「文春砲」「新潮砲」「産経砲」など、最近の日本のメディアもようやく「破壊力のある報道」をしていますよねえ。
勿論、追随の記事も相変わらず多いのが現状ですが、朝日や毎日などの亡国売国奴メディアよりは余程ましです。
亡国売国奴メディアと言えば、米国も同じ状況であり、先の大統領選挙ではFOXニュース以外のCNNを始めとする米国主要メディアは多額のCM資金を流すヒラリー・クリントン氏を「えげつなく支持」「世論調査の結果すら捏造して支持」してきましたが、ご存じの通り先月11月8日の投票の結果、トランプ氏が圧勝しました。
そのトランプ氏の成功について非常に注目され、考えさせられる記事を以下、ご紹介します。
12月8日10時09分にロイターがPeter Van Buren氏の記事「コラム:嘘か真か、トランプ流「ツイート砲」がメディアを圧倒」の題で次のように伝えました。
『[2日 ロイター] - ドナルド・トランプ次期米大統領はメディアに対抗する最終兵器を発見した。140字のツイートを活用し、「第4の権力」であるジャーナリズムを無視すればいいのだ。この強烈な政治的パワーによって、少なくとも、メディアの発行部数や視聴率はさらに減少し、無力な存在へと近づくだろう。
その直近の事例が、「自分が一般投票で敗北したのは広範囲の不正のせいだ」とするトランプ氏によるツイッター上のツイート(つぶやき)を報じたジャーナリストに対する攻撃だ。
CNNのジェフ・ゼレニー記者はトランプ氏を「態度の悪い勝者」と評し、次期大統領による不正選挙の主張を裏付ける「証拠は皆無」と報じた。トランプ氏は一連のツイートとリツイートでこれに反撃し、どちらも数日にわたりネットで反響を呼んだ。(ホワイトハウスや州当局者らは、広範囲で不正が行われたという主張が虚偽であることを証明したが、トランプ氏は自身の主張の証拠を提供していない)
ジャーナリストたちは、トランプ氏の愚かさを示す例として彼のツイートを嘲笑的に扱っている。またいつもの、めちゃくちゃなトランプ節だ、と。
だが、トランプ氏のポピュリストとしての魅力に選挙当日の夜まで気づいていなかったように、メディアは今、ソーシャルメディアを介して駆使する同氏の大衆的なパワーを見逃している。これは冗談ではない。すでに信頼性がお笑いぐさになっているジャーナリストは例外かもしれないが。
オバマ大統領は、オンラインでの資金集め、卓越したデータマイニング、24時間の切れ目ないニュース提供という点が評価されて、史上初の「インターネットから生まれた大統領」の称号を得た。しかし彼の取り組みの大半は実質的に、テクノロジーを使って、政治家がこれまで常にやってきたことをより迅速かつ巧妙にこなしただけである。
トランプ氏は、もっと大きな果実をネット上に見出した。
彼は実際のところ、ジャーナリストをそれほど必要としていない。トランプ氏にとってソーシャルメディアは、他の政治家たちがやっているような、単に政策表明を貼り付けておくための掲示板ではない。
ソーシャルメディアを使えば、トランプ氏は「すべて」を迂回して、直接1人1人の市民に語りかけることができる。そうなれば、いわゆるコンテンツ探しに忙しい従来のメディアは彼の発言を増幅せざるをえない。トランプ氏がツイッター上で独自スクープとしてニュースを発信する昨今、実はもはやニュースなどというものは存在しないのだ。こうしてメディアは守勢に立たされている。
放っておけば自滅すると考え、メディアがトランプ氏のツイートを無視すればどうなるか──。広告主にとって何よりも大事なオーディエンスは、独自にツイートを読みに行き、自ら発信することができる。
多くのジャーナリストが今回の選挙を正確に報じるという点で歴史的な失敗を犯し、メディアの信頼性がすでに疑問視されている現在、多くのオーディエンスが、何らかの形で情報源に直接当たることを好むとしても不思議はない。
いったいメディアは、彼らの殻の外側に対して、自分たちがどれほどの影響力を持っていると考えているのだろうか。なるほど、報道すべきものとして、まだ天気予報とスポーツは残ってはいるが。
記録に残る大統領は皆、その任期中に、何らかのレベルでメディアに対する軽蔑を表明している。だが、本当の意味でメディアを無視し、怒らせることのできた大統領は過去に存在しない。もちろん、メディアに影響を与えることはできる。大統領がある記者には美味しいネタをリークし、別の記者は無視することもあるだろう。だが結局のところ、メディアと大統領はそれぞれの仕事を遂行するためにお互いの存在を必要としていた。
かつて、次期大統領たる人物は、ニューヨーク・タイムズ紙のコラムニストを叱責する際には慎重にならざるを得なかった。さもなければ、社説で何を書かれるか分かったものではない。
だがトランプ氏は記者たちを軽蔑的に扱う。彼らに何か価値のあることができるとすれば、自分の発言をリツイートすることくらいだと思っているからである。CNNのゼレニー記者が何を考えているかなど、誰が気にするだろう。そもそも、ツイッターで何人が彼をフォローしているというのか。(ゼレニー記者のフォロワーは現在13万6000人、トランプ氏は1640万人)
(以下、次回)
』
ここで注目しなければならないのは、恐らく全世界のジャーナリスト、報道関係者などがトランプ氏の圧勝に衝撃を受けている本当の理由や社会現象を理解していない、という点です。
まるで、日本の民進党や韓国の朴槿恵大統領とそれを支える与党、米国の民主党が成果すら挙げられずに迷走している原因が当の本人達が分かっていないように。
Peter Van Buren氏の記事では、
「トランプ氏にとってソーシャルメディアは、他の政治家たちがやっているような、単に政策表明を貼り付けておくための掲示板ではない。
ソーシャルメディアを使えば、トランプ氏は「すべて」を迂回して、直接1人1人の市民に語りかけることができる。そうなれば、いわゆるコンテンツ探しに忙しい従来のメディアは彼の発言を増幅せざるをえない。トランプ氏がツイッター上で独自スクープとしてニュースを発信する昨今、実はもはやニュースなどというものは存在しないのだ。こうしてメディアは守勢に立たされている。」
と、トランプ氏が自らニュースをツイッター上で発表すれば、メディアはそれに追随するだけなので守勢に立たされている事を「厳しく」指摘しています。
今までの報道機関の仕事や役割が無くなりつつある、という事なのです!!
そうですよねえ。
朝日や毎日も建前上、株式会社の「報道機関」であって、「諜報機関」「宣伝機関」ではありませんからねえ。
政治の世界でも、行政の世界でも、インターネットTVや動画サイト、ツイッター等での情報発信は当たり前の今日、報道機関は次期米国大統領のトランプ氏が持つトランプ流のツイート砲の破壊力を侮るなかれ!!

トランプ氏の大統領当選感謝ツアーの日程宣伝告知
出典:トランプ氏のツイッター
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