしてしまいそうな小さなお店でありまして…
土壁の建物は屋根に置かれたトタンが飛ばないようにと土嚢が置かれるなどチープな外観であることは否めませんが、店内へと入りますとそんなマイナスイメージを感じることはなく、ゆったりとした4名掛けテーブルが4卓と2名掛けテーブルが4卓キレイに並べられています
看板に薪焼ピッツァと書かれてはいるものの、正直なところインスタ映えするタルトが人気であるだけなのだろうと高を括っていたのですが…
1枚目に提供された「ブッファロ」をいただいた瞬間、先入観は全て消えたのであります
薪で焼かれることでの香り、もちっとした歯応えがおいしいコルニチョーネ
そしてトマトの爽やかな酸味と甘みと全てにおいて満足できるクオリティだったのであります
もちろん2枚目に提供された「クワトロ」も同様に程よく塩味が効いた生地のおいしさとチーズのコクを楽しむことができました
セットとしていただいたサラダもきちんとリーフレタスが冷やされていましたし、ドレッシングもおいしくいただけました
そしてタルトは、定番の「完熟バナナ」と季節のフルーツを使った期間限定商品が用意されるようで…
今の季節は「浅摘みいちご」が期間限定として提供されていました
バナナはチョコレート、いちごはホワイトチョコと、それぞれに相性が良いチョコレートで固められていまして…
バナナもいちごも想像以上にたっぷりと使われていて、そのボリュームは二人でひとつを注文するくらいがちょうどよいように思えるほどでありました
入店時、お店の前にある駐車スペースに車を停めようとしていますと、スタッフの方がわざわざお店から出てきて予約の有無を尋ねてくださるなどお客さまへの対応がしっかりとして…
開店時間である11:00から予約がびっしりと入っているとのことにも頷けますね
【薪窯ピッツァ Feliche】
佐賀県神埼郡吉野ヶ里町吉田358-2
080-8383-6016
250坪という大きな温室で育てられた、国内最大級の25種類以上、約400本のブーゲンビリアが見頃だというので1時間ちょっと車を走らせ嬉野へと向かい…
地元でも人気が高いという『すずしろ』でお昼をいただくことにいたします
外観が黒く塗られたお店の入り口には〝鉄人料理の店〟との看板が掲げられていまして、その脇にある山吹色の暖簾を潜ります
8席のカウンターと4人掛けのテーブルが4つ置かれる20席ちょっとのお店ではありますが、ゆったりとレイアウトされていることから狭さを感じることはありませんし、カウンター席の上には太い木が飾られていたりと落ち着きを感じる居心地が良い雰囲気であります
なんでもこちらのオーナーシェフは、1999年までの7年間フジテレビ系列で放送されていた料理の鉄人という番組において、フレンチの鉄人として登壇していた坂井宏行シェフとの対戦に勝利した経験をお持ちなのだとか
と聞けば、これからいただくお料理への期待が自ずと高まりますね
いただいたお料理は「牛きのこ味噌焼き 六つ味膳」
銅板の上に敷かれたクッキングペーパーに乗せられるお肉は伊万里牛であるそうで…
固形燃料で温められるとだんだんと味噌の香りが広がってきて食欲を掻き立てれるのであります
そして6つに区切られたお皿で提供されたのはサラダと玉子焼き、胡麻豆腐
それに煮物と炒め物、そして魚のすり身を薄くスライスした大根と湯葉で巻いたものと菜の花のぬたをいただくことができ、楽しい6品でありました
そうこうしているうちに牛肉が焼き上がりまして…
サシのほど良い甘みと赤身のコクのバランスが取れたお肉のおいしさに香ばしく焼かれた味噌の風味が加わって、ご飯までもをおいしくいただくことができました
【Dining すずしろ】
佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙1116-1
0954-42-3288
九州出張を前にお昼
いつもだと羽田空港内のお店でいただくのですが、今週末までは緊急事態宣言下ということで営業されるお店も限られているであろうと…
汐留にある『喜多方ラーメン 坂内』を訪ねることにいたします
