年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

『味皆美 ふじな亭』 120年以上の歴史がある老舗旅館の家伝料理「鯛めし」

2019-01-23 23:02:58 | 中国
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米子空港から車で1時間ほど
天気に恵まれたこともあり、海岸線から臨む美しい日本海に見惚れながら、〝水の都 松江〟へと移動いたします



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お昼は市内で銀座や日本橋にも支店を出されている松江の有名料亭『皆美』の家伝料理「鯛めし」をリーズナブルにいただくことができる『ふじな亭』であります
一階はフリーで気軽に利用できるテーブル席、そして二階には宴会場があるそうで…
その全席から宍道湖の絶海を眺めることができるとにことであります
ちょうどお昼どきにお邪魔させていただきますと、観光のお客さまだけでなく地元の方たちも多く利用されているようですね


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いただくお料理は〝家伝〟とある鯛めしをメインとした御膳料理「ちどり」
大きな角盆には彩り良い器に盛られた、食前酒、前菜、お造り、 焼物、蒸物、蓋物と隙間がないほどの並べられていまして…
そのビジュアルに豪華さを感じることはできるのですが、蒸物である茶碗蒸し以外は焼き物であるお魚も含めて冷たくなったお料理であったことが残念に思えます
そうしているうちに揚げ物である天ぷらがやってきまして…
もちろんそれは揚げたてで熱々なのですが、小さな海老を一生懸命に伸ばしたのでありましょう
細い身を太らせて見えるようにふっくらと衣もがつけられたものでありました


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そして鯛めし
鯛のそぼろに、蒸された卵白と卵黄、それに刻みネギと海苔、大根おろしがお皿に盛られていて…
御櫃から装ったご飯の上に乗せて出汁をかけてお茶漬けとしていただくと言うもの
鯛とご飯を一緒に炊いたものやゴマだれが掛けられたお刺身でお茶漬けにするスタイルは知っていたのですが、このスタイルをいただくのは初めてでありましたが鯛そぼろの旨みに出汁の香りが加わって…
これはこれでご当地名物の一品としておいしくいただけますね



【味皆美 ふじな亭】
島根県松江市玉湯町布志名21-1
0852-62-0227



『えびめしや』 今では岡山市民のソウルフードと呼ばれるまでになった創業メニュー「えびめし」

2019-01-17 23:04:54 | 中国
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出張先でのランチはご当地グルメでもある〝えびめし〟をいただくことにいたします
1966年に開業した『えびめしや』が提供したことから人気に火がつき、今では岡山市内でも多くのお店が提供するまでになった岡山市民のソウルフードであります



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であれば、その元祖のお店へお邪魔しようと『えびめしや』
残念なことに創業店は無くなってしまったようですが、市内の2店舗だけでなくお隣の倉敷市にも店舗があり、ソウルフード発祥のお店としての根強い人気は健在であるようで…
年季が入ったファミリーレストランのような店内は年配のお客さまで占領されていて、そのほとんどが何らかの形で〝えびめし〟召し上がっています


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〝えびめし〟にはシンプルなものからオムレツを乗せたものなどバリエーションがありますが、やはりそれだけでは寂しいと、メインとなる〝えびめし〟にハンバーグやクリームコロッケ、チキン南蛮、チキンカツと言った一品が添えられる「えびめしプレート」からハンバーグをいただくことといたします
たっぷりな〝えびめし〟には満足なのですが、添えられたハンバーグが既製品感満載で…
だったら、ハンバーグをメインとしたえびめしセットをいただけば良かったと後悔しました



フライパンで炒められる〝えびめし〟をほとんどのお客さまが召し上がられている姿を見ると、それを作っているコックさんが腱鞘炎になりはしないかと心配になるほどでありまして…
しかし、そこに妥協をしないことが50余年続く繁盛店となる秘訣なのでしょうね



【えびめしや】
岡山県岡山市北区万成西町2-53 
086-251-6221



『Restaurant El greco』 岡大近くの住宅地で40年近く続く洋食店でいただくハンバーグ

2018-11-07 23:09:30 | 中国
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岡山2日目
昨夜は美味しい中華三昧でありましたので、身体にやさしいであろう野菜料理をメインとした『野菜食堂 こやま』でお昼をいただこうと思っていたのですが…
急遽、予定が変わり岡山大学近くにある『エルグレコ』でいただくこととなりました



