このところ、日米両国のみならず、中国や台湾、韓国を交えた、有名芸能人の政治宣伝合戦が過熱しています。
これは国同士の政治や外交、安全保障に関わる、その国や国民への売り込みの「大きなツール」でもあります。
例えば先月、日本やアジアを震撼させたSMAPの解散騒動でも、その裏側には、中国への親善大使を務めたSMAP、韓国への日本のイメージキャラで売り込んだSMAPのメンバーの一人など、芸能記事の裏の裏に政治が絡んでいる面もあります。
2月7日19時20分にRecord Chinaが「話題の「愛国歌手」は台湾籍だった、地震に隠れてコッソリ帰国?「売国奴」の怒声も―台湾」の題で次のように伝えました。
『2016年2月7日、台湾出身の男性歌手ホアン・アン(黄安)が、予定より4日遅れて台湾に到着。中華民国のパスポートと大陸通行証を見せ、今も台湾籍であることを示した。中国時報が伝えた。
お騒がせタレントのホアン・アンは、長年にわたって北京に住み、近年はその「愛国活動」を活発化。数々のタレントに「台湾独立派」や「香港民主派」のレッテルを貼り、自身のSNS上でさらし、彼らの芸能活動を妨げる行為を繰り返してきた。最近では、韓流ユニットTWICEに所属する台湾人アイドルのツウィ(TzuYu/周子瑜)を攻撃し、日本でも話題になったばかりだ。
旧正月を過ごすため、もともと今月3日に台湾へ戻ると宣言していたホアン・アンだが、当日は結局姿を見せず。この台湾入りについては、そのお騒がせ行為に激怒する人たちが、空港での「出迎え」参加者を募り、6万人もの希望者を集めていた。
そのホアン・アンが7日の12時過ぎ、いきなり台湾へ到着した。空港は駆け付けたメディアで大騒ぎとなり、ホアン・アンに向けて「売国奴!」と叫ぶ乗客たちの姿も。ホアン・アンについてはこれまで、01年に中国籍を取得し、身も心も中国人になったとされてきた。しかし到着後、ホアン・アンはパスポートと大陸通行証を見せ、今も台湾籍であることを示している。
6日早朝、高雄市を震源とする規模の大きな地震が発生したばかり。ホアン・アンは6日に急きょ帰郷を決めたと報じられており、その行動について、「混乱を隠れ蓑にしたいからだ」「あまりに卑劣だ」と、台湾の人々の怒りをさらにあおることとなっている。』
一方、2月6日20時20分に同メディアが「「マドンナをボイコットせよ!」中国ネットユーザーが激怒、コンサートで台湾の旗を持って登場―英メディア」の題で次のように伝えました。
『2016年2月5日、米歌手マドンナが台北で開催したコンサートで、台湾の青天白日旗を持ってステージに登場したことが、中国のネットユーザーを怒らせている。英BBCサイトが伝えた。
米歌手マドンナは今月4日、「レベル・ハート・ツアー2016」の台湾公演を台北アリーナで開催。アンコール時に台湾の青天白日旗を持って登場したマドンナの姿を、台湾メディアがこぞって報道。一部のメディアでは、「マドンナは台湾を熱愛しており、その行動で台湾支持を示した」と熱っぽく伝えている。
しかしこの報道が、中国のネットユーザーを激怒させることに。台湾を中国の一部とするネットユーザーたちが怒りをマドンナへ向け、ボイコットを叫んでいる。また、マドンナの公式サイトのツアーを紹介するページで、台湾公演の紹介に青天白日旗をあしらっているのも、中国のネットユーザーにとっては不満の種となっている。
4日のコンサートでは、開演前にDJが「アイ・ラブ・チャイナ!」と叫んだことで、台湾の観客たちをいら立たせた。このDJは閉演後にフェイスブック上で、「ミスを犯してみんなを侮辱してしまった。許してほしい」とすぐさま謝罪し、台湾のマドンナファンを喜ばせている。』
最後に、日本の歌手で台湾などでも人気が高い酒井法子さんの記事です。
2月5日12時10分に同メディアが「酒井法子、息子の芸能界入り「応援する」=13年ぶりの台湾でコメント―台湾」の題で次のように伝えました。
『2016年2月4日、このほど台湾を訪問した歌手で女優の酒井法子が、現地メディアのインタビューで「息子が芸能界に入るなら応援する」と語った。新浪が伝えた。
酒井法子は先月末、13年ぶりに台湾を訪問。自身のミニアルバムをPRし、音楽イベント「IDOLidge Carnival in TAIPEI」にゲスト出演した。同時にサイン会も開催したが、20年来のファンが会場に詰めかけるなど大盛況となった。
滞在中に現地メディアのインタビューに答え、16歳になる一人息子の将来も語っている。「宝物」だという息子が、もしも芸能界入りを希望すれば「応援したい」とコメント。ただし、自分の手でマネジメントをする気はなく、「子供には自分がやりたいことをやってほしい。応援はするけれど、後のことは自分の努力しだいだと思う」と語っている。
09年に薬物騒動を起こし、大きな挫折も味わってきた酒井法子。インタビューでは、「倒れたら立ち上がらなくては」と力強く語っている。』
この3つの記事からも分かりますが、「芸能外交」「タレント外交」という手段を使った公式な外交とは別の意味で、東アジアで激烈な外交と宣伝の戦いが行われています。
先日、台湾の総統選挙で民進党の蔡英文(ツァイ・インウェン)氏が次期総統に当選した背景には、韓国の韓流ユニットTWICEに所属する台湾人アイドルのツウィ(TzuYu/周子瑜)を攻撃して謝罪させたことが、当選と国際世論の同情を受ける「宣伝効果」があったと言われています。
東アジアでも有名芸能人の政治宣伝合戦が過熱してきました。
台湾との友好関係を発展させるためにも、中国などの民衆を日本の見方につけるためにも、SMAPや酒井法子さんやマドンナさんを応援しましょう!!
