タワゴト日記

 未来は無限にあると思っていたが、有限を
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命をかけて守るもの

2011年08月19日 | Weblog


 格好いい男がまた一人逝った。大鹿村騒動記の一場面である(写真上)

長野県下伊那郡大鹿村に三百年以上伝わり、俳優原田芳雄さんの遺作映画

「大鹿村騒動記」の題材となった「大鹿歌舞伎」の秋の定期公演が10月

16日、30日に行われる。追悼の舞が追加される。

以下映画の流れ・・・

四方山に囲まれたこの村にシカ料理店の主人、風祭善は長年村歌舞伎の主役

を張ってきた。しかし私生活では女房に逃げられ、一人暮らしをしている。

公演を5日後に控えたある日、駆け落ちした妻、貴子と幼馴染の治が、

ひょっこり村に帰って来た。貴子は認知症を患っているらしく、善の顔を

忘れてしまっていた・・・・・。

今は亡き原田芳雄(風祭善)、車椅子に乗っての舞台挨拶?の姿を微塵も

感じさせない見事な演技、映画ラストに流れるこの人も惜しまれて逝った

忌野清志郎の歌(風に吹かれて?)に、誰も立ち去る人がいなかった。