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あなたも衝撃、墜落した陸自ヘリに第8師団長も搭乗

2023-04-08 00:00:00 | 防衛
貴方も貴女も同じお気持ちでしょう。

事故というものは、その多くが悲惨なものである事を。

特に航空機事故は、船舶事故や鉄道事故と並んで悲惨な事故です。


4月6日に宮古島沖で発生した陸自ヘリの墜落事故は、その大きな衝撃を報じられています。

同日21時08分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「陸自ヘリ不明「航空事故」 師団長ら10人搭乗、偵察訓練中 宮古島周辺」の題で次のように伝えました。

『6日午後3時56分ごろ、沖縄県・宮古島の北北西の洋上で、飛行中の陸上自衛隊のUH60JA多用途ヘリコプターが航空レーダーから消失した。陸自は事故と判断し、事故調査委員会を設置した。ヘリは地形偵察の訓練中で、坂本雄一第8師団長(55)ら隊員10人が搭乗していた。民間人への影響は確認されていない。自衛隊と海上保安庁が周辺海域を捜索している。

陸自トップの森下泰臣(やすのり)陸上幕僚長は6日夜、防衛省で記者会見し、航空事故と判断したと説明。航空機の部品のようなものが周辺で確認されたことなどを明らかにした。

陸自によると、ヘリは高遊原(たかゆうばる)分屯地(熊本県益城町)の第8師団第8飛行隊所属。坂本師団長ら6人と操縦士2人、整備員2人が搭乗していた。6日午後3時46分に宮古島分屯基地を離陸し、午後5時5分に戻る計画だった。ヘリの乗員は島の海岸地形に対する偵察任務訓練を行っていたという。

一方、海上保安庁第11管区海上保安本部に入った連絡によると、沖縄県の宮古島北西沖で6日午後6時50分ごろ、海保の巡視船が「陸上自衛隊」などと書かれた救命用ボート1隻を発見した。現場周辺で行方不明となった陸自ヘリコプターのものとみられるが、折り畳まれた状態だった。海保関係者によると、周辺海域ではこのほか油や浮遊物も見つかっており、巡視船4隻が捜索を続けている。

国内で起きた自衛隊機の人身事故は、昨年1月に航空自衛隊のF15戦闘機1機が小松基地(石川)を離陸直後に墜落し、乗員2人が死亡。平成30年2月には佐賀県神埼市で陸自のAH64D戦闘ヘリが住宅に墜落し、乗員2人が死亡、住宅にいた女児がけがをした。陸自によると、これまでの陸自の事故で最も死者数が多かったのは昭和43年2月に松山駐屯地(松山市)付近で起きたUH1Bの墜落事故で、8人が死亡した。


UH60JAは隊員や物資の輸送のほか、離島部の急患輸送や被災地の救助活動などにも用いられる。定員は操縦者を含め14人。昨年3月末時点で、陸自は40機を保有している。



岸田文雄首相は6日夜、陸自ヘリのレーダー消失に関し、「人命救助最優先で取り組む」と述べた。官邸で記者団の取材に応じた。』

状況から海上に墜落した事は確実視されるかと存じます。
関係機関には一刻も早い人命救助を最優先にお願い致します。


一方、同日21時45分に同メディアが「搭乗の坂本第8師団長、政策立案の中枢ポスト歴任 3月に就任」の題にて次のように解説しています。

『沖縄県宮古島付近で行方不明となった陸上自衛隊のUH60JAヘリコプターに搭乗していた第8師団の坂本雄一師団長(55)は、防衛省統合幕僚監部や陸上自衛隊で、防衛政策の立案に携わる中枢を担うポストを歴任してきた。

坂本師団長の自衛官としての階級は、最も高い陸将。第8師団は熊本県内に拠点を置き、九州の防衛や警備を担当する部隊で、今年3月に師団トップに就任したばかりだった。

防衛省によると、坂本師団長は北海道出身。平成3年に防衛大学校を卒業し、陸上自衛隊に入った。その後、統合幕僚監部の防衛班長や陸上自衛隊の部隊運用を束ねる陸上総隊の運用部長を務めた。報道機関の対応に当たる陸上幕僚監部の広報室長の経験もある。』


