小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

二月二十日、二十一日

2016-04-19 | 嘉永四年 辛亥日記

二月二十日  
くもる。
今日もご機嫌伺いなれど出かけず。
4時前から有本兵庫方の詩の会へ行く。
深夜になって野呂と一緒に帰った。
岩一郎は千太郎の会があって行った。
真善を送り出しているときに帰宅。
傘と下駄を借りてくる。



二月二十一日  
雨。
同五へ酒を取りにやる。
夕方、山中の妻が吉田善之助に鹿肉を持たせてきた。
4時頃に正住寺が先日の礼にくる。
上がるように言ったけれど水野処へ逮夜参りなのでと直ぐに帰った。
おぼろ饅頭を少しと右蕎麦を持ってきたので皆で食べた。
中谷源右衛門から知らせ手紙がくる。召状なり。

★逮夜参り
逮夜とは命日の前日の意味。また、月命日や年忌やの前日も含まれているようです。
正住寺さんはお寺さんなので読経に行かれるということかと思います。




コメント
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