工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

京都文化博物館「北斎展前期」は赤富士、波の「神奈川沖浪裏」の展示、

2012年02月25日 | Weblog
京都文化博物館で2月1日から3月25日まで、ハワイ・ホノルル美術館収蔵の

江戸時代の葛飾北斎の浮世絵の特別展「北斎展」が、開催されています。

ホノルル美術館は、約1万点の浮世絵コレクションを誇り、北斎の作品は500点を

超すということです。

今回の「北斎展」は、収蔵する170点を前期後期に分けて展示されます。

世界有数の北斎コレクションで知られる米国ハワイ・ホノルル美術館が 葛飾北斎

(1760~1849)の生誕250年を記念した全国4都市の巡回展とのことです。

赤富士として有名な「凱風(がいふう)快晴」や 豪快な波の「神奈川沖浪裏(なみう

ら)」など冨嶽三十六景のシリーズ46図のうち、44図を展示するほか、

「諸国名橋奇覧」(全11図)の嵐山・渡月橋など京都ゆかりの作品も並ぶという

ことで、スゴイ人気です。  11時過ぎに京都文化博物館行ったら、切符売り場

は20人以上の長蛇の列で、係の方が、「館内は混んでいます」と叫んでいました。

混む人達で、2m位しか絵に近寄れず、浮世絵は小さいので、おぼろげにしか見えない!

係の人に聞いたら、「前期の方が有名な浮世絵を展示しているし、前期の展示は、

26日 で終わり、28日からは後期の浮世絵に展示替えするので、今、これだけ混むの

でしょう」と、説明してくれました。

館内は、おまりにも暑く、気分も悪くなってきたので、有名で知られた浮世絵のみを

見て、館内を出ました。1階にロッカーがあり100円支払っても、開ける時には

戻ってくるので、上着はロッカーに預ければ良かった!と思う位にすごい暑さでした。

開館が6時まであるので、4時過ぎに行った方が空いているのではと、思います。

2月22日に、NHKの歴史ヒストリアで、葛飾北斎の人生を取り上げていました。

北斎は、浮世絵師になってからも、狩野派や琳派の日本画を学び、西洋画の手法も

取り入れ、後世に残る、冨嶽三十六景などの浮世絵による風景画を完成したのは、

70歳過ぎで、90歳で死去するまでに傑作を残したという、

偉大な浮世絵師とのことです。 明治時代になり、海外で浮世絵の素晴らしさが

認められ、多くの浮世絵が海外に流失したので、浮世絵展の所蔵する美術館は

海外の美術館が多いのが、残念だと思いました。


こ切符売り場は、長蛇の列   会場は見るのも困難なほどの混雑でした。


ポスター


前期で展示されている、赤富士


後期で展示される赤富士