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住宅地の中にあるマンションの一階でひっそりとと営まれる〝隠れ家〟的なお店でありまして、おいしいハンバーグがいただけることでお気に入り
岡山へ出張した際にはちょくちょくお邪魔しているお店であります
大通りに面したお店ではありませんので、お客さまのほとんどはここを目指して来られているのでありましょう
階段を数段降りたところにある入り口を開けますと、まだ12時前でありながらも満席に近い状況でありますし、その8割以上が女性であります


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秋のおすすめとして「5種のきのことクリームソースのハンバーグ」をいただこうかと思っていたところで、新メニューに加える予定だと言う〝赤ワインのペッパーソース〟を試してみないかと声をかけていただきまして…
シンプルなハンバーグをペッパーソースでいただくことといたします
赤ワイン濃厚なコクと香り、それにブラックペッパーの香りが加わっていることでのインパクトもあって…
ふっくらジューシーに焼きあがったハンバーグとの相性も抜群でありました



夜にはチキン南蛮やカットステーキなどとコンビネーションされたハンバーグがいただけますし、なによりもリーズナブル
新メニューも楽しみですね



【Restaurant El greco】
岡山県岡山市北区学南町2-5-14
086-253-1771



『街角のおもてなし 錦亭』 岡山唯一? 刀削麺をウリとする中華料理店

2018-11-06 23:30:35 | 中国
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岡山の夜
二軒目にお邪魔するのは刀削麺をウリとするお店でありまして、岡山市で刀削麺をいただけるお店はここだけであろうかと思われます



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そんなお店は大雲寺交差点から北に少し歩いたところでありまして、やはりかなり渋いお店でありまして…
女性にはちょっと入り辛く思えるかもしれませんが、店内は意外にもゆったりとしていますし、お掃除にはかなり気を使われているようで油を多く使う中華料理のお店でありながら床やテーブルなどベタつくことはありませんのでご安心を!


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刀削麺目的でお邪魔したお店でありますが、お酒を飲みたりない仲間のために「よだれ鶏」をいただきます
辣油の辛みが決め手となるお料理ではありますが、こちらでは甘めのタレがたっぷりとかけられていまして…
その甘みと辛みの調和を楽しむことができる一品でありました


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そして、手作りと書かれた焼売に惹かれます
大きな肉団子にシュウマイの皮を貼りつけたようなビジュアルは驚かされますが、ふんわりとにぎられていることで柔らかさとともにジューシーさを感じることができるものでありまして…
焼売に対する固定観念を覆してくれました


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そして目的である刀削麺をふた品
「西安刀削麺」と「担々刀削麺」をいただきます
残念ながら麺を削るパフォーマンスを見ることはできませんでしたが、モチっとした麺のおいしさは納得のものでありますし、西安刀削麺では白濁したスープの甘みを楽しむことができますし、担々刀削麺では濃厚な胡麻の風味とコクある辣油の辛みのバランスを楽しむことができました



厨房にいながらの人の良さが窺えるオーナーと接客を担当する若い男の子の感じ良さは、入店前の想像とは異なる素晴らしいものでありました



【街角のおもてなし 錦亭(きんてい)】
岡山県岡山市北区中山下2-8-1
086-231-6238



『士林夜市』 台湾屋台の定番料理「ルーロー飯」を名物とするお店は本場さながらのおいしさでありました

2018-11-06 22:50:14 | 中国
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米子から岡山へとJR特急やくもで列島を横断するひとり旅
2時間ちょっとの移動ではありますが、車窓からは紅葉で赤く染まった山肌を眺めることができ癒される時間であります



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仕事を終え向かったのは『士林夜市』という台湾料理のお店
宿泊するホテルからそれほど離れていない大雲寺交差点にありまして、ちょうちんの灯りがとっても目立っているためにずっと気になっていたお店なのであります
あまりにも渋い店構えに扉を開けることを躊躇しながらも思い切ってお店に入って見ますと…
厨房を囲むL字型のカウンター席をメインに、窓側にあるカウンター席があるだけの小さなお店でありまして10人ちょっとでいっぱいになってしまいます


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そんなお店で最初にいただいたのは「空芯菜の炒め物」
ニンニクの風味が食欲をそそりますし、ほどよい塩味とシャキッとした食感を残した炒め物であることから、このあといただくお料理も間違いないものであろうと確信した一品であります