御家族や関係者、関係機関の方々は、筆者のような外部の者以上に、さぞご心配でしょう。
そのご心情、察するに余り有ります。

一刻も早い続報や確定情報が求められるところです。


あなたも衝撃、墜落した陸自ヘリに第8師団長も搭乗



追伸:

4月7日20時26分に同メディアが「陸自ヘリ、突如異変か 脱出時救難信号なく」の題で次のように指摘しました。

『陸上自衛隊の多用途ヘリコプター「UH60JA」が離陸から約10分後、沖縄県の宮古島付近で消息を絶った事故から一夜明けた7日、事故当時の状況が徐々に明らかになってきた。ヘリは通常、エンジンが止まっても惰性で回る主回転翼の力だけで徐々に降下する「オートローテーション」という操作をすれば、安全に着水できるという。だが今回は、機体に重大なトラブルが発生し、パイロットが救難信号を発する余裕もなく事故に至った可能性が高いとみられている。ほぼ予定通りのルートを飛行していたヘリに何が起きたのか。

「パイロットは『オートローテーション』に対応するいとまもなく海面に激突したのではないか」。元陸自航空学校宇都宮校長の佐藤吉信氏はこう指摘する。隊員の脱出時に発信する救難信号も確認されていないためだ。

ヘリの墜落原因の一つに、視界が悪い状況でパイロットが上下の平衡感覚を失う「空間識失調」(バーティゴ)がある。群馬県中之条町で平成30年8月、県の防災ヘリが墜落し乗員9人が死亡した事故の原因とされ、昨年1月に小松基地(石川県小松市)から離陸したF15戦闘機が直後に墜落した事故などでも、防衛省が推定原因として空間識失調を挙げた。

しかし、今回の事故当時の天候は晴れ。約7メートルの南の風が吹いていたが、視界は10キロ以上と良好だった。このため、佐藤氏は「パイロットが空間識失調に陥った可能性は低い」。元日本航空機長で航空評論家の小林宏之氏も「空間識失調は考えにくい」と話す。

ヘリは6日午後3時46分、宮古島の航空自衛隊宮古島分屯基地を離陸。同56分にレーダーから機影が消えた。この約2分前に下地島の下地島空港の管制と交信していた。



陸自によると、ヘリには第8師団長の坂本雄一陸将(55)が搭乗。周辺の地形を視察するため飛行していた。師団長が搭乗する場合は、特に熟練のパイロットが選抜されるといい、元陸将で帝京大名誉教授の志方俊之氏は「パイロットの操縦ミスも考えにくい。整備不良などで機体に何らかの不具合があったのではないか」との見方を示す。

ヘリは3月下旬以降に「特別点検」や安全性を確認する飛行をした結果、機体に問題ないと判断されていた。小林氏は「異変が起きたらすぐ異常を知らせるはず。事故直前に突発の機体トラブルが発生した可能性が高い」との見解だ。

「UH60JA」は米シコルスキー・エアクラフト社が開発した「UH60ブラックホーク」をベースに日本が独自改良した双発エンジンの多用途ヘリで、陸自は40機保有。「安定した機材で使い慣れている」(志方氏)といい、離島部の急患輸送や被災地の救助活動などにも用いられている。

もしエンジンに何らかのトラブルが発生しても、双発エンジンの「UH60JA」であれば、もう片方のエンジンでしばらく飛行でき、救難信号を発したり、無線で異常事態を知らせたりすることが可能だったとみられる。佐藤氏は「予断はできないが、直前に機体の不具合などの突発的な事態が起きた可能性もあるのではないか」とみる。


仮に主回転翼など飛行する上で重要な部品に深刻な事態が生じた場合、パイロットが対応することは難しい。30年2月に佐賀県神埼市で陸自の戦闘ヘリ「AH64D」が住宅に墜落し乗員2人が死亡、住宅にいた女児がけがをした事故では、防衛省が腐食防止剤が劣化して部品同士が固着し、主回転翼を固定する金属製ボルトに摩擦が生じて破断したとの見方を示した。


事故原因の究明はこれからだが、専門家はいずれも、離陸直後の短時間で急なトラブルに見舞われたとの見方で一致している。(大竹直樹、吉沢智美)』





ヘリ墜落で遭難したとみられる第8師団の坂本雄一師団長
出典:第8師団HP


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