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韓国がついに米国と高高度防衛ミサイル配備に向けた協議開始 その背景と影響は??
2月7日午前9時31分頃に北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射した際には、ほとんど旧式化した、と言って良い探知レーダーでミサイルを追跡するしかなかった韓国。
朴槿恵大統領も、ついに決断したのか、韓国がついに米国と高高度防衛ミサイル配備に向けた協議開始を発表しました。
その背景と影響は??
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例えば先月、日本やアジアを震撼させたSMAPの解散騒動でも、その裏側には、中国への親善大使を務めたSMAP、韓国への日本のイメージキャラで売り込んだSMAPのメンバーの一人など、芸能記事の裏の裏に政治が絡んでいる面もあります。
2月7日19時20分にRecord Chinaが「話題の「愛国歌手」は台湾籍だった、地震に隠れてコッソリ帰国?「売国奴」の怒声も―台湾」の題で次のように伝えました。
『2016年2月7日、台湾出身の男性歌手ホアン・アン(黄安)が、予定より4日遅れて台湾に到着。中華民国のパスポートと大陸通行証を見せ、今も台湾籍であることを示した。中国時報が伝えた。
お騒がせタレントのホアン・アンは、長年にわたって北京に住み、近年はその「愛国活動」を活発化。数々のタレントに「台湾独立派」や「香港民主派」のレッテルを貼り、自身のSNS上でさらし、彼らの芸能活動を妨げる行為を繰り返してきた。最近では、韓流ユニットTWICEに所属する台湾人アイドルのツウィ(TzuYu/周子瑜)を攻撃し、日本でも話題になったばかりだ。
旧正月を過ごすため、もともと今月3日に台湾へ戻ると宣言していたホアン・アンだが、当日は結局姿を見せず。この台湾入りについては、そのお騒がせ行為に激怒する人たちが、空港での「出迎え」参加者を募り、6万人もの希望者を集めていた。
そのホアン・アンが7日の12時過ぎ、いきなり台湾へ到着した。空港は駆け付けたメディアで大騒ぎとなり、ホアン・アンに向けて「売国奴!」と叫ぶ乗客たちの姿も。ホアン・アンについてはこれまで、01年に中国籍を取得し、身も心も中国人になったとされてきた。しかし到着後、ホアン・アンはパスポートと大陸通行証を見せ、今も台湾籍であることを示している。
6日早朝、高雄市を震源とする規模の大きな地震が発生したばかり。ホアン・アンは6日に急きょ帰郷を決めたと報じられており、その行動について、「混乱を隠れ蓑にしたいからだ」「あまりに卑劣だ」と、台湾の人々の怒りをさらにあおることとなっている。』
一方、2月6日20時20分に同メディアが「「マドンナをボイコットせよ!」中国ネットユーザーが激怒、コンサートで台湾の旗を持って登場―英メディア」の題で次のように伝えました。
『2016年2月5日、米歌手マドンナが台北で開催したコンサートで、台湾の青天白日旗を持ってステージに登場したことが、中国のネットユーザーを怒らせている。英BBCサイトが伝えた。
米歌手マドンナは今月4日、「レベル・ハート・ツアー2016」の台湾公演を台北アリーナで開催。アンコール時に台湾の青天白日旗を持って登場したマドンナの姿を、台湾メディアがこぞって報道。一部のメディアでは、「マドンナは台湾を熱愛しており、その行動で台湾支持を示した」と熱っぽく伝えている。
しかしこの報道が、中国のネットユーザーを激怒させることに。台湾を中国の一部とするネットユーザーたちが怒りをマドンナへ向け、ボイコットを叫んでいる。また、マドンナの公式サイトのツアーを紹介するページで、台湾公演の紹介に青天白日旗をあしらっているのも、中国のネットユーザーにとっては不満の種となっている。
4日のコンサートでは、開演前にDJが「アイ・ラブ・チャイナ!」と叫んだことで、台湾の観客たちをいら立たせた。このDJは閉演後にフェイスブック上で、「ミスを犯してみんなを侮辱してしまった。許してほしい」とすぐさま謝罪し、台湾のマドンナファンを喜ばせている。』
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『2016年2月4日、このほど台湾を訪問した歌手で女優の酒井法子が、現地メディアのインタビューで「息子が芸能界に入るなら応援する」と語った。新浪が伝えた。
酒井法子は先月末、13年ぶりに台湾を訪問。自身のミニアルバムをPRし、音楽イベント「IDOLidge Carnival in TAIPEI」にゲスト出演した。同時にサイン会も開催したが、20年来のファンが会場に詰めかけるなど大盛況となった。
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この3つの記事からも分かりますが、「芸能外交」「タレント外交」という手段を使った公式な外交とは別の意味で、東アジアで激烈な外交と宣伝の戦いが行われています。
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