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そして冬季限定で提供される「カキの豆豉炒め」
豆豉の甘みを感じながらもその奥にあるピリッとした辛みがアクセントとなっていますし、なにより牡蠣のプリッとした食感をに満足させられます


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「台湾風海老マヨ」
ちょっと衣に硬さを感じたのですが、コンデンスミルクで伸ばされたのであろうマヨネーズソースが実においしくて…
これはリピートしたい一品でありますね


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「蟹のチリソース炒め」
人の拳ほどの大きさのソフトシェルクラブが2尾で1,180円とはお値打ち感がありますね


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〆はお決まりの「ルーロー飯」
台湾屋台の定番料理でもありますし、士林名物とあれば外すわけにはいきません
柔らかく煮込まれていることも然ることながら、八角の風味にハマってしまいます
タレも多めにかけられていますので、汁だくでいただくご飯は病みつきになりそうです



オーナーは日本生まれであるそうですが台湾人の親を持つことからDNAはしっかりと引き継いでいるのでありましょう
本場さながらにいただける台湾料理に満足した夜であります



【士林夜市】
岡山県岡山市北区東中央町1-14 宇野ビル1F
086-227-4041



『とんかつ 繁昌亭』 30mmほども厚みがある黒豚のロースかつだからこそのジューシーさの虜になります

2018-11-05 22:26:20 | 中国
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出張の旅は2泊3日
初日の訪問先である米子へはお昼前に到着し、5月にメニューの改訂を行った和食店を視察させていただきます
開店から14:00までの3時間ほどで100名ほどの集客もあり好調でありますし、提供される商品のクォリティーも高く…
先ずは問題なしとひと安心であります



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その後も打ち合わせを重ねた後、夜ごはんはをいただこうと、地元の人気の店『繁昌亭』を訪ねます
地方都市らしく家族でゆったりと掛けることができるソファー型のシートが並べられていますし、ほどよくパーテーションで区切られていることでの落ち着きもあって…
木の温か味も感じられる居心地に良いお店であります


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そんなお店でいただいたのは「黒豚厚切りロースかつ」
定番メニューにも厚切りのロースかつがるのですが、こちらは先月10日から期間限定で提供されているごちそうメニューであります
30mmほどの厚みがあるかつは、芯の部分にほんのりと赤みを残す絶妙な揚げ加減でありますし、黒豚であることから白身(脂身)の甘くジューシーなおいしさが堪りません
お店の人気メニューである「海老フライ」を添えることもできるとのことでしたので2本添えていただき超贅沢ごちそう膳の出来上がり
ムチっとした歯ごたえと、海老本来の甘みに頬が落ちそうでありました



【とんかつ 繁昌亭】
鳥取県米子市新開2-1291-3
0859-31-5710



『元祖瓦そば たかせ』 下関市民のソウルフードである瓦そば これまでいただいた茶そばとは異なるおいしさを味わいます

2018-10-20 23:06:49 | 中国
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折角、山口まで来ているのだからと…
古くからの観光地である萩や秋吉台ではなく、インスタ映えするとのことで新しい名所となっている〝元之隅稲荷神社〟と〝角島大橋〟を回ってみることにいたします


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駐車場待ちが20分ほどあったものの、途中の道が混み合うなんてこともなく着くことができた〝元之隅稲荷神社〟
スッキリと晴れ渡った天気にも恵まれて、鳥居の赤と空の青とのコントラストのうつくしさや、海の青さや自然の雄大さに見惚れます


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そして〝角島大橋〟
今では全国で4番目となってしまったようですが、竣工当時は無料の離島架橋としては最長となる1,780mでありまして…
エメラルドグリーンの海とスカイブルーな空に吸い込まれるように走る橋はとってもきれいでした


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そして下関市民のソウルフードである「瓦そば」
折角だからと元祖と称する『たかせ』にお邪魔します
川棚温泉にある本店を訪ねたのですが、駐車場近くにある案内板には本館のほか南本館や東本館などとあり、どこへ行けば良いのかと迷いながらも風情を感じる本館へ
かつては芸者さんの置屋だったという建物は歴史あるものであるようで…
梁が低いために何度も頭を打ちそうになりながら案内されたテーブル席に着きます



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こちらの創業者である先代はかなりのアイデアマンであったようで…
今では下関市ソウルフードを語るにおいて外すことができない「瓦そば」は、西南戦争の際に薩摩軍の兵士が瓦を焼いて肉や野草を食べたとの話からヒントを得て開発されたものであるそうですし、「うなめし」においては名古屋旅行の際に食べた「ひつまぶし」のおいしさに感動したことからメニューに加えたのだそうであります
そんな発想だけでなく、お店を支える二大名物となるまでに磨き上げられた努力も素晴らしいですね


