圧倒的に女性の観客が多かった。これからの女性の生き方を示唆して
いる映画ともいわれている。子ども時代は孤児院生活、得意な針仕事から
世界のトップデザイン・クリエイター「ココ・シャネル」の社長になる。
「悲しみよこんにちは」のサガンといい、女性で仕事と恋愛と区別して
生きる、両立して生きる難しさ、女性の勝ち組、負け組み、本当の幸せ
とは?なんて論ずる資格さえない一人っ子わがまま育ちの男なのだが、
男でも、女でも生きる幸せの追求は自分の才能を仕事などで生かすこと。
そして、できれば分かり合える伴侶が最後までいてくれることだろう。
とおぼろげに思っている。しかし、大都会でひとり暮らす娘をいつも思う。
若いうちに結婚し怖いもの知らずで生きた我々世代の結婚生活。そんな
生活が現代に通用するはづのないことが、つい最近わかってきた気がする。
感心したことば(精神科医)香山リカ「しがみつかない生き方」より
1、恋愛にすべてを捧げない
2、自慢・自己PRをしない
3、すぐに白黒つけない
今日は、台風の接近予報、しかし現実は地震で起される。我が家では
その前真夜中の二時に、シロちゃんのどたばたで一度起されていた。
昨夜の予報で、戸締りをしっかりしてねた。それにしては風もない雨も
降っていないようだ。雨脚が聞こえる時はねこたちも観念するのか?
我慢するのが常である。今回は違っていたので、はっきりしない頭で
玄関を開けてやる。待ってましたとばかりに真夜中の庭に出て行った。
地震が来る前までには、帰ってきた彼らは、がたがた揺れれる数秒前に
二階に駆け上がっていった。そしてテレビでは一日中、雨の被害、台風
の被害、地震の被害を伝えた。昼間空は抜けるような青さそして、最高
気温は37度を越えた東海地方。僕は涼しい映画館の中で「HACHI」
をみてすじはわかっているのに、我が家のねことだぶって泣いていた。
生き物の切なさ?帰ってくることを信じてただ待つこと。また泣けてきた。
夜は一転、風も涼しく秋みたい。虫の声かと思ったら蝉の声だったが。