最近本を読まなくなった。目が疲れ、長いこと読む根気がなくなった。
手っ取り早く映画をみることで満足している。字が読めない、想像力も
落ちたのかもしれない。しかし何もしないより何か感じたい。目、耳、鼻
を総動員して、少しでも社会に触れたい、体を動かしたい、行きか帰りか
に昼食を味わう。累計200万部。東野圭吾文学の最高峰、ついに映画化!
<生きる>とは何か、<愛する>とは何か、
二人が犯したのは<罪>なのか?
ラスト30分に突きつけられる雪穂と亮司の壮絶なる19年ーー
慟哭のエンディングに流れる涙が、その答えを知っている。
愚直に、そして着実に真相に迫る刑事役船越英一郎の演技が光る。