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それほどボリュームはないだろうと一緒に天ぷらをいただいたのですが…
瓦そばの想像を超えたボリュームに驚かされますし、海老3本に加えて白身魚やたっぷりな野菜が盛られた天ぷらで苦しいほどにお腹いっぱいであります



【元祖瓦そば たかせ】
山口県下関市豊浦町大字川棚5437
083-772-2680



『見蘭牛ダイニング 玄』 見島牛の血統を受け継ぐ見蘭牛ステーキとハンバーグ

2018-10-20 22:47:35 | 中国
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山口県萩市沖にある〝見島〟
その温暖な自然の中で育ち、和牛の原型とも言われる日本唯一の純血種〝見島牛〟を使ったハンバーグを提供するお店が萩市郊外の道の駅にあるというので…



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百聞は一見にしかず、百見は一食にしかず
ってことでお邪魔してみることにしたのですが、紅葉が色づき始めた季節でもありますし、萩や津和野には紅葉の観光スポットも多くあるところから道の駅には多くの人が訪れていまして…
ちょうどお昼時とも重なったために店頭にはお客さまが溢れていたのですが、開店と同時に入店されたお客さまとの入れ替わりのタイミングとなったようで20分ほどの待ち時間で席をいただくことができました


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見島でしか飼育されていない〝見島牛〟は天然記念物に指定されていることもあり、年間に12頭ほどしか市場に出回らないという希少さであるがために、土日だけの販売と制限しながらも1日に提供できるのは10食ほどだとのことでありまして…
当然のようにそれは完売となっていましたので、こちらのお店の名前にもなっている〝見蘭牛〟を使ったハンバーグとロースステーキをいただくことにいたします
見蘭牛とは見島牛とホルスタインを掛け合わせたものなのでそうで、見島牛の血統が受け継がれることで赤身のコクのあるおいしさが特徴であるとのことではありますが…
そのおいしさだけに頼ることなく、濃い目な味わいのデミグラスソースであったり、下味であるブラックペッパーもしっかりと効いていたりと、お料理としてのおいしさを楽しむことができました



【見蘭牛ダイニング 玄】
山口県萩市大字椿字鹿背ケ坂1258 道の駅萩往還内
0838-25-1113



『姫のそば ゆかり庵』 日本神話にも登場する厳かな雰囲気の中でいただく「釜揚げそば」

2018-09-12 23:13:39 | 中国
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そして、折角ここまで来ているのだからと、もう一軒お邪魔させていただくことにいたします
日本遺産にも登録されているこのエリアは、日本神話にあるスサノオノミコトがヤマタノオロチを退治したとされるところでもありまして…



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スサノオノミコトの妻であるイナダヒメの生誕地とされる稲田神社の境内にある『ゆかり庵』を訪ねます
境内とのことでしたが社務所そのものがお蕎麦屋さんとして使われているようでありまして、その歴史を感じる建物は元より、そこから望める庭にはスサノオノミコトやイナダヒメの像もありまして厳かな雰囲気の中でお蕎麦がいただけるのでありまして…
こんな山中にあるお店であるにもかかわらず、わざわざここを訪ねて来た観光のお客さまが多くいらっしゃいます


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先ほどのお店で割子そばをいただきましたので、こちらでは「釜揚げそば」をいただきます
茹で上げられたお蕎麦には出し汁ではなく、茹で釜の中でグツグツと煮立ったそば湯が掛けられていまして…
まずはそのままお蕎麦の風味を感じ、その後その丼に直接つゆと薬味を加えていただきます
そば湯はびっくりするほどにドロドロでありますので、そこにおつゆを掛けても全体に広がることはありませんので、橋で手繰るお蕎麦の量に合わせて少しづつおつゆを加えながらいただきます
薬味はかつお節、のり、ねぎ、大根おろしの4種であり、それぞれの風味を楽しむことができるのですが、私的には大根おろしが好みでありました