以前、同様なタイミングで京橋にある支店を訪ねたことがあるのですが、開店と同時に満席となるほどの繁盛店でありましたので、今日は汐留シティセンター内のお店を選んだのであります
30席ほどのお店ではありますが、お邪魔した11:30ではまだまだ先客は少なく…
カウンター席はなくテーブル席をいただくことができました
メニューを手に取りますと、グランドメニューのほか、差し込みメニューが3種用意されていまして…
一枚は満足定食と名付けられた、餃子や丼とのセットメニュー
そしてもう一枚は期間限定だという“ピリ辛焦がしねぎ香るスープ”とある「ピリ辛香ばし塩ラーメン」
更にもう一枚にはさっぱりといただける〝塩〟ラーメンのバリエーション
満足定食にチャーハンがあればそれを選んだのでしょうが、忙しい時間にチャーハンを炒めることは大変なのでありましょう
残念ながらチャーシューや高菜が乗る丼だけでありました ということで、別メニューとして販売を強化している塩のシリーズから「塩味のねぎ焼豚ラーメン」を選びます
結論から言いますと、ワタシは定番の醤油派であるようで…
ミネラルの旨みをあまり感じることがなかった塩ラーメンに物足りなさを感じて、あの醤油ラーメンの甘みと旨みがあるカエシのおいしさを恋しく思いました
そして…
こちらの魅力でもあるトロトロなチャーシューなのですが、毎日お店で煮込まれているとのことでたまに味がブレることも少なくないのですが、今日に限ってはご愛嬌レベルではなくかなり塩分が強いものでありました
店内には25日と26日に開催されるという東北復興祭のチラシが数多く貼られていまして…
まだ見ぬお客さまへお伝えするのであればインスタグラムなどのSNSが効果的なのでしょうが、目の前にいる常連さまに対してはこういった事前告知が効くんですよね
会計時にもレシートとともにチラシを手渡してくれるなど徹底ぶりもう見事でありました
【喜多方ラーメン 坂内】
東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター B1F
03-5537-2557
六本木でお昼をいただくこととなり…
お肉を食べたい気分でもあったことから『ステーキてっぺい』を訪ねようと、首都高沿いに麻布通りの長い坂を下ったのでありますが、なんと緊急事態宣言下であるためかお休みでだったのであります
それで気を取り直して向かったのはアークヒルズにある『格之進』
ご存知の通り、肉屋が作るハンバーグがおいしいと評判なお店であることから多少の行列は覚悟していたのですが…
テレワークが進んでいることもあってか待つことなく席をいただくことができた店内は茶を基調とした落ち着いた雰囲気でありますし、テーブル席だけでなく10人ほどが座れる大テーブルが置かれることからグループ客だけでなくおひとりさま女子でも気軽に入ることできますね
お昼には定番である「ハンバーグプレート」のほか、日替わり?で提供されるコンビネーションやカレーやステーキもあって…
お肉な気分であったことからステーキをとも思いましたが、まずは定番である「ハンバーグプレート」をいただくことにいたします
30mm弱の厚みがあるハンバーグは、ナイフを入れた断面からじわっと肉汁が染み出てるジューシーなものでありますし…
細かいメッシュで挽かれたミンチをフライパンで焼き固め、オーブンで仕上げられているのでありましょう
口に入れた瞬間から解け始めているのではないかと思えるほどにふっくら、しっとりとした舌ざわりの滑らかさを体験することができるのであります
そんなハンバーグは一個150gとのことでしたので…
ダブルでお願いしていたにもかかわらず、あっという間に胃袋へと流れていきましたし、100円で添えることができるコロッケの甘みも〝肉屋さんのおいしいコロッケ〟のような懐かしさを感じるものと大満足なランチでありました
【ハンバーグ&ステーキ 格之進F】
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー B1F
03-3505-0298