オリエンタル急行、世界遺産カッパドキアに憧れて、トルコ旅行を
選んだ。しかしそれ以上に得るものが多かった。日本人はトルコを知
らない、トルコ人は日本人を知っている。和歌山沖でトルコ船が沈ん
だ時、助けたからだ。それを子供に言い伝え続けているそして信じて
いる。適度なオオラカサと食料自給率100%のトルコ、石油もでる
が100年間協定で禁止されていた。後2,3年で自国の石油を発掘
できるのだ。今は高いお金をだして石油を購入している。石油も自給
自足できるのだ。何もあくせくしなくていいのだ。街には今でも浮浪
者らしい人は見かけない、ましてや田舎の方では、昼間から男達が喫
茶店でおしゃべりに忙しい。
ほとんどの人たちが高い給料をもらうより、安い給料でも仲良く、少し
でも沢山の人と働くのを望む国民性だ。先進国、新興国を超えた考え方
がそこにはあった。バスガイド海ちゃんの考え方だけでなく、本当に
そのような心の豊かさがあるように思う。オスマントルコ時代からの
戦いの歴史、ロシア、イランなどと、アジアとヨーロッパと交差する国
は一味も二味も違う道を歩んでいくように見える。そして当分トルコは
ユーロ圏にならないと思う。今のギリシャを見ているからだ。写真上は
映画「オリエンタル急行殺人事件」犯人は驚く泣かれ、全員が犯人。
写真下は、腹痛前のグランド・バザールでヨーロッパサイド旧市街。