【姫のそば ゆかり庵】
島根県仁多郡奥出雲町稲原2128-1 稲田神社境内
0854-52-2560



『純そば 一風庵』 地元産のそば粉十割で打たれるそばの香りとコシが大人気

2018-09-12 22:00:25 | 中国
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島根県への出張
おいしい出雲そばをいただこうと米子空港から60kmほど離れた奥出雲という山間部に向かい車を走らせます
〝出雲そば〟とは岩手県の〝わんこそば〟や長野県の〝戸隠そば〟と並んで日本三大そばと称される島根県出雲地方の郷土料理でありまして、折角ならば奥出雲町など地元産のそばをいただきましょうと…



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目的としたのは『一風庵』なるお蕎麦屋さんでありますが、その姿は勝手に想像していた古民家風の建物とは異なりちょっと拍子抜けであります
いつも行列ができているとの前評判でありましたが、運よく今日は待つことなく席をいただくことができましたが、ほぼ満席であることには違いなく…
地元のお客さまは当然のこと、ここを目指してわざわざやって来たであろうお客さまも少なくないようですね


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出雲そばには割子と呼ばれる小ぶりな器に小分けされた〝割子そば〟と、茹であがったそばを冷水で締めることなく茹で釜のお湯ごと器に盛られる〝釜揚げそば〟のふた通りの食べ方がありまして…
天ぷらが添えられる「天ぷら割子」をいただくことといたします
食べ方だけでなくそば殻も一緒に挽かれることで色黒で香りが強いことも出雲そばの特徴でありまして、こちらでは十割そばが提供されているとのことで歯ごたえと香りを楽しむことができました
また三段の割子であることから、それぞれに薬味を変えながらいただくことができることもうれしいですね



【純そば 一風庵】
島根県仁多郡奥出雲町下横田89-2
0854-52-9870



『ハンバーグとパスタのお店 TIME』 ゴロっとしたハンバーグにはほんのりとシナモンの香り

2018-09-06 22:06:06 | 中国
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岡山2日目
クライアントさまに泊まっていたホテルまでお迎えをいただき、ちょっと早いお昼をいただくことにしましょうと…
社長さまのリクエストで『TIME』ってお店へと向かいます



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かつては新幹線の高架下で『待夢』との屋号で営業されていたらしく、当時からおいしいお料理がいただけると話題になっていたそうで…
期待に胸膨らませながら路面店電車が走る桃太郎通りをテクテクと歩き、城下って停留所付近から脇道に入ったマンションの1Fにお店があります
20席にも満たない小さなお店ではありますが、厨房には創業から鍋を振り続ける渋めのオーナーシェフ、そしてフロアを担当されているのは明るく元気なご子息
親子2代で切り盛りされるアットホームさに心地よさを感じます


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イタリアの国旗が掲げられている通りピザやパスタも提供されてはいるようですが、入り口の脇に貼られた〝一九七八年から受け継がれた自家製ハンバーグ〟とのパネルに惹かれて「ハンバーグランチ」をいただくことにいたします
注文を終えると程なく提供されるスープとサラダ
綺麗に盛られたレタスには自家製だと思われる黒ゴマを使ったドレッシングでありまして、実においしくいただくことができました


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そしてメインとなるハンバーグ
180gほどと標準的なボリュームなのでしょうが、ごろっとした厚みあるハンバーグであるために小さく見えてしまうことが残念ではありますが…
ナイフを入れますとその切り口からは湯気が立ち上がるほどに熱々でありまして…
弾力のある食感とシナモンの香りが特徴的でありますね



機会があれば…
次回は二色ソースのオムライスをいただいてみたいものであります



【ハンバーグとパスタのお店 TIME】
岡山県 岡山市北区天神町1-16 ロイヤルガーデン 桃太郎通り
086-222-3671


『安心野菜の中華とオーガニックワイン 華菜家』 まだ暑い日が続きますが秋のおすすめ料理で気分だけでも秋を感じます

2018-09-05 21:48:21 | 中国
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台風の影響を心配していたのですが…
一日早く過ぎ去ってくれましたので、台風一過のなか岡山へと飛び立ちます



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仕事を終えた後、予約をしないとなかなか入ることができないと話題の『華菜家』
西川通り沿いにあることから、駅前の雑踏を歩くことなくお邪魔出来ることがうれしく…
混み合う前にと18:00前にお邪魔させていただいたのですが、個室は全て予約で埋まっているとのことで、先客とともにフロアの席をいただきます


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まだ暑い日が続いているのですが、既にこちらには秋が訪れているようで…
自慢の小籠包もいただくことができる秋のコースメニューも用意されていましたが、アラカルトからいくつかのお料理をいただくことといたします


