賑やかな道路を一本入るとその寺はあった。
こじんまりしたお寺、椿の花がもう盛りは過ぎたのだろうか?
あんこ椿は恋の花、伊豆大島の旅行を思い出す。
時代に取り残されそうなこのお寺、めぐろのさんまならぬめじろと椿が
よく似合いそうな優しさを醸し出している。
訪問させてもらった老人二人、遠慮なく上がらせてもらう。
今年、最初のお寺様の御本尊様に向かい、手を合わせる。
智恩院由来、西山の館長さん寄贈「爽且只」と書いてある額縁。
穏やかなオーラを放つ「額」に目が釘付けとなり、長居することとなった。
寒く狭い本堂に暖房器具が用意され、抹茶を楽しんだ。
すぐ、身も心も暖かくなり、また元気が湧いてくるを感じた。