上海に本店を持つ上海蟹の名店「成隆行蟹王府」の日本初上陸店が、昨年末にオープンしているとのことで…
ちょっとご褒美ランチをいただこうと、マンダリンホテルの裏手に建つ三井2号館を目指します
人通りが多い中央通りとは対照的な日銀通り側にある入口を入りますと…
ホールの中央には大きな生花が飾られますし、吹き抜けになっているかのような高い天井からはオシャレなシャンデリアが下がる上品な空間が広がります
ホールに並べられるテーブル席のほか、個室も4部屋あるとのことで、シチュエーションに合わせたお食事が心地よい空間でいただけるようですね
そんなお店のウリは一年を通じて上海蟹がいただけるとのことでありまして…
一杯がうん千円と言う高価なものだけでなく、そのほぐし身を使った様々なお料理をいただくことができるのであります
蟹肉入りのお料理がズラリと並ぶランチスペシャルコースなる贅沢なコースもありますが…
さすがにそれは遠慮させていただき、もっともお手頃で蟹肉入りの担々麺がいただけるランチセットをお願いします
先ずは前菜
高腐や椎茸をお茶で煮たお料理や豚スネ肉の煮凝り、それにホタテや漬物など4種が盛られ、まだつぼみではありますが桜が添えられるなど季節感も忘れていませんね
そして春巻き
メニューには蟹肉入り小籠包とあるのですが、今日は売り切れてしまったとのことで…
なんとなくふたつのお料理に価値観の差があるように思えたのですが、この春巻きにもたっぷりな上海蟹が入っていて、そこ濃厚な味わいとサクッと上がった皮の歯ざわりを楽しくいただきました
春巻きに敷かれているのはお米のフリットであるそうで…
少しいただいてみたのですが、お煎餅のような香りがおいしいものでありました
そしてメインは蟹肉入り担々麺
正直なところ、どれほどの蟹肉は入っているのだろうかと疑心暗鬼だったのですが…
別皿に用意された上海蟹は、これほどまでの量をいただいて良いものか思うほどでありますし、たっぷりな味噌も入った贅沢なものでありました
蟹肉の歯ざわりと濃厚な味噌の風味、そして煎り胡麻がふられていることでの香ばしさと、それぞれを味わったあと蟹身を麺に投入します
これはこれで決して悪くは無いのですが、もうワンランク上のランチセットにあった「フカヒレと蟹肉のかけご飯」であったら、この蟹肉のおいしさを一層楽しむことができたであろうにと…
ちょっとケチってしまったことを後悔したのであります
食後はプーアル茶とともに、濃厚なクリーム感がある杏仁豆腐をいただきます
せっかくのお料理でありますから、もっとゆっくりといただけば良いのでしょうが…
限られたお昼の時間ということで、誰よりも遅く入店し、一番最初にお店をあとにしたのであります
【蟹王府】
東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井二号館 1F
03-6665-0958