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先ずは「フカヒレ入り 竹筒の蒸しスープ」
薬膳のようないろんな味わいが交差する熱々なスープは身体に良さそうですし、シャキシャキとしたフカヒレの食感が良いですね


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料理帳イチオシだと言う「海老とイカと栗の塩炒め」をいただいてみますと、想像以上にゴロゴロと栗が使われていまして、ほっくりとした栗の食感と甘みを楽しむことができます
プリッとした海老や歯ごたえが良いイカも塩で炒められることで旨みが引き出されています
そして「牛サーロインのレタス包み」
細切りされたサーロインはとても柔らかく、甜麺醤ののコクある甘みと香りがとてもおいしくて…
ネギやきゅうりとともにレタスで包んでいただきますと、そのみずみずしさも加わりおいしくいただけます


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「6種類のキノコ XO醬炒め」
キノコのシャキッとした食感が楽しくいだけでなく、自家製だと言うXO醬の旨みと香りが効いていて…
ただおいしいだけでなく、たっぷりとキノコが使われていますのでヘルシー感も満載であります


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〆にいただくのは「松茸入り 海鮮チャーハン」
それだけでも十分においしいチャーハンに、香り高い松茸が贅沢に加えられていまして…
食事を終え、お店を出てまでも鼻から抜ける香りに余韻を感じることができ、ひと足お先に秋を感じさせていただけました



【安心野菜の中華とオーガニックワイン 華菜家】
岡山県岡山市北区本町8-15 本町プラザビル1F
086-224-8802


JR山陰本線安来駅:「舶来屋」     国産牛100%のハンバーグとみすじのサイコロステーキがコンビネーションされた人気メニュー

2018-07-23 22:01:05 | 中国
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定例の米子出張であります
夏休みに入っていることもあってか、今回のフライト便には小さな子供を連れた方が目立ちますし海外からのお客さまも…
鬼太郎効果ですかね?



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仕事を終えて向かったのは『舶来屋』
国道9号線を西に向かって10分ほど走り、県境を越え島根県へと入ると程なく右手にお店が見えてきます
グルメ&コーヒーとあるように40年ほど前の開業当時は喫茶店であったようで…
今でも店内にはその名残を感じることができますが、今は名物となっている「ステーキハンバーグ」のほか、安来牛のステーキなどここでしかいただくことができない肉料理が中心となっていますね


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いただくのは、ここへ来店されるお客さまの大半が召し上がられるというステーキハンバーグの中から一番人気だという「ステーキハンバーグ&サイコロステーキ」
通常の180gを260gにボリュームアップさせていただきます
俵形に焼き上げられたハンバーグが客席に運ばれてきますと、そこでナイフを入れられお客さまの好みに応じた焼き加減に仕上げてくださいまして…
ステーキハンバーグと名付けられている通り、レアでもいただくことができる上質な国産牛100%でありますし、噛みしめる食感が残るようにミンチされていることで、しっかりと肉の旨味を楽しむことができるのであります
添えられるサイコロステーキには〝みすじ〟が使われているとのことで、赤身と脂身のバランスが取れた歯切れの良い食感と甘みを感じる濃厚な旨みを楽しむことができます



【グルメ&コーヒー 舶来屋】
島根県安来市島田町427-1
0854-22-3847



岡電清輝橋線清輝橋駅:『大蓮香』   ピカピカに磨き上げられた厨房で作られる中国人コックのお料理がリーズブルにいただけるランチ

2018-07-05 22:35:36 | 中国
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今日の岡山は朝から雨でありまして時折バケツを返したようなどしゃ降りとなる中を倉敷へと移動し、クライアントさまの店舗を視察させていただきます
そして再び岡山市へと戻りお昼をいただくこととなったのですが、なぜかまた中華ランチであります



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向かったのは岡山駅から南側へと下った住宅地の中にある『大蓮香』ってお店でありまして、お昼に提供される商品のコストパフォーマンスが素晴らしいと人気だというのであります
外観は如何にも中華料理って感じではありますが、決して安普請ではなくしっかりと作られていますし、店内もまとまりがあるインテリアで居心地の良さを感じることができるものであります
そして厨房を覗きますとピカピカに磨き上げられたフードを見ることができますし、そこで鍋を振っている調理師はみんな真っ白なTシャツをキチン時こなしていたりとオーナーの経営姿勢が感じ取れますね


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きっとそんなお店であればおいしいお料理がいただけるに違いないとお願いしたのは「麻婆丼」でありまして…
ボリューム的にも満足でありますし、立ち上がる湯気からの熱々感もありまして、これだけのものが600円でいただけるなんて信じられないことであります
もちろんボリュームだけではなく、お味もしっかりとしたものでありまして、豆鼓の甘みと辣油の辛味とその奥に感じる甘みとが織りなすおいしさと、ソースがきちっと染みた木綿豆腐のおいしさを合わせて堪能させて頂くことができました



厨房にいるスタッフは皆スキンヘッドでありまして、逆三角形の身体をした若いスタッフはまるで少林寺の修行僧かと見間違えるほどでありました



【中国家庭料理 大蓮香】
岡山県岡山市北区奥田本町16-28
086-236-1320


岡電東山本線西川緑道公園駅:『熊の中華』   2月4日にオープン モダンチャイニーズを謳うお店でいただく「エビチリカダイフ」

2018-07-04 22:53:01 | 中国
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岡山での夜
今年2月に開店したばかりであるにもかかわらず、ちょっと話題になっているという中華料理店へお邪魔することにいたします
なんでも宴会の需要が多いらしく、前回お邪魔しようと訪ねた際には歓送迎会の時期であったためか既に予約で埋まっているとのことでしたので…今回は事前に予約をしてお邪魔いたします



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3階でエレベーターをおりスタッフに声をかけますと、4階のお席を用意してくださっているとのことであります
エレベーターもありますがひとつ上の階だしと階段を上りますと、そこには中華のお店とは思えない和な空間が広がっているではないですか
青竹が飾られた石畳の通路を挟む両脇には個室風に仕切られたお部屋が並んでおりまして、先客の楽しげな笑い声が聞こえておりました


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お通しとして提供されたのは岡山の名物でもある鰆をたたきにしたものでありまして、添えられている岩塩でいただきます
鰆ならではの柔らかく甘みがある肉質とねっとりと旨味が舌にまとわりつく感じがなんとも言えずおいしいのですが、まさか中華料理店でこのようなものがいただけるとは思いませんでした


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中華料理店でだし巻き玉子? なんて思いながらも「中華風だし巻き玉子」
大した期待もなく興味本位でいただくことにしたのですが、和の職人がいるのではないかと思うほどに立派なだし巻きでありまして…
注文が入ってから焼き上げられたであろうだし巻きを綺麗に巻き簾で形を整えたビジュアルがおいしそうであります
中華餡がかけられることでの中華風なのでありましょうが、残念だったのはとっても塩っぱかったことでして…
暑い日が続いていますので、職人さんも疲れているのでしょうね


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お勧め商品であろうと思われる「エビチリカダイフ」
こちらも〝カダイフ〟のサクサク感が見て取れるビジュアルが素敵でありますし、海老も思いの外しっかりとしたサイズ感とクォリティに満足な一品でありました


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そして「辣子鶏」
ご存知の通り、四川を代表するお料理でありまして、鶏のから揚げが大量の唐辛子や花椒などと共に炒められているのですが、きっと中国から仕入れられた上質な唐辛子が使われているのでありましょう
辛味の奥にきっちりとした旨味が鶏肉と一体となることでのおいしさが楽しめますね


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ナスがおいしい季節だからと「麻婆茄子」
甘みを感じることができる豚肉のミンチがたっぷりと使われていますし、油通しされたナス艶など見た目にはおいしそうであったのですが、これまただし巻き玉子同様に塩っぱさがあったことが残念であります


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野菜もいただかなければと「八宝菜」をいただきますと、まずそのビジュアルに驚かされます
白菜をメインに海老や豚肉などの具材が炒められているのですが、なんとそれがスープに浸かって提供されたのでありまして…
イメージとは全く異なりますが、これはこれでおもしろいお料理だと思うのですが、やはり塩っぱさが気になりますね


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〆には「炒飯」
海老チャーハンや五目チャーハンなどとバリエーションを持つことなく、シンプルにこれ一品だけでありまして…
コース料理をメインに提供するお店なのか、アラカルトメニューはかなり少なめな品揃えではありますが、その分一品一品には力を入れているのでありましょう
パラパラとしたおいしさをいただくことができました



【個室割烹×中華 熊の中華】
岡山県岡山市北区平和町4-3 八千代ビル3F・4F
086-232-7719